礼賛?賛美?あるいは絶望?
まだ貞操逆転してません。
許容できない方はブラウザバック推奨です
いつもより文章が長いです。宜しくお願いいたします。
小父さんと軽い会話をしているとレナが戻ってくる
だいぶ・・いや、見違えるほど着飾っている
小父さんもチョット驚いた様子でレナを見ている
「えへへ、待った」って言って目の前で一回転して俺の顔を見る
そ、そうだな。感想を述べないとな・・小父さんも俺を見てるし失敗は許されない
うーん、何時もの可愛さより女性を前面に出したような洗練さを感じる
失敗は、ってか自分の感想を素直に言えば失敗はなさそうだ。だって誉め言葉しか浮かばないし
俺が誉め言葉を掛けるとレナは目を丸くして小父さんを見る
小父さんはレナと目を合わせてから不機嫌気味に今日中に帰って来るようにって言ってくる
あー子供は何時までたっても子供って感じか。俺もレナも二十歳を過ぎてるんだけどな
出来るだけ早く帰りますと小父さんに挨拶してレナに出発を告げる
「うん!楽しみ」って腕を組んでくる。おい!俺の背中に視線の矢が・・なんだ、小父さんかな?
で、駅までの道すがらレナが小学校の頃の思い出を話し始める
レナの話に相槌を打ちつつ懐かしく思い出す
あの頃のことは小学校を卒業してから思い出そうとは思わなかった、むしろ封印してたしな
時折レナが笑顔を向けてくる。俺も笑いながらレナを見る。思い出話も良いもんだな
ふと周囲から視線を感じる。あれ?小父さん付いて来てるの?お父さんは心配性ですか?
視線を周囲に向けると主婦と思しき一団が俺たちを見ていた
うーん?なんだろう?
そういえば駅でも見られていたような・・
多分レナのリアクションや愛想の振り撒き方から営業だと思われてるんだろうな
さしずめ、同伴出勤する水商売の清楚系美女と勘違いモブ男の構図だ
早い時間から不謹慎ってやつだ
まあ、お巡りさん!この人です!よりましだけどなw
レナを立ち止まって改めて見る。確かに今日のレナは何時もと違うオーラがある
「ちょっと、見とれてるの」って返してくる可愛い要素も残ってるのも高得点だな
ふぅ・・客観的に見れば俺とは釣り合わない・・
でもな。主婦ども、有閑マダムども、よく聞け、レナは男だ。男なんだよ~(涙)
マダムが持たないものをレナが。レナの持っている物を主婦が持っていないだけ
世の中良くできてるよ。神は二物を与えないって良くできたシステムだよな、まじで
駅が見えてきたのでレナに食べたいものを聞いてみた。え、雰囲気ぶち壊しだって?
いや、男同士の旧友を温め合う会食だからな。問題ない
色々と選べるファミレスが良いとの事で近くの店に入店する。なんか気を使われたかな?
で、ここでもだ。入店する俺たちに視線が集まった気がする。自意識過剰かな?
店内には空席も目立つが客は女性だけのようで店員がすぐに来て席へと案内される
やっぱ見られてる・・
まあ、着飾ったレナをファミレスに連れてくる甲斐性無しと思われてるのかな?
なんか・・まあ、いいや。ハーレム要因になりえない有象無象は気にしない、うん、気にしない
席についてメニューを広げるとマジックで書かれたX印が目立つ
食材の確保か流通の問題か、食品業界だと工場でも更衣室があるのは当たり前だしな
俺たちは数少ない注文できる商品からお互いに好きなものを選び店員に頼む
って呼び出した店員が俺たちをガン見してる・・またかよ・・いや、違う、まあ、気持ちは分かる
俺とレナは横に並んで座ってるからな。いつも通り腕も組んでいるし
普通2人客なら対面に座るよな、店員呼ぶまで普段通りで気にしてなかったよ。アハハ
店員が去るとレナが嬉しそうに「渉がパパの前で言ってくれた言葉、嬉しかった」
と伝えてくる
ああ、驚いていたけど喜んでもらえてよかったよ、何ていったかと言うと
女装は男にしかできない最も男らしい行為だよ。ビシッ!
などと言ったわけではない。当然だよ。今の雰囲気なら言えるけど、あの時は思いつかなかった
では、と思い俺はレナに尋ねる
「レナ、もう一度言ってもいいかな?」え!?って顔をした後に笑顔でお願いって言ってきた
何が嬉しいのか分からないけど喜んでもらえるなら何度でもいうぞ!レナの笑顔は大事だ
「レナ、毎日夕食を一緒に食おうな」
再度え!?って顔をして全然言葉が足りてない、抜け落ちてる部分があるって指摘してくる
自分が言い出したとはいえ、改めて褒めるのは恥ずかしいから問題の無い部分だけでいいだろ?
「もう、でも約束だよ」って可愛らしくいってくる。清楚な見た目でカワイイは反則だろ
まあ、俺としては毎日朝昼一緒に食ってるんだし、そこに夕食をプラスって感じだからな
お互いに独身の間だけになるけど、その間は一緒に食べたいな。親父も異論は無いだろうし
そして緑子の話をレナが持ち出してくる。な、なんか、避けたい話題なんだけど・・
うーん、終わった話を持ち出されてもな・・浮気した男って、浮気してないけど、こんな気持ちかな
レナの緑子の気持ちを考察する話を聞きながら、女心をよく理解してるんだなー
って他人事のように聞いていた。その後に民間団体の代表についての話題となる
あー元老院議長の娘って話だったな・・うーん、娘か・・娘って
まさか娘は40歳以上ってことないよな?美熟女すぎて議長の年齢が読めなかったから心配だな
前にも考えたけど王族なら官職は与えられるものだから若い可能性はあるけど
元老院議員とかの生え抜きの政治家だと普通は年寄りだよな
ましてや議長、女神さまは執政官だし・・これ、知りたい。年齢を聞いてみたい
っと妄想タイムではなかったわ。レナの話を聞かないと
代表にはホームスティで俺の家の母の部屋かレナの家のお兄さんの部屋を使おうと話している
まあ、レナが何を言おうとの方針は決まってるんだけどね
「なあ、レナ」俺は今後の方針をレナに話すとレナはホットした表情で了解してくれる
なんだ?まあ緑子の話もあるし団体代表が俺に惚れるのを警戒してたとかか?
はぁ。レナの心に住む俺は、レナの目の前にいる俺とは違う人物だと思うんだけどな
でも、レナの思う俺になってみたい気もするな。そうすれば女性にモテるんだろうしな(確信)
その後はレナの家庭の話となる
小父さんが過保護だという話やカラオケボックス通いが治らない小母さんの話など
だいぶ話し込んでいたようで店員からラストオーダーですと言われて時計を見る
けっこうな時間を過ごしていたな
ってかファミレスでラストオーダー?初めて言われたわ
社会や経済の問題もあるんだろうけど、まあ楽しい時間は永遠ではないってことだな
お読みいただきありがとうございました。




