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033⚫️他人の空似
馬を駆り、城外へと出る。
これは’もう一人の予’も視察と称して行っていたことだ。
不自然な振る舞いではない。王都を見渡す。
意のままに動ける。
ふん、当然のことだ。これまでの幽閉同然の状態こそが不当だったのだ。
ん?
奇妙な一団だな。
そうか、王国の発展に寄与しているという物好きな連中か。
先頭を歩く、あの老人がリーダーだろう。
・・・見たことがある顔だ。バルハインに、似ている?
予を裏切った、あの不届き者。
だが、年齢が違いすぎる。
あやつが、これほど枯れた老人であるはずがない。
ふん。他人の空似か。
既に、どこかで野垂れ死んでいるだろう。
ふっ。予はこうして生きている。
慌てず、焦らず・・・我が時を噛み締め、最善の策を練るとしよう。




