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014⚫️カワイイくるま & 015⚫️カワイイくるまの性能は?

014⚫️カワイイくるま


「毎日、ごめんなさい。」

「なんてことないですよ。今日はどうでしたか?」

「うん・・・ふふ。友だちがね、ジンさんがカッコいい、って。」

「ほお。それは光栄ですねえ。」


ミサヨは二人乗りの小さな車の助手席に体を滑り込ませた。

ジンが優しくドアを閉め、運転席に戻る。

コンパクトでまるい車。

そのカワイイ車の後を追う者たちがいる。



015⚫️カワイイくるまの性能は?


くそっ!尾行に気づかれたか?

うっ、ちょこまかと小回りの効くヤツだな。

路地に入り込みやがった。

速いな、ちくしょうめ。

見失うなよ!

おっ、通りに出たぞ。

結構、離されてる!

行け!踏め!


おっ、高速に入るのか?

あんなちっこい車、簡単に追いつく。

ふん、この車はそんじょそこらのとは違うぜ。

排気量だってこっちの方が大きいからな。

タイヤを撃ち抜いてやる!

おい、もっとスピードだせ!

えっ、これ以上無理だと?

あっ、結構速度、出てんだな。

運転、気をつけろ!

なんで追いつけないんだ?

うわっ、横風か!

こら、ふらつくんじゃない!

むこうの方が安定してるじゃないか?!

ぐへっ!こら、こら、こ・・・っ・・・


横転した車から、這い出す男たちを残して

ジンとミサヨは悠々と遠回りで帰路についた。


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