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クリム視点 本を届ける

ある時から私がお仕えする主であるレオ様は変貌を遂げていた。いつからかも、明確にわかる。それは、レオ様が階段から転落されて目覚めた後からだった。

時折話す話し方は、女性口調。たまに聞きなれない単語が飛び出す。

もはや、隠そうともしない。

レオ様と今まで関わってきたのが、私だけのせいなのか、ほとんどの人は変わったことに気付いていない。

何というか、魂が変わったような感じだ。


しかし、私からレオ様にそれを追求する事はしない。レオ様が無事で居てくれさえすればいい。それと、レオ様から話されるとき以外は、絶対に無い。


変貌を遂げたお坊ちゃまが、女性ものの服を着たいと、おっしゃった時は流石に驚きましたが、可愛かったので良しとしました。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


今日は、クリムはお坊ちゃまに頼まれて、市政の本屋に来ていた。業務内容は、お坊ちゃまが書いた本を本屋に置いてもらう事だ。手紙も預かったので、渡す予定だ。


カランコロン

「失礼します。あのご主人は居ませんか?」


「ごほっ。ご主人じゃなくて悪かったね。」


カウンターの後ろから扉を開いて、お婆さんが出てきた。年齢なりに皺も積み重なっていた。


「あの、私クリムと申します。私の主であるカノン様よりコチラを預かっております。」


まずは、手紙を渡す。やや乱暴に手紙を開けると、速読レベルでサッと流し読みした。


「分かったわい。どこでも好きなとこに、その本達を置いていくといいさ。今は、誰も買いに来ないし、ソレが売れるかは知らんが勝手にし。」


クリムは、本屋の主の婆やから許可を貰ったので、入口から見える所に預かった本を綺麗に並べていく。

自分の任務は完了し、満足そうにクリムは王宮に戻っていった。


ちょっと、忙しかったので、ミス多いかもしれないです...

これからも、宜しくお願い致します。

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