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魔女って本当に強いんですか?  作者: SAKI
第一章 魔法が下手な俺と、世界最強の騎士
14/21

ティナの異能、俺の性別

「ふぁ~~~あ。」


 翌日。今日が帰る日だ。


「じゃ朝食行くか・・・」


 外へ出ると、ホテルとかにあるランプ乗っけるやつの上に、手紙が置いてあった。


「ん・・・郵便受けくらい付けとけよ・・・」


 確か・・・昨日ティナが俺と戦うことにした理由を書くとか言ってたな・・・。直接言えばいいのに。あ、そっか。ツンデレだったっけ・・・。


「どうかしましたか?」


「あっごめん。行こうか。」


 ベルが部屋から出てきた。俺は手紙をあわててポッケにつっこんだ。もちろんぐちゃぐちゃにならない程度にね?

 にしてもメイドより早起きする必要あるのか・・・?


 その後はとくになにもなく過ぎて行った。たぶん。あ、でもティナに会わなかったな。ほかのメンバーはいたのに。




「ありがとうございました。」


「おう。」


 場面変わって門前。これからレクナス領に帰るところ。帰るメンバーは、俺、ベル、運転手。あとティナがこっち側にいるが・・・?


「で、ティナさんもどこかに行くんですかね?」


「あっそれは・・・まぁ・・・。途中くらいまで一緒させてもらう・・・。」


 あ、付いてくるんですかそうですか。意味はいいとして。


「じゃあ帰りましょうか。サティア様。」


「そうだな。」


「準備はできております。」


「・・・」


 いやなんか喋れよ。現状運転手に出番負けてるぞ。




 またまた舞台は変わり、ここは車内・・・かな?車ではないからな。とにかく、今はベルが眠り始めたので、手紙を読もうとしたところ。


「んー、なになに・・・。」


 まさしく音読を始めようとした瞬間。


「それを私の前で読むなーーー!!!」


「うるせーよお前!ベルが起きるだろ。」


 するとティナは手を出してベルの周りを一周させた。


「これでいいだろ!」


「おいベルになにした!」


「防音呪文をかけたんだよ!」


「お前騎士じゃねぇのかよ!」


「このくらいの魔法、私レベルになれば余裕よ!」


「あ、はい。ありがとうございました。」


 俺は手紙に視線を戻す。


「待って!・・・こころのじゅんび・・・してきたから・・・。」


「???」


「私が直接話すから!」


「じゃあさっそく始めてください。」


「心の準備がまだだよ!」


「どっちだよ・・・。」




「あのな・・・。騎士にはスキルがあるのは知ってるだろ・・・?」


「おう。」


「そのスキルの一つに、性別認識があるんだ。」


「そのスキルいる?」


「わたしの異能で全スキルが使えるようになってんの!」


「万能スキルかよ!」


「それはいいの!とにかく・・・それであなたの性別が・・・」


「ちょっと待てお前!運転手にも聞こえてるから!」


「わかった・・・。・・・でね、あなたの性別がそれでわかったわけじゃなく、性別が判断できなかったのよ。」


「は?」


「つまり、見た目は女性なのに中身が男性だから、スキルが成功しなかったのよ。」


「そうか・・・俺が男だと分かった理由は分かった。で?なんで、うちのとこまでついてくるわけ?」


「そりゃ・・・ペアになったからに決まってるじゃない・・・。」


「ふ~ん。ペアになっただけで同居?」


「同居するなんて言ってないでしょ!」


「そしたらどこで寝泊まりするのさ?」


「う・・・そうね・・・じゃあ仕方なく同居してあげるわ。」


「うっざ!上から目線うっざ!」


「じゃあどうすればいいのよー!」


「しらねぇよ。ほら、もう着くぞ。防音魔法解除しろ。」


「くーーーーーっ!覚えときなさい!」


「たぶん明日になったら二人とも忘れてるよ。」


「もういいから!」


 なんだか屋敷がいちだんと騒がしくなりそうだ。

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