いいか?ロリメイドは尊いんだよ
「レクナス王、何のご用でしょうか。」
俺がいるのは、レクナス王宮本殿の大広間。目の前には王がいる。
「この前、君に帝国議会領に行ってもらうといったであろう?」
「は、はい。」
「その正確な予定が決定した。まず、出発だが、来週からだ。」
そういえば、この国の暦ってどうなっているんだろうか・・・?
「そして、共としてメイドのベルを付ける」
「ベル・・・ですか?」
「知らないなら説明しておこう。この王宮で二年ほど働いているメイドだ。今回の遠征を機に、君の専属メイドとなる。」
「いいんですか?」
「ああ。そのかわり、ドゴールを君の世話係を解任する。」
「そうですか・・・。」
ドゴールと別れるのは少し悲しいが、ベルが気になるなぁ。リ○ロのレ○みたいな娘だといいなぁ。
「では、行ってきてくれたまえ。」
「わかりました!」
「ああ、それと、ベルは明後日くるからな。」
「はい。」
次の日。遠征の準備を開始するとともに、ドゴールに疑問をぶつけてみる。
「なぁ、ドゴール。帝国議会ってどうなってるんだ?」
「それはですね。」
帝国議会は、ビカサル帝国において最高権限を持つ場所で、帝国議長がいる。議会は、議長から、その他王国の王または女王の順に権限が強くて、その次に議会員が強い。ちなみに、ビカサル帝国は六つの王国からなる連合王国らしく、それぞれの国に役割がある。
「その、役割ってなんだ?」
「それはですね。たとえばここレクナス領は、主に武具と食料。武具は職人が、食料は平民が作っています。」
この前街に行ったとき食べ物関連の店ばっかだったのは、この国の食料供給が最大だかららしい。
「帝国議会は遠いのか?」
「いえ、この国が一番近いですね。」
「そうか。よかった。それと、この世界の暦ってどうなってるんだ?」
「一年が三百六十五日です。」
「おぉ!地球と同じじゃないか!」
「そうなんですか。しったこっちゃありませんが。」
「そんな適当に流すな!まぁいい。教えてくれてありがとな。」
「いえいえ。」
「・・・そういえば俺の世話係を解任されるんだって?」
「そうです。でも、ベルはメイドの中で一番可愛いと聞いたことがあります。」
「まじか!あ・・・ごめん」
「いいんです。私は男ですし。サティア様は男なのだし。」
「まぁ、中身だけだがな。」
「それでも、私も楽しかったですよ。いままで、ありがとうございました。」
「あぁ・・・こちらこそ・・・な・・・。」
ドゴール、いいやつだったぜ・・・。
* * *
またその翌日。
「きょうはベルに会う日だ!」
そういえば・・・ドゴールは朝起きたら消えていた。
「あと十分くらいで来るな。外に出とくか。」
外は・・・春並みの暖かさ?ここきてから三か月くらい、季節変わってないな・・・。そう考えると、日本ってレアな国だよな・・・。
「お?来たか?」
しばらく待っていたら、向こうから人が走ってくるのが見えた。
「こ、こんにちは!サティア様ですね?今日付けで専属メイド兼秘書になるベルです!よろしくお願いします!」
FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!な、なんだこの激カワロリは!?尊い・・・尊すぎる・・・。二次元に興味なかった俺でもわかる・・・。銀髪に快活な性格・・・やばいよこれ。
「よ、よろしく・・・。おr・・・私のことは、様はあれだからな・・・。」
「じゃあサティアちゃん!」
「おう・・・それでいいぞ」
「じゃあ改めて、よろしくお願いします!サティアちゃん!」
うわ、これは・・・ホントに・・・。ちゃんで呼ばれるのもアリだな・・・。
「お、おう。今日はこれから何かあるのか?」
「えっとですね、特にすることはありません。旅のことは向こうがほとんどやってくれるので。」
「向こうって、議会か?」
「はい。なので出発までのんびりできますね!」
「お、おう・・・それはよかった。」
じゃあ一週間毎日ベルを愛で・・・のんびりできるな。うん。いや、やましいことはしないからな?
まあそれから五日間、特になにもなかった。俺が遠目でベルを以下略。
* * *
王との面会から一週間。ついに旅立ちの時。ま、戻ってくるけど。
「ではサティア殿、健闘を祈る。」
「はい。頑張ります!」
健闘を祈るって、さすがに戦いとかないだろ?
「じゃあ、いきましょうか。サティア様。」
ちなみにベルは、二人きりの時しかタメ語を使わないことにしたらしい。理由を聞いたら、ちょっと恥ずかしいだって。俺を殺す気か?
「おう!じゃあ、行くか!」
そして俺は、帝国議会領へと出発した。




