↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転猫  作者: 相川秋実
第一章
14/137

14. evolution と title と

せっかく仕留めたのだから、リザードマンを食べることにした。

打ち捨てていくのも何だか申し訳ないし、何よりもったいない。


俺はリザードマンの肉を小さく切り分けると、タロジロの前へと順次置いていった。

タロジロは俺の意をくみ取って火の息で肉を焼いていく。

ジローは寝ていたところを起こされたのが気にくわなかったのか最初は不機嫌そうだったが、目の前に肉を置いた途端に機嫌がなおり目を輝かせた。

なんともげんきんである。

焼き終わったら、みんなで手を合わせてから食事にする。

俺が食事の前に手を合わせるようにしていたら、タロジロもいつしか真似しだしたのだった。

リザードマンの肉は、ネズミの肉とは比べ物にならないくらい美味かった。

転生前の感覚でいうなら、牛肉とまではいわないが豚肉並みには美味い。*牛肉の方が豚肉より美味いと言うのは、あくまで個人(俺)の感想です。

タロジロも「くにゃ~」「へにゃ~」と感激しながら食べている。

これで塩コショウがあったら最高なんだけど、そんな贅沢は言えないか・・・。

いつかこいつらにも、塩コショウを振ったステーキを食べさせてやりたいものだな。


・・・


食ったら眠くなってきた。

とりあえずリザードマンの死体から距離を取れるだけ取って、なるべく目に付き辛い岩陰に隠れ、俺はタロジロとともに眠りについた。


・・・寝苦しい。

俺が寝返りを打つと、「へにゃっ!?」「くにゃっ!?」という悲鳴が聞こえた。

どうやら俺の背中で寝ていたタロジロが落ちたらしい。

寝る前は俺のすぐ傍の地面で寝ていたのに、俺に気付かれずに背中に乗るとはなかなかやりおる。


背中から落ちたタロジロ達の様子を見ようと目を開くと、タロジロの外見に若干変化があることに気付いた。


まずタローだが、背中に爪楊枝ほどの大きさの羽らしきものがついている。

そしてジローは、額に画びょう程度の大きさのトン〇リコーンみたいな角が生えていた。


とりあえずアナライズしてみる。


名前:タロー

属性:水

種族:亜竜族 亜飛竜

称号:

ノーマルスキル:炎のブレス、かみつき(貫通)、しっぽ再生(中) 、鱗再生(小)

魔法:氷結弾



名前:ジロー

属性:木

種族:亜竜族 亜地竜

称号:

ノーマルスキル:炎のブレス、かみつき(貫通中)、しっぽ再生、鱗再生(小)

魔法:



あれ? いつの間にか名前と称号ってのが見れるようになってる。

どうやら若干アナライズの能力が上がったみたいだ。


タロジロは種族が魔蜥蜴族から亜竜族になっていた。

亜竜とはいえ竜である。トカゲと比べればかなり強い種族になったのだろう。たぶん。

しかし見た目も気配もあんまり変わらないな。これから強くなるのだろうか?


あとは魔法か。タローが氷結弾という魔法を使えるようになったみたいだ。

今度狩りの時に見せてもらおう。狩りの楽しみが増えたな。


ついでに、能力が上がった?アナライズで俺自身の情報も確認してみた。


名前:???

属性:光

種族:魔猫族 魔猫亜種

称号:剣聖、拳達、退魔士、死ぬほど猫好き、大魔王の末裔

ノーマルスキル:じゃれる(魅力中)、かみつき(貫通中)、アナライズ(弱)

魔法:ヒール、ホルフィズライズ


うーん・・・。俺の名前が判明するかと思ったけど、ダメだったかー・・・。


ん?てか何この称号。なんかいっぱいあるんですが・・・。


剣聖は何となく分かる。

記憶は曖昧ではあるが、剣を使えたことは覚えているし、実際に扇一閃が使えている事からもそれは確かだと思う。


拳達も、剣の傍ら格闘技を嗜んでいた記憶があるので、これもまあ多分正しいのだろう。


退魔士・・・は、これは転生前のものなのか、転生後に新たについたものなのかすら分からない。なんかファンタジー臭がする称号だから、やはり転生後のものなのだろうか?


死ぬほど猫好き・・・か。

これはおそらく、猫を助けて死んだから付いた称号なのだろう。

死ぬほど猫が好きだった訳ではなくて、猫を助けたら死んじゃった、というだけなんだけどな・・・。


で、最後のやつ。

何これ、大魔王の末裔って。猫が?大魔王?

なんかもう嫌な予感しかしないんですが。これペナルティとかないよね・・・?

そのうち勇者とかが俺を討伐しに来たりするのだろうか・・・?


しかし、この称号ってのは、何かの役に立つのかな?

一応、称号自体もアナライズしてみたが、何も情報は得られなかった。


なんかヤダなー・・・。

英語で称号の事をtitleという事を初めて知りました。

そういえばタイトル戦とかタイトルマッチとかいう言葉をたまに耳にしますね。

"タイトル戦ってなんやろ?"という長年の謎が解けました。

今まで何故調べなかったのか・・・(´・ω・`)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。