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転猫  作者: 相川秋実
第一章
10/137

10. Σ~それは数列の和や標準偏差やマンガ等における驚きを表すギリシャ文字~

コメント&評価ありがとうございますm(_ _)m

レスポンスがあると励みになりますね。普段まわりから無茶ばかり言われて生きているので、とても癒しになりました。

平日は仕事のためあまり更新できませんが、これからもよろしくお願いします。

ボスネズミとの戦いで少しだけ転生前の事を思い出した。


生前、俺は剣術を使っていた。

自分で言うのもなんだがかなりの腕前で、記憶の中で剣で異世界一を目指すと言っていたのはあながち妄言では無かったようだ。


というか、かなり本気だった。

自分より遥かに大きいボスネズミを見ても勝てると思ったのは、記憶は失っても体はその事を覚えていたからなのだろう。たぶん。


そして、ボスネズミとの戦いにおいては他にも収穫があった。

戦闘後に異常がないか、自身をアナライズしてみた時のことである。


魔猫族 魔猫☆

ノーマルスキル:じゃれる(魅力小)、かみつき(貫通小)、アナライズ(弱)

魔法:ヒール、ホルフィズライズ


使えるスキルと魔法が増えていた。

しかも増えた魔法はボスネズミが持っていたものである。

どうやらこの世界では、倒した相手のスキルや魔法を奪うことができるようだ。

ただ、ボスネズミが持っていた毒かみつきは奪えなかった。この辺は運とか相性とかの要素も絡むのだろうか?

・・・山田ならこういったことには詳しいのだろうが、俺にはこの手のゲームチックな要素は正直言って良く分からない。まぁ、敵を倒したらスキルや魔法が手に入る”かも”くらいに覚えておこう。


俺はさっそく手に入れた魔法:ホルフィズライズを使ってみることにした。

「にゃ~ん(ホルフィズライズ)」

魔法を唱えると、俺の体が白く淡い光に包まれた。

同時に、タロジロの体も白く淡い光に包まれた。

『Σ』

いつの間にやら眠りから覚めていたタロジロが、突然自らの体に起きた変化に謎の記号(しぐま?)を頭から出して驚愕の表情を浮かべた。

兄弟なだけあって、なんか同じ表情で驚いている。

和む。


タロジロの慌てふためく姿をひとしきり楽しんだ後、俺は種名の魔猫の横に新たに表示された☆印をアナライズしてみた。


☆:

進化条件を満たした証。

【進化先】

・魔猫亜種

・リトルレッサードラゴンキャット

・リトルレッサーヘルキャット

・プチエンジェル猫

・闇猫亜種

・魔猫(長靴)

・ライトセーバー


おお、なんか進化できるようになったらしい。

そして進化先まで選べるとは、なんという親切設計。

・・・てか、進化先になんか変なのが混じっているな。

童話に出てくる猫とかSFとかに出てくる武器があるんだけど、とりあえず無視して良いですかね?


あと進化先の種名でレッサーとか亜種とか付いているのがあるが、レッサーって亜種みたいな意味じゃなかったっけ?

魔猫は亜種なのに、ヘルキャットとかはレッサーなのはなんで?

プチとリトルの違いも分からない。どっちも小さい感じの意味だった気が。

この辺までくるともう、訳が分からないな・・・。



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