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第12話

お楽しみいただければ幸いです。


ここから一応二章的な感じです。

あれからこちらの時間で半年経ちました。


どうやら火事にあった場所は学校だったようで

その後、庭先を貸してもらっていた所は学校の寮でした。

コンラッドさん(仮)は教師兼寮長って感じみたいです。

後、コンラッドさん(仮)は本当にコンラッドさんでした。


半年の間まずは何とか文字を覚えようと、学校が使えなくなったために

寮の庭先で開催されていた授業を必死で眺めていました。


最初のころは何が何だか解らなかったけど、そのうちにいくつかの単語が聞き取れるようになり

それを黒板に書かれた文字と一致させていくという、地道な作業を行ってようやくいくつか

文字と単語を一致させることに成功させて、それを地面に書いてコンさんにみせると

コンさんはその日のうちに、こちらの世界の文字表と簡単な単語表を渡してくれました。


そして文字と単語をある程度覚えたら、今度は文章を理解できるように

せっせとコンさんと筆談をしていきました。


これでようやく自己紹介ができるようになりました。

といっても、どうも正直に話してもイマイチ信じてもらえる気がしないので

適当にごまかしておきました。


人里離れたところで、微妙に引き籠っていたドラゴンという話をして

寂しさのあまり知性を手に入れたって設定にしました。


コンさんの反応はといえば

「孤独死しなくてよかったね」

と何とも言えない返答をしてきました。


どうもこの人の思考はよくわからんです。

まあ、解剖とかされなくてよかったですが…。


コンさんは教師をしているということで

理由を聞いたら、もともとは王都にある教育機関で教師をしていたらしいですが

探究心には勝てなかったみたいで、まだ見ぬ知識を求めてこちらの地方の学校に移ったみたいです。


左遷かと疑ってごめんなさい。

どうもこの世界は平和なのと、娯楽等が少ないせいで王都にいても地方にいても

生活自体はそんなに変わらないらしいです。


その代表例がコンさんとソルさんみたいな人達です。

ソルさんはあの目の鋭い人で、名前はソルテスでした。

半年たった今ではすっかり仲良くなりました。


彼も王都にいたらしいです。

それも騎士団の部隊副隊長だったらしく、そこそこ強いらしいです。

でも魔王みたなのは、この世界にはいないらしく、どちらかといえば警察組織みたいな役割らしいです。

で、平和な王都だと、これ以上成長出来ないと感じたみたいで

こちらも自分から志願して、地方にきたみたいです。

駐在さんみたいな感じですかね。


地方は割と危険と隣り合わせらしいです(泣)

ここまでお読みいただき有難うございます。



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