婚姻の儀式
俺には一生縁がないであろうと思われたお偉い方々が一堂に会する中、ヒロと俺は案内人の後に付いて行く。
荘厳な雰囲気の中、皆に見守られながら歩くのは心臓に悪い。
つまづいて転びやしないかと、ヒヤヒヤしながら進む。
こんな思いするならば、辺境の地でドラゴンと戦っていた方がなんぼか楽だと思ってしまう。
腕を組んで隣を歩くヒロを見れば、彼女も又、緊張した表情のようだった。
案内人が立ち止まり、一段高い場所にいる神父が手招きする。
どうやら、彼の前に行けば良いらしい。
『神の祝福を賜ります。
頭を垂れて神に祈りを捧げなさい。』
神のシンボルとされている銅像に向かい、頭を下げる。
神父が何やら難しい言葉を綴っていた。
どうやら、神に俺たちの婚姻を報告し、祝福を貰うらしい。
周りの婚姻した者に聞いたが、ただの儀式であり、神からは特に何の関与も無いと言ってた。
この神父にしろ、王様にしろ、本当に神と対話した事があるのかは不明だ。
まあ、こんなのただの儀式だしな。
早く終わらせて欲しいな。
と思っていたら、目の前が明るく光った。
、、、何だ?
こんな演出効果をわざわざ入れて派手さを強調したのか?
『な、何と言う事でしょうか?!』
見ると、神父が土下座していた。
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『な、何と言う事でしょうか?!』
神父様が土下座してます。
なんでしょう?
周りの立会人の方々もざわめいていますね。
神様の銅像を見ると、明るく輝いています。
どういう魔法なんでしょうか?
神父様の術じゃないんですかね?
『これは!
神の御神託が下されようとしてるのでは?
皆のもの、土下座するのじゃ!!』
元老院の方がそう言うと、皆さんが土下座しました。
えっ?
これ、私とマティアスさんも土下座しなきゃいけないんじゃ?
二人でアタフタしていたら、光が私たちに降ってきて、暖かくて明るい物に包まれてしまいました。
えっ?
ど、どうなるの?
どうしましょう!!
神父様、どうしたら良いんですか?
誰か教えて下さい~!!




