↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
5/12

海外デビュー未遂!?

「また明日ね!」待ちに待った放課後、級友と別れて駆けて行くダン。

ノルッシ(ヘルシンキ大付属中)の門を出ると、たちまちヘルシンキ中心街に紛れる。

東京や大阪のような大都市と比べれば小ぶりだが、賑やかな通りにはディナータイムの仕込みの香り、

耳を吸い寄せて行く音楽、春の彩りで目を引き付けるショーウインドウが溢れ出している。

チラ見しながらも、そのままトラムの駅へたどり着く。

一息ついたところで、髪をそよがせる潮風に気づく。

比較的コンパクトで平坦な港町ヘルシンキは、どこでも潮風がお供だ。

間もなく現れた車両へ乗り込む。ここから10分足らずの旅。

HJKの下部組織はスタジアム周辺に施設を構える。

この通いやすさがノルッシを選んだ理由だ(パパのコネもあるけど笑)。

街並を何気なく眺めているうちに到着。目の前にフィンランド最大のサッカークラブ、HJKのホームスタジアムが。


いつものようにU-15のエリアに入ると、顔見知りのU-19のコーチが声をかけて来た。

「おっダン、早かったな。ところで今日からU-19に参加してみないか、良かったら。」

「え~っ!じゃあオランダ遠征はどうするの?」

再来週に控えていたU-15のオランダ遠征。フィンランドのレジェンド、ヤリ・リトマネン(アヤックス他)が築いたこのルートを、修学旅行のように楽しみにしていたダンであった。

「うーん。前向きに検討中と言う所で。俺も又聞きだから。」及び腰のU-19コーチ。

「まっお任せするよ。やっぱり早く昇格したかったからね。」

このスピード感がHJK、5大リーグへも多数の選手を供給する秘訣なのだ。

着替えを済ませU-19のグラウンドへ入ると、「おっ来たな」「改めてよろしく」新しい仲間達が続々と声をかける。

「じゃあ、いっちょやりますか」

14歳の春は、この日のストレッチに始まった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。