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霊ローラーよ永遠に

さて、ここまで霊ロラという戦術の優位性を語ってきた。

ここでは、おまけともいうべき利点について補足していこう。


ひとつは、初級者に対する優しさである。

霊ロラを実施する場合、たかだか二日目にして、灰から処刑先を理由付きで選ぶという関門を回避できるのだ。

この初回処刑というのは、ヴェテランにしても、確たる自信などほとんどないというのが実情だ。

人狼であるからというより、自分と相性が悪くて理解できないとか、文章が読みにくいからとか、カードでいえば声が聞きにくいとか、そういった盤面整理的な要素をオブラートで包み隠して、処刑に上げるというのがほとんどなのである。

そして、往々にして初心者は、そういった遠回しな盤面整理をする技術が未だなく、話せることがないまま寡黙処刑という犠牲に上がってしまうことさえままある。

初手から霊ロラを行えば、初心者が何を話せばいいかわからぬままに死んでいくという悲劇は、多少なりと減らすことができる。


なんとなれば、霊ロラによって2日を消費すれば、

初心者の側とてある程度の喋る材料は得られるし、

ヴェテラン側にとっても、白い寡黙か黒い寡黙かを見分けるだけの材料が揃うため、

ただ初心者を寡黙というだけで処刑するという安易な選択が出来なくなるのだ。


これは、その村ひとつの勝敗以上に、

人狼というコミュニティの裾野を広げる上でも、大いに有効なことであるだろう。




ところで、ここで、私がとある異教徒と交わした言葉を紹介しておきたい。


「なんの仕事も出来ずにローラーされていく霊能者の気持ちも考えてあげてください」

「霊能者に心などない」


である。


よろしいか。

死んだ霊能者だけがいい霊能者だ。ロラァァァァァァァ!!!

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