第10話 リカルディの呪い
俺たちは、秘密を話し合った後、教室へと向かった。
「ぎりぎりセーフですね」
「ああ、そうだな。」俺は、言葉遣いを気にしなくてよくなった。心が軽い。でも、学校では、秘密前の俺の言葉を使わなくては・・・
俺は、教室のドアを開けた。
「おはようございます、渚くん、健くん、悠くん、芽衣ちゃん・・・」仁子美先生だ。
「ねえ、先生、なんか違うことない?だって、いつもあんな鋭い目じゃないし・・・」
「おい、まさか、リカルディの仕業じゃ・・・」健の語尾が震える。
「っていうことは・・・さっき、リカルディの呪いをかけられて、今、進化中?止めなきゃ!」芽衣が言った。
「やばいです!みなさん、呪いを止める魔法、行きますよ!エ・・・」
「みんな・・・もう遅いのよ~」仁子美先生がニターっと笑った。俺たちは背中がぞくっとするのが分かった。
「やべー、もう呪いが完全にかかってしまった。紫のオーラが出てる・・・おい、見ろ、生徒全員リカルディにとりつかれたぞ!」
「あんな短時間で・・・」芽衣が後ずさりした。
「さすがリカルディですね」
「みんな、もうここは危ない。逃げた方がいいんじゃない?」俺は、これが1番いいと思った。これ以上ここにいても、健たちまでとりつかれてしまう。
「そうだな、みんな、一旦撤収しよう」健が言った。
ルルワールドの状況は、どんどん悪化している。俺たちがなんとかしなくては・・・




