1 プロローグ
彼らの世界にはある伝説が存在する。それは、自分たちがなぜ今のような生活をしなければいけなくなったかを知り、また納得するために語り継がれてきたものだ。
太古の昔、まだ人間が存在しない時代。善の白魔術と悪の黒魔術が存在した。
両者は常に争っていた。その争いのなかで人間が生まれた。そして、人間は、白魔術に加勢した。邪魔者の人間を排除するために黒魔術は悪魔を創り出した。人間を殺せば、より力を増す彼らは、力を求め人間を殺した。そして、白魔術は悪魔と戦う力を持つ、ヴァンパイアという寿命のない不老の種族を創り出した。
そして、人間とヴァンパイアの加勢により、白魔術は最後の力を使い黒魔術を封印した。そして、平和が訪れた。しかし数百年後、悪魔で生き残っていた者が黒魔術の封印を解き、再び黒魔術を解き放った。しかし、白魔術は戦えるだけの力を残していなかった。なぜ悪魔に生き残りがいたのか?それは、悪魔に内通していた種族がいたからだった。
裏切り者は復活した黒魔術のところに契約の報酬を求め出向いた。
しかし、彼らは「闇の世界」と呼ばれる光の存在しない世界に封印されてしまった。しかし、封じられた彼らは「闇の世界」で力を手にし、自ら封印を破り、再び黒魔術の下に現れた。力を手に入れた彼らは、「闇の一族」と呼ばれ、悪魔たちの先導者として君臨した。
この伝説を信じ、人々は今も戦っている。それが偽りだとも知らず。
この物語の主人公達は「影の一族」と呼ばれる種族。
我々は記録する。真実を伝えるために。
これが投稿初のド素人です。文章がへたくそなのは勘弁してください。初心者なりにがんばって行きたいと思いますので、よろしくお願いします。
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