黒い男の正体
「うちの娘に何してくれてるのよ!」
さくらさんが突き飛ばされ怒りの形相になった一花さんが突撃、思いっきり勝也さんに飛び蹴りが炸裂させる。
吹き飛んだ勝也さんは地面をゴロゴロと転がり壁に激突、頭を抱えている。
「ゲホゲホ……助かった。
ありがとう一花さん………てぇあれ?」
一花さんは急ぎさくらさんの下に駆け寄る。
「さくら大丈夫!さくら~!あ~もう」
倒れているさくらさんを起こそうとするが幽霊の一花さんでは触れることが出来ず声も届かない。ものすごく苦悩していた。
一花さんは涙を溜めさくらさんを見る。
俺はそっと一花さんの肩に手を置き、
俺に任してくださいとジェスチャーする。
一花さんは頷き蒼字に場所を譲り下がる。
「さくらさん、さくらさん大丈夫?」
「うっ、痛ったい…………あ、蒼字くん大丈夫」
「アハハ、さくらさんの方こそ大丈夫?」
「あ!?そうか私、勝也さんに………
そうだみんなは?」
美紀さんと真司さんを何とか陽菜乃、湊斗、拓海が押さえつけているけどそう長くは耐えられそうにない。
「蒼字くん、勝也さんが!」
「げ、勝也さんも居たんだ!ヤベ~」
いつの間にか勝也さんが立ち上がり腕を振り上げこちらに向かって来る。
「私の娘に手を出しておいて一発で済むと
思うなよ!」
一花さんが横から現れ回し蹴りを勝也さん顔面に炸裂させ再びダウン。あれは簡単には起きられない。
「へ?勝也さんが急に吹き飛んだ。え!?なんで?」
さくらさんは何が起こったのか分からず困惑する。
ま〜それはそうか、見えてない一花さんが飛び蹴りかましたなんて夢にも思わないだろう。
「ナイスです。一花さん」
筆を懐から出し気合いを入れる。
「オリャー止まれ『縛筆』」
3人の額に筆で印を書くとそれぞれ微弱な動きをするが、金縛りにあい動くことが出来なくなった。
「はぁ~疲れたぜ!」
「ハ~ハ~蒼字何したかわからないが助かった」
「ホント、なにやったの凄い!」
「おう、ただ長くは止められないから油断はするなよ!ハ~疲れた(*´Д`*)」
「蒼字くん大丈夫」
さくらさんが心配で手を差しのべて来た。
「サンキューもう人踏ん張りしないとな」
何故か不信な目でさくらさんが見ている。
「……そうだね。マコちゃんを捜さないと!」
…………▽
「ね~ね〜さっきの筆で、何かしたの?魔法とか?術とか?やっぱり蒼字くんは他の人とは違ったんだ」
「もう、陽菜乃気になるのは分かるけど!」
「ご、ごめんさくら、そんな怒んないでよ~!」
陽菜乃さんとさくらさんが盛り上がっているところ申し訳ないが結構余裕がない。そろそろ体力がヤバいぞ、次にあの3人が暴れたら止めるのは難しいかもしれない。
「あの3人が本当に死んでるって言うのか?信じられねぞ!何かヤクかなんかやってんじゃないのか?」
「拓海確かに信じられないかもしれないけど、あの遺体はどう見ても勝也さんだろ」
「確かに似てはいるけどよ。あんなの似せようとすれば作れるだろ」
「お前はな~あんなの作る物好きがいると思うかか?この不思議な現象と合わせて考えれば十分納得出来るだろう」
「…………信じるしかないのかよ~」
拓海はガックリと肩を落とす。
「拓海も湊斗もま~落ち着けよ。
なんとかなるよ」
「悪いな、何かお前にばっか頑張らせてるみたいで」
「ん?どうしたんだよ湊斗」
「いや、お前が居なかったら、俺も怖くて混乱してたんだろうなと思ってよ」
しみじみと言われると何か恥ずかしいな。
「それにしても、どこにも居ないよね!
マコちゃん今は居ないのかな」
「そんなことないよ!リコちゃんが
言ってたんだから」
「うん、それは分かってるんだけど、
もしかしたらおでかけ中かな~って」
「……………」
「どうしたの蒼字くん?」
俺が急に黙って止まってたから心配かけちゃったみたいだ。でも思い付いたことがあった。
「いや、ちょっと思ったことがあって、
もしかしたらなんだけどオモチャの中に
隠れてるのかも」
「え~とだから今捜してるじゃないかよ」
拓海がなに言ってるんだって感じで強めな口調で言ってきた。ま~そう思うか。
「俺が言いたいのはリコちゃんが大切にしているオモチャに取り憑いているかなと思って、だからオモチャを退かして探すんじゃなくって……」
「それって、どうやっても捜すわけ?」
「………戻ってリコちゃんに聞くか」
結局がむしゃらに探し回るだけになりそうだったので、リコちゃんに話を聞きに行く。
…………▽
「リコちゃ〜ん」
「お兄ちゃ!!マコちゃん居た?」
「ごめん、まだ見つけれなくって、それで教えてほしんだけど、マコちゃんが日頃から大切に持ってるオモチャとか覚えないかな?」
「オモチャ?…ヌイグルミをいつも持ってるけど」
「おう!ヌイグルミか~……でもこりゃ大変だぞ」
「そうだね、さっき見た覚えがあるだけでもかなりの数があったと思うよ」
みんなはどうしようと悩んでいると
「そんなに悩まなくていいよ。マコちゃんちょっと変わってるから、いつも持ってるヌイグルミは●●●だから」
「え!?そんなのあるの( ・◇・)?」
全員クエスチョンマークが頭の上に浮かんでいた。
…………▽
「ホントにあったよ!?ヌイグルミ」
さくらさんはちょっとびっくりしていた。
「そうだな、これは間違いない。サソリのヌイグルミなんて聞いたこともないもんな」
湊斗もサソリのヌイグルミなんて売ってないと言っていたから、あってびっくりしていた。
「気を付けなさいよ!
あのヌイグルミ、イヤな気配がする」
蒼字は小声で
「一花さんもそう思いますか、
意識を集中して見るとヤバいですよ。
正直どうしたもんか迷ってます」
「なに弱気になってるのよ!言っとくけど私の娘の命がかかってるんだからね!失敗したら呪うわよ~」
「もう~怖いな~一花さん勘弁してくださいよ〜」
呪われる気はしていないが、飛び蹴りを受けるくらいの覚悟はしなければならないだろう。
「みんな少し離れてくれる」
俺はみんなを下がらせ、ヌイグルミの前に立つ。
どうする。出来れば話をして説得をしたいが、俺は浄霊は得意じゃないからな〜。
※浄霊とは霊を力尽くで祓うのではなく、対話や説得によって納得させ、成仏させる方法。
「うん?」
サソリの人形が「トコトコトコ」っと歩いて俺の足の前で止まる。
「グサッ」………針を刺す。
「………………………あ~痛った~!刺された~
毒が回って死んでしまう~~~」
ばたりと俺は倒れた。
「蒼字くん、だ、大丈夫よ!傷は浅いわ。あ~でも毒はどうしょう。病院!病院!に行かないと
あ!?でも出れないんだ、それに私幽霊だし〜どうしよ~」
一花さんが目の前であたふたしている。
ふふっ、この人メッチャ純粋だわ。いい感じ!
小声で
「演技です。ナイスですよ!一花さん」
サソリの人形は楽しそうに跳ねている。
……あ!そう言うこと、蒼字くんも言ってくれれば……いや、今はそれよりも……
「う~う~もうダメだ~ バタン」
蒼字はわざとらしいヘタクソな演技を続け、それを更に超える一花さんが続く。
カタコトで
「あ~ソウジくん、なぜしんでしまったの~〜〜!
ワ~ンワ~ン( >Д<;)」
一花さんは泣き真似をする。
サソリのヌイグルミはくるくる回ったり、
ハサミやしっぽを動かして遊んでいる。
よ~く見るとだんだん見えてきた。
サソリのヌイグルミで遊んでいる少女が!
その少女を見て確信した。
この子がマコちゃんだ!
リコちゃんに良く似ている。
俺は近くにあったライオンの可愛いヌイグルミを手に取った。
「ガォ~良くもやったな~食べちゃうぞ~」
ライオンのヌイグルミを使って話しかける。
「……………!?、私の針とハサミに勝てるかしら」
そう言ってサソリのヌイグルミをライオンのヌイグルミにぶつけて遊び始めた。
一花さんも近くのヌイグルミを取って遊び始めた。
ホントに楽しそうに遊ぶマコちゃん、こんな可愛い子には何てことしやがるんだ!俺は遊びながら沸々と怒りが込み上げてきた。
「お姉ちゃんどうしたの?なんで泣いてるの?」
横に居る一花さんを見ると、
目から涙がこぼれていた。
「え、えっとね。目にゴミが入っちゃって、
大丈夫よマコちゃん!」
心配してくれるマコちゃんを見て、この子もとても優しい子なんだなと思いつつ出来るだけ穏やかな笑顔で答える。
小走りでさくらさんと陽菜乃さん走ってきた。
「蒼字くんヌイグルミがひとりでに動いてるし蒼字くんも何してるの?」
二人にはマコちゃんが達が見えないのか?
「いまね。マコちゃんと遊んでいるところかな、初めて会ったわけだし、いきなり知らない人と話すと怯えるかもしれないし、ただマコちゃんは違ったみたいだね。人見知りもしないしむしろ遊んで欲しそうだよ」
「そうなんだね、リコちゃんみたいな
可愛い子だと良いな~」
「そうだね!タイプは違うけど
可愛い良い子だと思うよ」
「そうなの……なんか予想と違うわね。黒い男の正体がマコちゃんだと思っていたから、ちょっと不安だったんどけど」
「陽菜乃そう思っていた方が良いかもしれない。警戒していればいざと言う時動けるから」
その話を聞いてさくらさんは複雑な思いがあるのか、あまり良い顔はしなかった。
「蒼字くん、蒼字くんマコちゃんが可愛い過ぎて、娘に欲しいよ~」
「いや。あんたには可愛いは娘が居るんだから我慢しなさい」
「蒼字くんのケチンボ~」
「一花さん古臭いですね!」
「……………(怒)」
「あっいた~(/´△`\)」
「蒼字くんたんこぶか出来たけど大丈夫?」
「え、幽霊に攻撃されたの!!」
しゃがんで頭を抱えて、
「せ、正解………」
「お兄ちゃん大丈夫?」
「アハハ、大丈夫!、大丈夫!」
「そうだ、マコちゃんちょっといいかな!」
俺は懐から筆を出す。
マコちゃんは何が起こりのか興味津々で見ている。
俺は姿勢を正し集中する。
筆の先が白く光、その筆でゆっくりと丁寧に額にマコちゃんの額に印を書いていく。
「ふ~終わったよ。じっとしてくれて
ありがとう( ´∀` )」
「えへへ、くすぐったかった(^O^)」
「え、あれ見えるよ」
「凄い!?何したのよ」
「ん!?二人ともマコちゃんが見えるようになったのか?」
「うん!見えるよ。マコちゃんもリコちゃんと一緒ですごく可愛らしいね!」
「でも、幽霊が見えても全然怖くないんだけどなんか不思議な体験だよね!」
「お、マコちゃん発見だな。よっしゃ~」
「それでこの後どうするんだ?」
「うん、そうだね!まずは話を聞かないと、マコちゃん、お姉ちゃんがマコちゃんに会いたがっているんだ、一緒に来てくれるかな!」
マコちゃんはさっきの明るい笑顔が嘘のように悲しい顔に変わる。
「ダメなの!お姉ちゃんに会いたいけど会えないの」
「どうしてかな?」
「マコちゃんがお姉ちゃんを食べちゃう」
「食べる?どう言うことだ?」
拓海が首をかしげる。
「うん、そっか分かったよ。マコちゃんは偉いね!会いたいのを我慢してお姉ちゃんを守ったんだ。えらいえらい!」
蒼字がマコちゃんの頭を撫でるとマコちゃんは嬉しそうに頷いていた。
「ね~お兄ちゃんは一緒に居てくれる」
少し上目遣いで不安そうにお願いする。
「う~ん………いや、それは無理なんだ!」
陽菜乃さんが俺の耳のそばで、
「ちょっと、確かに無理なのは分かるけど、こんな小さな子供が必死にお願いしているのよ。嘘でも一緒にいるよって答えなさいよ。ほら、さくらを見なさいよ。悲しそうな顔してるじゃないの、このままだと、さくらが言っちゃうわよ」
「アハハハ、そうだね~」
「笑ってる場合じゃないでしょ!」
俺はマコちゃんの前屈み、
「マコちゃんごめんね!俺は一緒には居られないんだ~でもね!大丈夫なんだ。ずっと寂しくないように俺が何とかする」
マコちゃんは俺の顔を見つめる。
「お姉ちゃんと一緒に居られるようにする。そうすれば寂しくないよ!」
「ホントに、マコ、お姉ちゃんと会って良いの?」
「うん、任せておいて、俺が絶対に何とかする」
マコちゃんは嬉しそうに笑った。
「それでどうするんだこの後?マコちゃんが見付かったからあとはこの子に何を聞けば出られるんだ?」
「あ~うん~凄~く難しいことだけどやるしかないからな~。この子がこの異界の核で間違いないのは見てわかった。マコちゃんをこの場所に繋ぎ止めている何かを解けば俺達も出られるよ」
「うん、難しくってもやるしかないね!」
「さくらさん気合い入ってらね。それじゃ俺も気合いをいれますかね」
マコちゃんを見る。
マコちゃんの中から負の感情の塊みたいな気配を感じる。これが黒い男の正体、ならばこいつを排除すれば良いはずだ。
「それじゃ、やるかね~………!!」
懐から筆を出した時、突然腹に衝撃が走った。
「ガハッー」
蒼字は吹き飛ばされ床を転がる。
マコちゃんを見るとお腹の辺りから黒い腕が出ていた。あれに殴られたのか!?
「チッ、そのまま黙って静観してれば良いものを出てきやがったか!」
「お兄ちゃん達逃げて~!
私が私じゃなくなっちゃ……………」
マコちゃんは黒いモヤのようなものに飲み込まれ現れたのは黒い男!!!?
「マコちゃんーーー」
さくらさんと陽菜乃さんが叫ぶ!
「ゴホッゴホッなんだこの匂い」
拓海は刺激臭で咳き込む。周りを見ると蒼字以外のみんなも同じようだ。
蒼字は起き上がり、
「みんな下がってかなりきつい瘴気だ!
一体何人取り込んだんだか、厄介だよコイツ」
筆を使い空中に印書く。
不思議なことに空中に字が浮いている。
それを見ているみんなが驚いていた。
「さてと、マコちゃん一緒に頑張ろう!
お姉ちゃんが待ってるよ!」
言葉に反応したのか、黒い男は急に突撃してきた。
しかし、弾かれるように後退する。
「そう簡単にはやられるつもりはない!」
空中に浮いている字がある場所で、
黒い男は進めなくなっていた。
「少し話そうじゃないか、
お前は誰で何なんだ教えろ!」
蒼字は命令するように問う。
「うぉぉうぉぉあぎあがは」
訳のわからない言葉を発し
グキグキと奇妙な動きをする。
「なに今の、意味わかんないんだけど」
いつの間にか一花さんが隣にいた。
「一花さんも下がってください。て言うか!守護霊なんだからさくらさんのところに言ってくださいよ」
「私もマコちゃんが心配なの良いでしょ」
いや、良くはないと思うけど
あぁ……もう…仕方ないな~。
「無茶だけはしないでくださいよ!」
「たばべさら~どら~」
またも何を言っているかわからない。
「なにか言ってたとしてもわからないじゃない」
「大丈夫です。言葉を紡ぎます!」
蒼字小型の黒いカードのようなものを出し、それに筆をすりつけ筆で格子状の線を空中に書く。
『想墨 伝記』
『ナニオシタ』
「あれ~文字が浮き上がってきた!!」
一花さんが驚き騒いでいる。
「なにこれ?、なにこれ?」
「騒ぎ過ぎですよ。一花さん。これはですね。相手が外国人の幽霊、鬼、悪魔、動物霊とか話が通じない相手と会話するための術です。これでアイツが言いたいことがわかるでしょ!」
『キサマラコロス!』
「ドきつい一言ありがとさん、お前悪魔だろ」
『ギヒヒ、ワガナハバドリー
オマエのイノチヲクワセロ』
「ちがうだろ!!お前の欲しいのは負の感情だろお前はあの男が呼んだ悪魔だな!」
『ギヒヒ』バドリーは歯をむき出しにして笑う。
『ハヤククワセローーアアア』
バドリーは突撃しガンガンと印で作った結界を叩く。
「おいおい、大丈夫なのかよ!あいつコッチにこれねえよな~蒼字」
恐怖で震える拓海。
「拓海………ごめんこの結界は
しばらくしたら壊れる。コイツ思ってた
以上に力強い」
「くそ~蒼字取り敢えず結界が壊れる前に逃げるで良いな!」
湊斗が逃げる体勢を取る。
「湊斗ーみんなとリコちゃんのところに言ってしばらく隠れてくれ!」
「!?蒼字はどうするんだ!」
「そうだよ蒼字くんも一緒に逃げないと」
湊斗に続きさくらさんも逃げるように言うが、
「俺にはやらないといけないことがある!
わり~けど先言ってくれ~」
おれは笑って答える。
「蒼字お前、………バカ野郎が
みんな行くぞ~」
「でも蒼字くんも………」
「さくら今は蒼字くんを信じよう!」
陽菜乃は心配するさくらさんの手を引っ張って無理やり走らせる。
「ふ~やっと行ったわね!」
「そうですね~………ってなんでやねん!
( ´∀`)Σ⊂(゜Д゜ )」
みんなが逃げてくれたことに安堵しているその横になぜか一花さんが普通に居た。
「一花さんも一緒に行ってくださいよ!」
「良いのよ。マコちゃんを助けないと
さくらだって守れないんだから!」
あ〜もうこのやり取りするのはめんどくせい!
やるしかない!
「分っかりました(>д<)ノ」
「バキ、バキ、バキ」
音を立て結界が壊れた。
「アガ~」
バドリーは腕を大きく振って暴れ回る。
「あっぶね~!」
俺は横っ飛びして躱す。殴られた棚は大きく変形して、もしも殴られればただではすまない威力だと分かる。
「お前の目的はリコちゃんだな!マコちゃんにリコちゃんを殺させることで、耐え難い悲しみの感情をお前は得る。負の感情こそが悪魔の生きる糧だからな!」
『ギヒヒ』
「だか、マコちゃんはそうはさせなかった。お前がリコちゃんに何をするか本能的に分かっているんだ。本当は今すぐにでも会いたい姉を目の前に守るため離れなければならない。これがどれ程辛いことか………考えるだけで腹が立つよ!」
『ギヒヒ、イイゾ、ソロソロコイツモ
タベドキダ、ツイデニオマエモクウ』
「そうはさせね~よ!」




