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祟り屋・大阪難波店  作者: HasumiChouji
第二章:頼もしい薮医者
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(9)

 あの後、5時間ブッ続けで、水原の洗脳を解こうと努力した。

 だが、今日1日では無理だったようだ。

 諂曲さんは一旦、ホテルに帰り、そして、俺は仕事場で眠りについた。

 ここんとこ、自宅に帰ってない。

 嫁との中は冷え切っている。

 そろそろ離婚を考えた方が良いかも知れない……。

 息子がやってる動画チャンネルも、最近、更新されていない。

 きっと、あの教育ヒスママのせいで、好きな事もやらせてもらえないのだろう。

 結婚した時は、あんな女じゃなかった。

 何と言うか……輝いていた。素敵な女だった。マジで、俺なんかには、勿体ない女だと思った。

 でも、あっと言う間に、その輝きがなくなり……どんどんフェミ堕ちしていった。

 いつも、冷静なフリをして、冷たい目で俺を見てるが……心の中ではヒスを起こしてる。

 俺には判る。

 女ってのは、そんなモノだ。

 俺は……嫁をわからせ失敗したんだ。ちゃんと嫁を調教すべきだったのに、それを怠った。

 嫁に「女ってのは男より劣っているのだから、男に従うべきだ」と「わからせ」をした方が、嫁も、幸せな人生を送れただろうに……俺は、機会が有ったのに、その機会を活かせなかった。

 あいつの漫画家としての才能に目が眩み……「どんな才能が有る女でも、その半分以下の才能しか無い男以上の成功なんて無理だ。女の才能なんて、その女を所有物(トロフィー)にした男にとっての『トロフィーの飾り』でしかない。そう諦めるのが理性的な現実主義ってヤツだ」と理解させてやるべきだったのに……。そうすれば、全ては上手く行き、俺の家庭も円満だったのに……。

 大体、日本の漫画で……少女漫画やメス向けの漫画ですげ〜作品なんて有ったか?

 日本の漫画文化・オタ文化を作り上げたのは、男が描いた男向けの漫画だけだろ〜が……。

 明け方に半ば目が醒めた、半ば夢見ごごちの状態で、仕事場でウトウトしていると……スマホから着信音がする。

『すいません、前に言ってた追加料金、いつもらえますか?』

 スマホを見ると諂曲さんから、そんなLINEが入っていた。

『なるべく早めに……』

『全額じゃないくて良いんで、まず、もらえるだけ、もらえますか?』

 俺が返信したら、即再返信。

『じゃあ、ウチの仕事場に来て下さい。銀行が開いたら、ATMから下せるだけ下して持って帰りますから』

『すいません、今、動けなくて……』

『え?』

『そうだ、昨日、アシスタントさんが辞めて、今アシスタントさんが居ないんですよね?』

『それが、どうかしましたか?』

『新しいアシスタントさんに心当りが有るんで、今日から、そっちに向ってもらいます。その人達に渡して下さい』

『判りました。諂曲さんが紹介してくれる人なら、信用出来る人って事ですよね?』

『ええ』

『じゃあ、新しいアシスタントさんを10時ぐらいに寄越して下さい。それまでに用意しときます』

『おねがいします』

 何か、妙だ。

 どうしたんだろう、一体?

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