あとがき
お読みいただきありがとうございました。
本編で触れなかった設定を少々。
この世界前世の記憶が大なり小なりある人が珍しくありません。でもそれに振り回されるかどうかはその人によります。
ピンク頭ことマリアさん。
前世に振り回された人代表。
フィルの魔素たっぷりの血を浴びて湖に死体を隠そうとしたら発芽条件を満たした魔性植物にからめとられてマリアージュされて魔物になってしまいます。
エリカとサイラー、王子は祖先が魔物退治をした血筋なので魔物退治はお手のもの。彼らに切られたら魔物は消滅してしまいます。
なのでマリアさんをとりこんでいた魔物が消え後遺症として幼児退行したマリアさんですがまだまだアーノルトへの執着が消えていません。
この世界は私のためのものなのに!
幼少期の王子と出会うはずだった迷子イベントもフィルにとられ夢見のせいで学園の人物関係が狂っていたと知ってまた悪い子になりそうですが彼女のお世話係はアーノルトの最強モンペばあや。魔物退治の家系の彼女は今度は魔物だけを切るとは限らないのでマリアさんは言動に注意しないといけませんね。
サイラー
正統派男前 アーノルトの親友でフィルに目を付けた時は上流貴族の傲慢さで一人の女生徒に迷惑をかけることをあまり深く考えてなかった。貴族の結婚と恋愛は別ということで女性と軽いお付き合いの真似事はしたことあり。フィルのことを好きになってからは素直になれないポンコツさんでした。今後はいちゃいちゃカップルを前に一番ダメージを受ける。R18のifストーリーではフィルといちゃいちゃさせてあげます。だから泣くな。(書き終わりましたらムーンライトにアップします)
ルシル君
偉そうな奴らは嫌いな彼。ちょっといじめられたこともありますが優秀なのでダメージを最小限に済ましてきました。アーノルト達が卒業したあともフィルと仲良く学業に励みます。下級貴族なのですがエリカ様に気に入られて宰相家派閥のもと将来的に高級官吏になります。
フィルの両親
やっと借金返済生活が終わってママの出身国の宰相家のサマーハウスの官吏人としてのんびり田舎暮らし。夫婦仲良く長生きします。
魔法使い カイ師匠
フィルに与えてきた食事は魔素入りのもの。まだいけるんだーって面白がって実験してました。普通の人は死にます。ひとえにフィルの前世の石を作りやすい体質がこちらの世界では魔素を結晶化する体質にかわったおかげ。その一端になったのが幼少期のフィルへの治療行為。フィルの中の石がよい感じに育ってきたしそろそろ回収しようと思っていたけどマリアの襲撃で魔石の魔素もだいぶ使っていたから魔法使いの手というレアアイテムに飛び付きます。
伝説の大魔法使いの手!とうっきうきで新しい魔法の研究に励みます。気づけばミカ以外登場人物は鬼籍に入っており一抹の切なさを感じますがそれも一瞬。魔法使いとしての長い長い人生を全うします。
魔法使い ミカ
師匠がこもりきりになっている間、国一番の魔法使いとして名をあげます。王室御用達の治癒魔法師。フィルがアーノルトと夫婦喧嘩する度に世界の果てまで一緒に行ってみる?と誘うのでアーノルトに警戒されてました。無事成人サイズになってからは女性にモテモテで女遊びも嗜みました。両刀。
魔法使い 夢見
本来ならマリアに特別なアイテムを与えて主人公補正をきかせるはずの人。前世の記憶が邪魔をして集中して物事にとりかかれないため自分は頭がおかしいのだと思い人を傷つけない夢見の仕事だけする。(なまじ力があるのでそんな状態で魔法を使うと暴走してしまうので)
読んでくださった皆様に感謝を込めて。
ありがとうございました。また別の物語でお会いしましょう。
お読み頂きありがとうございます。
これにて完結でございます。
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