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正義の覚醒(前編) 1
「待って!…あ。」
気配が消えた。
「何であの人私の名前を知ってたの?」
レナは震えていた。
「とりあえず、家に戻ろう。」
レナはふらーっとしながら家に帰った。
一方その頃、森の中。
「シュウ、本当にこれで良かったの?」
「何がだ?」
バンクルから紫色の光の羽の付いた玉が出てきた。
「だってあの子怯えていたよ。少しくらい説明したって…。」
「あいつはそんなに柔な奴じゃないよ。それに、ああ言ったほうが早く覚醒するだろう。」
少年は笑みを浮かべた。
続く