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「おはよ〜」
寝ぼけまなこを擦って階段をおりて、リビングに居るお父さんに挨拶をする。
エプロンをしてキッチンに立っていて、お兄ちゃんの弁当の準備と朝ごはんの準備をしてくれている。
「おはよう」
「おはよう。今日は早いじゃねーか」
お兄ちゃんはテーブルに座っていて、既に制服も来ている。
高校生は小学生よりも登校時間は遅いけど、お兄ちゃんは家族全員で必ず朝ごはんを食べるようにしてくれている。
「うん、風が強くて」
今もガタガタと窓を揺らす風に気を引かれながらそう言うと、いつもは茶化してくるお兄ちゃんも、真面目な顔になる。
「確かにな。台風の季節じゃないのに」
「危ないね。車で送ろうか」
「俺はともかく黒火はそうした方がいいな」




