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普通の住宅街、普通の家。
そこに住む普通の小学3年生の愛音黒火。
心優しくて元気な女の子。
その日はお父さんが仕事で帰ってくるのが遅いって言っていて、お兄ちゃんもバイトがあって1人きり。
仕方がないとはいえ寂しい。けど、お兄ちゃんはバイトの時間をずらしてでも夜ご飯は一緒に食べてくれたから、そこまで寂しくはなかったの。
「明日も学校だしもう寝よう」
お風呂にも入って髪も乾かして、宿題と終わらせた。
布団に入ってウトウトし始めた時に家が揺れた。
ガタンと重たいものが落ちた。その衝撃で黒火は飛び起きた。
「わあ、なに」
音は1階から聞こえた。
「お、お化けじゃないよね……」
ぶるりと震えながらも確かめに行く。
夜中には自分の歩く音すらよく響いて怖さに拍車がかかる。




