表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

王子様に遭遇しまして

どうも!無事悪役令嬢さんたちから逃げ切りました。レティーシアと申します。


えーーー私、現在迷子です。生贄を捧げて逃げ切った私ですが、あまりにお兄様の目が怖いのでなるべく遠くの方に行こうと歩いていたところ迷子になってしまいました。王宮の庭広いよ。広すぎるよ。


あらあら人がいるわ。あの子も迷子かしら。お兄様にも劣らない超絶美男子だわあああ。黒髪に瞳はエメラルドグリーンうわぁこの世界すごいわああ。どうなってんだこの世界。この人も見たことある気がするなんで??すごく見覚えあるんだけど、、


「誰だ??なぜこんなところにいる」


「アヴェーヌ公爵家が娘レティーシアと申します。お茶会に参加していたのですが迷子になってしまいまして、、」


「そうか俺はこの国の第一王子ジェラルドだ」


え、、まさかの王子様??こんなことあんのか??


ん??ジェラルド??まってまってジェラルドって私が死ぬ直前までやってた「幸せまでの前奏曲」の攻略対象と同じ名前じゃない??


王道ヒーローで黒髪に瞳の色はエメラルドグリーンで第一王子。嘘でしょ、え、私はレティーシア??まさかの悪役令嬢じゃん!!!超高飛車なわがままお嬢様??まじ??最後までヒロインを妨害し続けるあの厄介な悪役令嬢??無駄にスペック高いから結構てこずったんだよなぁぁ


まってなんで5年間過ごして一切気づかなかった。お兄様もエドガー様も攻略対象じゃん!!え、、じゃあさっきの悪役令嬢だと思ってた人たちは私の取り巻きになる人たち、、まじか、、、、私バカすぎるなぜ気付かない、、、なんで私が悪役令嬢なんだあああああああああ


「顔が真っ青だが大丈夫か??」


「だ、大丈夫です」


やばいまじかよ悪役令嬢かよ。王子様に遭遇してしまったよ。婚約者にならなければいいのねそうよね。どうやってレティーシアが婚約者になったかわかんないけどこれを回避すれば破滅エンドじゃなくなるはずだな。よし。まずは婚約回避だ!!


「迷子と言ったか、俺はまだ参加する気がないから戻り方を教えてやる」


「ありがとうございます。た、助かりました。では失礼いたします」


「・・・ああ」


ん??なにか王子様言いたいのかな?まぁいいや。


あまり近づかないようにしなければ、、攻略してる時はレティーシアめちゃくちゃ厄介だったけど今となっては運営様方に感謝しかございません、、せっかくハイスペックに生まれたんだ攻略対象になるべく関わらずに断罪阻止してやる!!


私レティーシア・アヴェーヌ、悪役令嬢でした!・・・はぁ










第一王子ジェラルドの独り言


「俺を前にしてほとんど笑わなかったぞ、変なやつだ、おもしろい、、」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ