表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/7

第二話 初登校日!そして自転車競技部へ入部できるのか!?

第二話 初登校日!そして自転車競技部へ入部できるのか!?



昨晩練りに練った作戦は深夜にまで及んだ。

せっかくの初登校日だというのに、ひたすら眠い。


転生後の昨晩同様、重たい体を起こす。


朝だ。


窓のカーテンの隙間から光が射している。


目の前にララがいて、作戦会議をしている中でも、まだ夢の中にいる気持ちだった。


当たり前だ、自分が死んで漫画の世界にやってきました。

そんな話すぐに誰でも飲み込めないと思う。


でも、それが現実に起きてしまっているのだから、


進むしかない。


そう決めた。


それに、ララが言う通り素晴らしい設定の世界にいるわけで、

死んだ事は、とても悲しい。

両親や、仲の良かった兄に…ペットの犬のロロに会えない…。


昨晩ララとの会議が終わったあと、少し泣いてしまった。

ララは、あっけらかんと言われてしまった。


「大丈夫よ!すぐ慣れるわ!この新し家族にも環境にも…」


慰めるために、わざと明るく振舞ってくれたのか。


それとも幼い頃に亡くなったララとしては、


その「環境」に慣れてしまっているのか。


それは分からないけれども、ララがいるというだけで心強い。

ライバルっぽいような事を口走っていたけれども。

だが、一人で良くわからない世界に、ほっぽり投げられるより全然ありがたいことだった。


ララには感謝している。


そんな昨晩の事を考えながらボーとしていたら、

ララがノックもしないでバタンとドアを、すごい勢いで開け部屋に入ってきた。


「あぁ…キキ案の定ボーとしてる!早く制服に着替えて朝ごはん食べて!

初登校日よ!気合いれてに身支度しなきゃ!」


「あっララ…。おはよう…。ふぁぁ」


思わずあくびが出る。

昨晩は会議と共に前世の寂しさで、あまり寝れなかった。


「どうせ、前世の寂しさとかで寝れなかったところでしょうけど、そんなの関係ないのよ。

今日から勝負時なのよ。新マネの座。そう私達が第二のヒロインになる為に、正明館学園の男子自転車競技部へ行かなきゃいけないんだから!」


そそ、そうだ。

そうなのだ。


私達はライバル高校に女マネージャーになると昨日作戦を練った。


正明館学園には女子マネージャーがいない事だけは漫画で知っている。


先輩達のアシストするのは完全に後輩。


まず、入部させてくれるのかっていうのが問題である。


「入部させてくれるのかな…」


「なに弱気になってるのよ!まずは着替えてリビングにきてね。下で待ってるから、うんと可愛くしていくわよ…!」


ララは、ものすごい闘志を燃やしてるようだった。


そうだ闘志を燃やすべきなのだ。


この状況化になれるから。そのララの言葉は、慣れなきゃ意味がないって事でもある。


私は急いで正明館学園の制服に着替えて下の階のリビングへと急いだ。


昨日夕食の時に、新しい父と母と顔合わせはしている。

ぎこちない感じだが、とても優しい父と母である。

そして、ペットの犬のポチ。

素敵な家族ですごく安心した。


リビングに降りると朝ごはんを済ませたコーヒーを飲む父が声をかけてくれた。


「今日から高校新1年生か~。あらためておめでとう。高校生活もキキもララも楽しむんだぞ。

あっ、楽しんでばかりじゃなく、少しは勉学も頑張るんだぞ」


父が、そういうと母が声をかけてくれた。


「本当におめでとう。正明館学園は偏差値高いけど、二人ともよく頑張ったわ。

部活は、どうするの?やっぱり自転車競技部はいるの?正明館学園って男子自転車競技部は聞くけど女子自転車競技部はあるのかしら~?」


そこへ長い髪をポニーテールにする準備中のララが話に入ってきた。


「まだ、わからないの。でも出来れば男子自転車競技部の女子マネージャーにキキとなりたいと思ってるの」


母は、のほほんとした口調で


「あら、あなたたちもロードで成績残してるんだから、もったいないじゃないの~。」


と、記憶にはない中学生時代のロードバイクの大会で数々の優勝を飾ったらしきトロフィーや表彰状を指さした。


父も同じ意見らしく


「そうだな。お前達の走りは、まるで風の妖精のようだ!ハッハッハッ」


わんわんっ!と、ポチも私達も見て返事をする。

同意見らしい…。


温かい朝ごはんを食べながら横目で、見覚えのないトロフィーや表彰状を確認すると、

全国優勝など母のいう通り、ものすごい成績を出していたらしい。


たしかにこれは、もったいない。


準備が終わったキキがやってきてコーヒーを母にせがんだ。


「お母さんコーヒーもう一杯!」


母が、ちょっと困り顔をしながら


「ララ、あなたコーヒーそれで5杯目よ。いくら初登校で緊張してるからって飲み過ぎじゃないの~?」


よく見ると、ひどく血走りぎみの目をしたララがいた。


「いいの。昨日あんまり寝れなかったし、今日早起きしちゃったし。今日眠くなったら困るの!!」


母が優しく微笑みながらコーヒーを淹れる。


「あらあら、この子ったらっ」


コーヒーをフーフーしながら、ララが私を見る。


「キキ!のんきに朝食食べてるけど支度は!?急いでよ!仮にも私の双子の姉なんだから小奇麗にしてよねっ」


なんだかんだ言いながら、キキもかなり緊張してると見える。


そりゃぁ、そうだよね。

ララは6歳から16歳まで天国にいたわけで…

新し家庭に、下界の世界の生活。


私より緊張してもおかしくない。


ララを見ると、昨日見た綺麗なストレートの黒髪を巻いてポニーテールにしていた。

そこへお化粧はしていないものの軽くリップを引いていた。

正直女の私から見てもドキッとしてしまうほど女子力も高いし、アイドルなみの容姿だ。

そこへコロン?を、軽く振っているのかほんのり甘い香りがした。

口元のほくろが色気を出すのでポニテールをするぐらいが女子高校生らしい。


まさに、理想的な女子ヒロインだ。


「キキ、私は初日は、これで行ってみる。あなたは髪の毛等の自己マネージメントは済んでいるの?」


え。

そんなの考えてもなかった。

前世ではショートのストレートで寝起きのまま学校に飛び込むような人間で、女子力とは皆無だったし。


「そんなの考えてないよ~。とりあえず髪の毛とかすかな~」


キキが少し機嫌をそこねたような顔で口を開く


「あああああ!もう!だからキキはキキなのよ!しっかりして!正明館学園に行く意味!」


そうだ、普通に家族とポチに癒されて、すっかり抜けていた。

今日、正明館学園に入学して男子自転車競技部の門を叩こうとしているのに

あまりに色気がなさすぎるもの何だ。


「ララ~!髪の毛まくの手伝ってくれない!?」


と手を合わせてお願いしてみる。


機嫌の悪いララだが、自分にも関わることなので「うん、しょうがないから手伝ってあげる」と

コテを取り出して温めてくれた。


その間に食事を急いで終わらして父と母に「私も急ぐね!」と声をかける。


「二人とも元気いいな~!ハッハッ。じゃぁ父さんは会社にいくぞ、お前らも気を付けていくんだぞ」


双子あるあるなのか、声を揃えずとも揃ってしまった。


「いってらっしゃーい!」


母は食器を洗い、いつもしているのであろう家事を慌ただしくしている。


私は顔を洗い、歯磨きを済ませてリビングに戻ると、

ララがコテの前でヘアスタイルの雑誌と、にらめっこしていた。


「キキの涙ほくろを活かすスタイルねぇ~」


「ララおまたせ!」


「キキおまたせじゃないわよ!急いで!時間があまりないわ。ん~。悩んだんだけどコテで巻いてロングでヘアバンドでもつけましょ」


「私はよくわからないから…」


そこへララにポンッと頭を叩かれる。


「よく分からないじゃないわよ!よく分かるようにして!私達はヒロインなの!自力でヒロインの座を奪わないといけないの!

この重大な事わかってる!?もしかしたら私たちよりもヒロインに相応しい子がいたら、どうするのよ!

私は嫌よ。ただの先輩後輩で終わるの。しかもまったく名前も知られない何て最悪よ!

絶対に上り詰めるところまで上り詰めてやる。だってせっかく転生したんだもの!!!」


ララに髪の毛をコテで巻いてもらいながら遠い記憶を思い出す。

そういえば幼稚園のときから、負けず嫌いで女子力高くて6歳にしてクラスメイトの男の子メロメロにしてたわ。

私は、そんな事を思い出していた。


「はい、唇かして、ヘアコロンは私と同じバラ。キキのコロンはコレがいいかな」


ララに腕をつかまれてコロンをつけられた。

フェミニンな香りがフレッシュに弾け、甘美に広がる。

素敵な香りだ。


「さ、ララ様スタイリスト!キキちゃんの完成です~!」


と鏡の前に私とララが並ぶ。


長いストレートの髪の毛が大き目のコテで巻かれ、可愛らしくなっている。

そこへ気が付かないうちに、つけられたカチューシャは、とてもシンプルなもので、

大き目のふわるゆな髪の毛に邪魔しない印象だ。

そんなロングな髪の毛からは揺れる度にバラの香りが穂のかにし、香りまで乙女だ。


自分で言うのも何だが、まさに少年漫画のザッヒロインだった。


「あぁ、やりすぎたかしら、キキも可愛くし過ぎるとダブルヒロインってなるって事になるわよね…。それは、ちょっと…

まぁいいか。キキには女子力ないし!」


またララがブツブツ独り言をいっているが丸聞こえだった。

女子力無くてごめんなさいね…


「キキ!時間時間!そろそろ行かないと!」


「あっ!うん!」


ララに手を取られて慌てて家を出る。


母に行ってきますの挨拶をしようとすると、また双子の声の重なり合いが出てしまう。


「お母さん、いってきまーす!!!」


玄関を慌ただしく開けて家を二人で飛び出す。


キキとララの二人で小走りぎみに学校、正明館学園を目指した。


「初日からこんな忙しくなるなんてキキのせいだからね!」


たしかに私のせいです…。


「ごめんね。ララ、そしてありがとう。」と笑顔でお礼を言う。


ララは少し照れたように


「いいわよ。そんなキキを知ってて転生先同じにさせたのも私なんだし…」


と、答えてくれた。

昔から、素直な子ではなかった。

いわゆるツンデレだ。

幼いのにとても計算高い子だったし病気がちだったので、友達がとても少なかった。

なぜだか、意気投合して毎日のように一緒に過ごしてたんだよなぁ。


不思議。


また、ララと学生生活を楽しめるなんて嬉しいな。


なんだか自然に笑顔になってしまった。


「何一人で笑ってるのよ。しかも、昨日のグチャリ笑顔じゃないわ。自然だわ。どうしようキキにヒロインの座奪われたら…」


と、またララが愚痴をこぼしている。


ただ私にはララの姿がキラキラ眩しくて、おそらく彼女がいうヒロインの座はララに決まりであろう。


そんなヒロインを横で見て双子の姉。


そんなところが私のキャラには合っているんではないだろうか。


と、ララに手を引っ張られながら歩いていたら、目的地の正明館学園の門についた。


遅刻ギリギリだ。


そこに…


後ろから、かすかにロードの音がする。

振り返ると夏焼輝が笑顔で正門をくぐっている。


夏焼輝というのは正明館学園の目的のキャラである一人であり、

一年生にして唯一、伝統ある正明館学園男子自転車競技部のインターハイメンバーに選ばれた、

私達と同級生の唯一の1年生である。


---------------------------------------------------


担当ジャンル:クライマー


輝く走りをするという青年「夏焼輝」


山や坂が得意ジャンルのクライマー。


坂があるとワクワクしてしまうという根っからのクライマーである。


いつもマイペースで本来の走りは、見極める事が出来ないが


レースとなると別もの。


本気になると、名前の如く「ひかり」を放ち、ものすごい速いスピードで駆け上る。


---------------------------------------------------

というかのが、彼の設定である。


リアル推し達の一名に遭遇し思わず声が震えた…。


「ラッラッララ!ひっひかり君が目の前にいる!」


ララも少し同様しながら口を開いた。


「ふふっ。キャラに遭遇してやっと実感わいてきたわね…。これから楽しみじゃないの。」


夏焼輝は、もちろん私達の存在に気が付かず、そのままロードを自転車置き場に止めて

学校へと急いでいく。


「同級生ってなると一番、距離が近いわよね。でも彼女子に興味あるような子じゃないのよね。う~む。」


ってララが悩んでるうちにチャイムが鳴る。


キーンコーンカーンコーン


「ララ、まずい!初日から遅刻しちゃう!」


「そうね、私達も走りましょ!」


という事で、入園式に出た私達。


もちろん2年の先輩、3年の先輩もそろった会場だ。


思わずキョロキョロしてしまう。


校長先生のお偉い話なんて、頭に入るはずもない。


【新入生の諸君入学おめでとう・・・・・・・・・・・・・・】


私キキは、目はいいほうだ。裸眼で割と遠くまでいろんなものを確認できる。


目だけは前世でも良かった。


もちろん探してしまう。


私は、心の中で叫ぶ、なんせ一人一人見つけてしまっていた。


正明館学園自転車競技部インターハイ出場メンバー勢ぞろい!


まず見つけたのは、主将さんである。


----------------------------------------

竹内勝一郎 たけうちしょういちろう


担当ジャンル:オールラウンダー


魔性の笑顔の持ち主。


その魔性の笑顔で、人類のほぼは竹内の言う通りになってしまうというほど。


そんな彼は、正明館学園の絶対的エースでもあり主将である。

柔らかな雰囲気で、見た目も中身も、優しい主将さん。


ただ、うちに秘める思いは、勝ちに拘る男であり熱い男。


担当は、オールスプリンター。


スプリント、ヒルクライムにかけても弱点がなく、

優しさで溢れる主将だが、勝利のためにチームメイトに厳しいオーダーを渡す。


厳しさの中に優しさがこもってる事は、皆が理解している。


厚い信頼を受けている竹内には部の皆がついてくる。


松校高校のキャプテンとは1年のころからの良きライバル。


3年

---------------------------------------------------


あの容姿で笑顔になられたら、そりゃぁ魔性だわ…。


私は、漫画の中でも彼の笑顔に、ときめいてしまっていた。


それに、チームメイトを引っ張る姿が、またカッコいいのだ。


はじめて見る主将さんの姿に、正直ドキドキしていた。



次に見つけたのは、


あまりの美しさに、すぐに目を奪われた。


それは…


---------------------------------------------------


鞘師桔平 しいなきっぺい



担当ジャンル:クライマー


正明館学園No.1美形クライマー…。


とにかく走りも容姿も美しい美貌の桔平。


自分でも、その容姿に満足しており女子たちの人気も独り占めしている。


輝が入部してからは、人気を取られて少々嫉妬ぎみである。


ただ、自分が常に一番な桔平は、ひるまず自分のファンに常にアピールを忘れない。


そんな容姿からは、信じられないほど圧倒的なヒルクライムは男女共に誰もが見惚れる。


無駄のないペダリングと動きで音もなく加速する、相手を抜き去る。その圧倒的なヒルクライムから、


そんな鞘師美しさから「山の精霊」と皆から呼ばれている。


私達の憧れ人、松校高校のの「嗣永玲」と外見の美しさと共にクライマーとしてもライバル



---------------------------------------------------


「うっ」思わず声が出そうになった。


いや、出てしまった。


あまりにも美しい。


ありゃぁ、大人数のファンクラブも出来るわ…。


漫画でも、カッコイイのに現実の世界となった今モデル級。いやそれ以上なんじゃないか。


下手な芸能人なんかよりもカッコよく美しい姿からなかなか目が離させないでいた。


あぁ、もう、美しさから光輝いてるわよ…


「うっ」と思わず一瞬気絶しかける。


そして、また見つけてしまう。


あ、また輝いてる人がいる…


---------------------------------------------------


加賀烈吾 かがれつご



担当ジャンル:スプリンター


見た目は、チャラッチャラッしたザッチャラ男である。


イケメンの為、女子の鞘師同様女子ファンも多いが以外に彼女は自転車の為作らない主義である。


ただ自転車に関しては別物であり、

正明館学園、最速の称号であるゼッケン4を背負うエーススプリンター。


遊び人に見える彼だが、勝負に負けは許されない。という信念の熱い心の持ち主。


天性の肉体・瞬発力から見せるスピードは誰も抜けないと言われている。


チャラチャラした見た目とはいえ、天真爛漫で豊かな人間性からチームメイトからの信頼も厚い。


そんな彼は勝負時は普段見せない顔を持ち、ある呼ばれ名を持っている。


それは「直線のチーター」ここぞという勝負の時、豹変する。


---------------------------------------------------


どうしよう。かっこいい!かっこいいわ!


ありゃぁ、モテるわ。前世だったら近づく勇気もないよ…


というか、転生した今もないけども…


チャラ男って趣味じゃないけど、彼の物語を知っていくとどんどん沼にハマるのよね。


危ない危ない。


何が危ないのよ。


私達は転生した意味は「嗣永玲」に出会う為


箱推しキャラ達で、ここまでヤラれててどうするのよ。


ど、自分にカツを少しいれた。


だが、しかし…


イケメンを三人も見たら変な汗をかいてしまったので


ハンカチで汗をふく


汗をふいたハンカチをしまおうとすると、また二人見つける。


---------------------------------------------------

小田好友 おだよしとも



担当ジャンル:オールラウンダー


元ヤンチャボーイ。


中学の時にとあるスポーツで肘を壊し挫折し、


高校生活はじめは荒れくるっていた。


そんな灰色の世界を生きてる中、自転車部の練習中の竹内に出会う


笑顔で走る彼の姿に、目と心を奪われる。


誰にも心開かない小田だったが、竹内との毎日のやりとりの中で


自転車へ興味がわき始める。


気性も荒く、口も悪いが、根は真面目。


そして絶対に信頼している絶対的な竹内のアシストを務める。


またオールラウンダーとして登り坂でも力を発揮しチームを引っ張る縁の下の力持ち。


ロードで引く相手を、素早い走りで、しっかり運ぶ姿に


赤城山のイニシャルDのお豆腐を運ぶ姿に似ていることから「イニD」愛称がつく。


残念ながらお豆腐屋ではなく、寮暮らしであり、ものすごくお金持ち。


---------------------------------------------------


小田先輩ってめっちゃ不細工キャラって言われてるけど


私は大好きなのよね。


あの口調の荒さに優しさがあって、まさに腐女子の心を躍らせてくれる。


めちゃくちゃイケメンじゃないところが心をくすぐる。


あぁ、仲良くなりたい…


まぁ、正直女子との絡みが漫画で描かれてない為、話かけても無視されそうで怖い…。


そして、最後に見つけたのは…



---------------------------------------------------

生田俊 いくたしゅん



担当ジャンル:スプリンター


筋肉or体力バカと呼ばれる2年生にしてレギュラーに選ばれたスプリンター。


筋肉をこよなく愛し体中の筋肉を鍛え上げた、肌肉君。


しかし、実力は2年でレギュラーに選ばれるだけあり、


素晴らしいスプリントで爆発的なスピードで槍のように突進する。


彼自身は、見た目も中身も真面目君だが、


3年のエーススプリンター加賀に憧れている。


密に見た目だけでもチャラくなろうとしているが常に失敗に終わっている…。


---------------------------------------------------------------------


制服着てても生田先輩の筋肉は目立つなぁ~


生田先輩って、すっごく真面目で可愛いんだよね。


ただ真面目すぎて筋肉と加賀先輩とロードにしか興味ないのよね…


これまた話かける自信ないわ。


と、落胆していると、左横に輝君の姿が見えた。


どうやら同じクラスのようだ。


彼の容姿は、本当に可愛くてこれまた見惚れてしまう。


すでに同じクラスの女子や一年の女子は彼に目をつけたようで


キャッコラ言ってるようだ。


近くから、遠くからもおそらく輝の事であろう


「あの子可愛い!」「ねぇねぇあのクラスの青の髪の毛の子かっこよくない?」


と噂されている。


そんな本人は気が付かず眠そうに、あくびしていた。


あぁ、間違いないこの世界は「ロードバイクに魅せられて」の世界だと実感する。


そんな中、長い長い校長先生の話が終わったようであった。


男子自転車競技部の方々に見惚れて、まったく聞いてなかった…。


私が箱推しキャラに見惚れていたら、入園式も終わっていた。


トコトコと足早にララが笑顔で私に向かってくる、


満面の笑みだ。


「キキ…大きな声じゃ言えないけど、ちゃんとチェックした!?ねぇ本当にここは「ロードバイクに魅せられて」の世界よ!」


「ララ!もう、どうしよう!感動し過ぎて感無量です…」


「キキ何いってるのここからが本番じゃない!私達は男子自転車部のマネージャーになるのよ!今日入部届だしにいくわ。

心の準備はいい!?まずは授業からだけど。でも、運が良かったわね。キャラの一人の夏焼輝とは同じクラスじゃない」


「そうなのよ!見惚れちゃって…てへへ」


「そんなんで、どうするのよ!私達だって負けず劣らずの美貌を手にいれてるわ。聞こえなかったの男子の声が、私たち二人の噂で満載だったわよ」


全然聞こえてこなかった。


だいぶ、いや、もう箱推しキャラしか見えていなかった。


「キキララちゃんって言う双子らしいぜ。」「上國料さんっていうらしい。」「俺ララちゃんに心奪われたわ」「俺はキキちゃん派」


「ってな感じで私達の噂もちゃんとされてました。」


「ちゃんとって何よ。」


「まぁ、私だもん。当たり前だけどね。」


と自信満々にララは言う。


教室に戻ろうとすると私達に話かけてきたクラスメイトならしき男子がいた。


「上國料さん達、だったよね。俺、川村!仲良くしようよ」


普通のナンパ…


ナンパなんてされたことないから、どうかえしていいか分からない…。


「えぇ、ありがとうね。一年間、川村君ハァト


とララが笑顔を向ける。


思わずララの笑顔にキュンとしてしまった。


美しい。


この容姿、自分でもあるんだから、驚きだ。


ただしかし、自分にはララのような振舞いはできかねる。


ただ、ララのあまりに可愛らしい笑顔を見て、同じ容姿なのだから、少し胸を張ろうと思う。


その声をかけてきた。川村君と名乗った少年はというと、ララの笑顔にやられたのか動けなくなっている。


そりゃなるわな。


と思いながら、気を取り直して教室へと向かう。


言い忘れていたが、ララとは運よく同じクラスだった。


しかしも同じ苗字なので、もちろん席は後ろ前えだった。


前にいるのは私キキだった。


机に座って一息つくと、ララが背中をボールペンの後ろでつついてきた。


「キキ授業が終わったら、いくわよ。男子自転車競技部への入部届だしに!」


「え!初日!?」


「当たり前でしょ!入部できるかもわからないし。さっさと嗣永玲に出会うために用意しましょう」


「そうね、ここまできて腰ひけるのもね」


と、ララがごく自然に輝への席に向かう。


「はじめまして、夏焼君。今日朝ロードバイクで登校してるの見ちゃったんだけど、あなたも男子自転車競技部入部希望?」


ええええええ、めっちゃ自然に話かけている。

たしかに幼稚園児時代から、物怖じしないタイプだったけど、ララの自然に行動に移すところは、すごいとしか言いようがない。


「君は同じクラスの子?アハ、見られてたんだ。そうだよ。ここの自転車部早いって有名なんでしょ?だからここの正明館学園にきたんだよ。」


「私達も男子自転車競技部入部希望よ。よろしくね。」


輝は不思議そうな顔をして、


「君たちはロード乗るの?あっでも、女子自転車競技部はないんだよね?

ん?マネージャー希望なの?でも正明館学園の男子自転車部って女子マネージャーは取らないって有名だって聞いてたけど?」


「ロードには乗ってるわ。ただ高校生活はサポートに回りたいなと思って正明館学園に決めたの。ただ、その情報は不足してたわ。

ありがとう。でも、何としても女子マネージャーになりたいと思ってる。是非あなた達のことサポートさせてね。」


とララは言い残し笑顔で輝のそばから離れたようとして。


言い忘れたと顔をして


「あっ言い忘れてた。私達は双子の姉妹で妹の上國料ララ!そしてこっちは姉のキキよ。これからよろしくね!」


と自分の席に戻る。


「キキ、聞いてたでしょ、完全に情報不足だったわ…」


「ララ、高校生活終わったわね( ^)o(^ )」


「キキ!あきらめ早すぎ!行ってみないと分からないじゃない。とりあえず放課後よ。女子マネージャー取らない!?上等じゃない。なってやろうじゃない!!」


ララが何やら闘志を燃やしていた。


そりゃぁ、そうよね。ここまできて、何もできません転生生活でしたってわけにいかない。


少しは頑張りたいところだ。


気は重かったが、放課後に男子自転車競技部の門を叩くことにした。





第二話完


()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


もしも『面白かった』や『続きが気になる』などと感じて頂けましたら


広告下にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援してくださると


モチベ上がります、嬉しいです。


更新情報を素早く知りたい方はぜひブックマークもお願いします。


どうぞよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ