乙女ゲー設定
ここからは文章ではなく、主人公がやっていたゲームの設定のあれこれのメモになります。
無駄に長いのはご愛敬ですが、特に本編とは関係ないものなので読みたい方だけお楽しみください。
ここからはゲームの設定とかを考えたメモです。
長いので読まなくても全然何も本編とは関係ないです。
●ゲーム名
「贖いの聖女」
●攻略の仕方
ヒロインのステータスを上げる事で攻略対象キャラとのエンディングを目指す乙女ゲーム。
それぞれのキャラを攻略するのに必要なステータス値はキャラごとに違っているため同時攻略は難しい。
●ヒロインのステータス(仮)
身体能力:戦闘時の純粋な物理攻撃の攻撃力。
知力:魔道や祈りを行う上で新しい技を覚える。
素早さ:戦闘時の攻撃回数や回避に影響。
体力:純粋にHPの値。
魔力:知力と魔道を上げると新しい魔法を覚える。また、戦闘で発動時、威力が上がる。
祈り:知力と信仰を上げると新しい補助魔法を覚える。また、戦闘で発動時、威力が上がる。
幸運:その名の通り、幸運値。回避やクリティカルの確率が上がる。ストーリー上でも幸運値により変化するイベントがある。幸運値が高いと死ににくい。
魅力:ヒロインの聖女としてのカリスマまたは美人度と置き換えても可。
●ストーリー概要
ある日突然異世界へ呼ばれ聖女として魔王を祓って欲しいと言われたヒロインは、元の世界へ戻るため、聖女としての役割を果たすため、剣を取る。
そして魔王を祓ったその時、神は目覚め、聖女に祝福と、願いを一つ叶えると言葉を落とす。
果たして、ヒロインは世界を救い、元の世界へ戻ることができるのか?
育成あり、戦闘あり、恋愛イベントありの恋愛シュミュレーションゲーム。
●攻略の流れ
攻略対象キャラは7名(隠しキャラ除く)
ゲーム序盤、まずは生活の基盤となる本拠地を選択。
本拠地は 王宮・騎士団寮・神殿 の三か所。
神殿はゲーム序盤のステータス値により選択可能!
本拠地がどこでも全員との恋愛エンドは攻略可能!
ただし、それぞれの本拠地のみのイベントと特殊エンドがあるので注意。
各キャラ グッドエンド・トゥルーエンド・悲恋エンド・デッドエンド があり、デッドエンドはキャラにより複数パターンある場合があるので注意が必要。
●キャラクター設定(ネタバレ盛大にあり)
【王宮】
☆グリエルムス☆
国の次の王である王子様。
序盤ではヒロインは相手の身分を知らず王宮内で人知れず既知となる。
ただし、魅力を上げなければ後続のイベントが発生しない。
王宮内で起きるイベントを通じて友好関係を築いていくが、聖女としての力を示した後、聖女の心を試すイベントが発生する。
一歩間違えば暗殺ルートになる恐ろしいキャラ。
一緒に戦闘には行けれないため、交流イベントを一つも漏らさず発生させなければいけない。
魔王討伐後、メンバーの誰も選ばず王宮に戻ると王子様エンドとなる。
戦闘メンバーに選べないのにゲームパッケージのセンターを飾る。
誰よりもヒロインの悩みに沿い、行く道を照らしてくれる人なのでここに癒しを求める人も多い。
また、甘い台詞と、色気を振りまく流し目が多く、一番甘いルートとも言われている。
瞳はピンクがかった銀(と表記されるがカラー絵はピンクとしかわからない)
髪はピンクブロンド
色に反して背は普通に高めでしっかりとした骨格をしている。
王になるものの嗜みとして剣の扱いは一流。
☆アルフレド☆
王宮魔導士長様。
眼鏡をかけた物静かな人だが、研究に対する欲が強い。
聖女の存在や、向こう側の世界についても興味が強いが、国全体の幸福という価値観で物を見るため極端な行動は起こさない。
だが、国と弟子を大事にしているため、親密度が高くなる前にそれらとヒロインが天秤にかけられる様な事になると迷わず国と弟子を選ぶので注意。
また、親密度が高くなっても神殿への傾倒や、信仰心を上げ過ぎると、裏でつながってるのではと疑われ消される可能性がある。
髪は赤みがかった落ち着いた黄色で、後ろは刈上げだが前髪が長め。
瞳は紫がかった灰色だが糸目のため普段は見えない。丸眼鏡キャラ。
年上キャラでひょろりと高い背をしている。
攻略内で一番背が高いが体の厚みは余りない。
国の防衛にも携わっているためある程度の戦闘力や体力は保持している。
当たり前だが魔道の威力や攻撃範囲、種類はぴか一。
☆トマス☆
王宮魔導士長の弟子。
実は魔王の中核には人の子がいる。それがトマスの双子の兄弟。
トマスの歌は片割れの人の子としての性を強くし、魔王を鎮めることのできる唯一のものだが、魔王としての力が増せばそれもきかなくなる。
片割れが魔王になり切らない様、歌に魔力を乗せ鎮める力を増幅し、自身の身を削ってきた。
それ故に魔王を散らすために現れた聖女の存在をうまく受け止められない。
が、慣れない戦闘や魔道の勉強を頑張る聖女の姿に心打たれ、少しずつ心開いていく。
王宮は彼を大事にしてくれているが、神殿に利用されボロボロになっていく。
彼に殺される事はないが、魔王鎮めのイベントで巻き込まれて死亡する可能性と、彼を守る師匠に暗殺される可能性があるのでステータスと行動に注意が必要。
緑がかった灰色の髪はところどころ黒い斑がある。
瞳は赤く、不吉な色と言われているため前髪で完全に顔半分を隠している。
攻略対象キャラ中で一番年下であり背も低い。
兄弟のため魔力を上げる事に必死であまり体は鍛えられていない。
王宮魔導士として必要な基礎体力ギリギリだが、特殊技能として歌がある。
【騎士団寮】
☆エルネスト☆
国の第3騎士団団長さん。
まじめで堅物過ぎて最初はとても塩対応。
イベントを進めても比較的塩。そこがいいと一部ファンに人気が高い。
懐に入れた者は大事にするが、それ以上に相手を思うが故に厳しくしてしまう。
ヒロインが寝ている時などに甘やかな本音を吐き出すところがある。
信仰心と魅力を他より抜きんでて上げ過ぎるとヒロインを神聖視しすぎて触れられなくなる。
攻略するには全体的に同等にステータスを上げる必要がある。
金髪を高い位置に結い上げたポニーテールキャラ。
瞳は青が基本だが、カラーによっては紫がかる。
原色カラーよりは透明度のあるカラーで描かれる。
攻略対象キャラ中で3番目に背が高い。
騎士団所属のため全体の中ではガタイがいいが、相手の力をいなし流れるように振るう剣技が冴えわたる人。
戦闘力はアッシュと並び全体の中で一番だが、アッシュより体力が少ない。
全体魔法が使え、信仰心も高め。
☆アッシュ☆
国の第2騎士団団長さん。
熱くてまっすぐだがまっすぐすぎて警戒心が強いところもある。
懐に入れたものは全力で守る。
そのため、頑張らなくても自分が守るからと言うイベントが発生するがそれにうなづいて戦闘力を上げないと大切な人を失い生き残るエンドが待っているので何が何でも強くなる必要がある。
信仰心に傾きすぎると自分ではヒロインを守れないのかと後ろ向きイベントが発生し死亡ルートの危険が増す。そうならなければ基本爽やかお兄ちゃん属性で安心の権化。
赤い髪は短くウェーブを描いている。
大きめの目はつっておりオレンジ色をしている。
エルネストに比べて身長は低いが体作りはしっかりしており、力の強さと素早さに定評があり相手の不意を突いた戦い方に特化している。
戦闘力はエルネストに並び全体の中で一番で、エルネストより体力がある。
魔道に関しては余り大きなものは使えず、単体への攻撃か物理に付加する程度。
信仰心は高くない。
【神殿】
☆ブニファシオ☆
神殿の神官長様。
周回しないと落とせない神官長様。
信仰ステータスが振り切れてないと初期の拠点を神殿にできない。
しかし、信仰に振り切れているとブニファシオさんのヒロインへの執拗な思いが気持ち悪い。
信仰が行き過ぎて半ばヒロインを信仰の中心にしがちで魔王を払った後もこの世界にヒロインを居させようとする。
ヒロインがこの世界に残るならだれと恋愛エンドを迎えても構わない。
むしろ聖女たるヒロインがいなくなるくらいなら魔王がこのまま放逐された状態でいいとさえ思っているため、引き留める材料がそろうまではトマスを裏で利用して時間をひきのばそうとしたりと神官長らしくない面も持ち合わせている。
真っ黒な髪は信仰上の理由で長く伸ばし、複雑に結い上げている。
瞳の色は緑の虹彩混じりの黄土色でとても美しい。
背はそこまで高くなく、最年少のトマスよりは大きいが全体からすれば二番目に小さい。
体の厚みもあまりなく戦闘力は高くないが、神に仕える者としての修行を日々まじめに行っているため、体力は高い。
信仰心が高く、全体へ加護を与える能力がマックス。
☆ドミニク☆
ストレートには出てこないキャラだが隠しというほどでもない。
王宮のある町にいる情報屋であり何でも屋。
討伐メンバーに一人分空白を作って後半へ入りイベントを進めれば彼を仲間にできる。
前半はいろいろな人や町の情報などをくれたり、屋台でご飯をおごってくれたりといい人。(ドミニクと会うと知力が上がる)
町の気のいいにいちゃんという感じである。
騎士団を敵視しているため、騎士団長と一緒にパーティーメンバーにすると対立イベントが発生する。
選択肢とステータス配分を間違うと騎士団長をはめるために利用され、無情にも彼に刺され足蹴にされるイベントなどが用意されている。そしてもともと利用するために近づいたと種明かしされる。
また、神殿の間者としても動いているため、神官長と一緒にパーティメンバーにすると神殿イベントに強制的に入ってしまいバッドエンドが確定する。
彩度の低い緑の髪はぼさぼさ気味。
灰色の瞳は常に半眼。
公式の身長順には記載はないが、猫背を直せば本当は二番目に身長が高いのだろうと言われている。
公式では、魔導士長>王子>第1騎士団長>第2騎士団長>神官長>弟子
裏の顔を持っているが故に戦闘力は三番目に高い。
素早さと体力が高く粘りのある戦闘をする。
魔道、信仰に対するステータスはプレイヤーから見えない仕様のキャラだが、特殊能力はバッドステータス回復特化型。
【隠しキャラ】
全員とのエンディングを見ている事が必須条件。
☆神様☆
信仰と魔道を上げると夢の中で会話するイベントが発生。
周回しても踏破が難しい山脈がマップ上に存在しており、夢イベント後に戦闘力をしっかり上げて山脈マップを踏破すると山頂で存在の欠片「神の名」を手に入れる。→この神の名を手に入れると「伝説の乙女イベント」大成功条件の一つが満たされる。もう一つの条件は信仰心を上げる事。
※山脈は踏破しなくてもゲーム攻略に関係ない。
※「伝説の乙女イベント」は信仰心だけでも成功するがその場合は「聖なる乙女のイベント」となる。
山脈イベント後、魅力を上げ海のマップをうろついていると、神様のかけらに呼ばれて神様の意識が目覚める。ただし、完全に覚醒してのものではないので何と出会ったのかヒロインにはわからない。
海イベント後、知力を上げて戦闘マップをうろつくとランダムでイベントが発生。野原、湖、森で神様の意識を拾い集めると再度山脈イベント発生条件が満たされる。
が、二度目の山脈イベントの際にはまたマップレベルが上がっているので相当戦闘力を上げる必要がある。
山脈の頂上にたどり着くと見知らぬ場所にいつの間にかおり、何度か顔を合わせた神様と出会い、言葉を交わす。
その時、ヒロインがはっきりと神様の名前を呼び、神様に影ができる。
信仰心マックスで魔王討伐を行うと「乙女の祈り」という特殊技能が出てくる。
乙女の祈りを行うと人の形を持った神様が現れ魔王を浄化し、魔王の中核となった子供が帰ってくる。
そのままヒロインは謎の空間で神様と二人きりになり、魔王と神様についてのイベントが発生。元の世界に戻るか、死ぬまで神様と一緒にいるか選ぶ選択肢が発生する。
●余談
ファンの間ではキャラの名前の由来等を調べるとゲームプレイ済みじゃないとネタバレになる設定が浮き彫りになると、もっぱらの話題に。
考察厨や、隠された意図を深読みしてしまう系のユーザーがエモさで死んでいく。
そうした中でアッシュだけはどういう意図でつけられた名前なのか読めないとよく質問が公式に飛ばされるが公式も「さて?」と、流すのを繰り返している。
公式も、裏があるキャラとないキャラでメリハリをつけて制作しましたと公言しているので、アッシュに何か隠された設定があるのかないのか、それだけでしばらく考察厨はご飯おかわりできる状況。
トマスは双子の兄弟が魔王となったことで本当の色を上書きされている状態である。
兄弟が解放されると本当の色を取り戻す。
髪色は銀(カラーでは紫~赤が影に入れられている)、瞳は灰がかった青で青みが強い。
(どちらの色も魔王に乗っ取られてた時と反転色になっているのだろうと考察厨の間では言われている。)
双子の兄弟は魔王にとらわれている間は、灰色に色々な色を置いたような混沌としたどろりとした髪色と赤が混ざる金目をしている。
2人の顔の造作はそっくりだが浮かべる表情が違いすぎるためすぐにわかる。そういう点ですぐに魔王と自分の顔が一致してしまうから顔を隠している。
目の色を隠しているというのは便宜上言っている言い訳。
ブニファシオは名前が覚えづらいともっぱらの評判。
上記設定にいれていないけど、ブニファシオの行動原理は全て神のためなので、ヒロインを留めおこうとしたり、神聖視するのも全て神の御心に沿った結果。
だけど、そういう所をあえてそこまで公式が書ききらないため、盲目的にヒロインヒロインになってるヤバイ人という印象がうわべでは強い。
が、名前の検索をした人が色々あれやこれやとこねくり回したりしまくって、ある層ではそれだけではないのでは?だって、なんかありそうな事をこことこことここのストーリーでチラ見せしてるじゃん?って水脈見つけようとするような努力がされまくる。
そんな努力をせせら笑うかのように1年位したころに公式から投下されたSSで、ブニファシオの隠された特殊技能について出たことで界隈が大盛り上がりする。
また、そのあたりの行動は全て隠しキャラである神様エンドにもつながる事だったりする。
小出し小出しで公式が爆弾を投下した後、ファンの二次創作層の間では神様×ヒロイン推しのブニファシオネタが流行る。
★それを踏まえてのキャラ名の由来★
【王宮】
グリエルムス:古高地ドイツ語で「強い守護者」の意
アルフレド:古英語で「賢い助言者」の意
トマス:ヘブライ語で「双子の片われ」の意
【騎士団寮】
エルネスト:古英語で「真面目、真剣」の意
アッシュ:灰色の事であり、フランスで発音されないHの事。
【神殿】
ブニファシオ:ラテン語で「良き予言」の意
ドミニク:ラテン語で「主のもの」の意
という設定でした。
それが全部生かされるかはわからないですが、まぁ、考えるだけはただです。
長々とお付き合いくださった方、ありがとうございました。