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彼女と泊まるのに僕には何かと煩雑なことがある
久しぶりに実家に帰った。しかし昨日はカプセルホテルに泊まった。慌ててホテルを出たものだから宿泊料と朝食代を払っていない。今日は彼女とそのホテルに泊まる予定である。
両親に何と言って誤魔化したらいいのだろうか? 携帯電話があるので連絡はとれるけど居場所を何処にしたらいいのか迷っていた。すると頭の中に悪友の顔が浮かんだ。そうだ悪友のハラダ君の家に泊まったことにすればいい。
僕たちは急いで自動車に乗り込んで高速道路の坂を上り、一本道の急な勾配を下がって行った。狭い道路なので離合できるところで大きなトラックが待ってくれている。僕はブレーキを踏むことを忘れてオーバーランしてしまう。後部座席に乗っていたジャズバーのマスターが「そんなに焦らんでもいいのに。通り過ぎたじゃないか」と愚痴を言う。今から彼のバーに行く予定だったので、かなり大回りになってしまったのだ。そうすると彼女と一緒の時間がかなり短縮される。12時過ぎから6時くらいまでしか一緒にいられない計算になる
僕が今日泊ったカプセルホテルにはこれまでも何回も利用した。確か小さい部屋があったと思う。黒い部屋でダブルベッドがある。奥行きがあってかなり広い。僕はその部屋を利用したことはないけど、知っているんだ。




