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夢千夜  作者: 西野了
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金曜日の納品

 金曜日はクッキーの納品作業がある。僕は技能実習生のLさんを自動車に乗せて出発したが、現地に行って気づいた。クッキーをのせた番重を忘れたのだ! まだ10時30分なので今から職場にとりに帰れば間に合うはずだ。しかい今日の納品先を思い出せない。そればかりかLさんを見失ってしまった。クダマツ駅の高架におそらく彼女を置き去りにしたのだろう。僕はあわてて自転車で彼女をさがしたが、高架から離れた小路をさまよってしまった。そうするとベテラン社員のNさんがLさんを見つけてくれた。自転車も無事だった。すると優しい管理職のKさんんも大食漢のYさんとTさんをつれて僕たちを探しにきてくれた。僕は怒られると思ったが、彼はないも言わずに僕らの昼食のことを心配してくれた。

 僕と技能実習生のLさんは職場に戻ったが、まだ11時半で昼食の準備ができていない。周囲のみんなも僕たちのことを心配してくれた。どうやら僕ら2人は行方不明になっていたらしい。

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