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マラソン大会と相撲部屋
実家でマラソン大会がある。僕は記録係だ。家の前で選手をチェックすることが任務である。1周2周と選手たちが走りすぎていった。手にした紙には16位くらいまでの名前が書かれている。1位は伊能? いや伊野だった。しかし本当の1位は違う選手だ。タケル? ヒロシ? 知っている顔のおじさんだが名前が思い出せない。そんなことよりも12時から打つ上げがある。そっちにいかなければならない。
相撲部屋にはちゃんこを食べるだけのために寄った青年がいる。一文無しで腹を空かせている。この部屋はそういう人たちのためにちゃんこをふるまうのだ。その青年は腹が張り裂けるほどちゃんこを食った。汚いポロシャツが盛り上がっている。そして気がつけば彼は小結になっていた。立派な手形も飾ってあった。大銀杏も着物姿も似合っている。




