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夢千夜  作者: 西野了
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死んだ後のこと

 僕はもうすぐ死ぬことになっていた。

 死ぬ前の数日感はすこぶる元気で、全く死ぬことはないような気さえしていた。しかし、僕はその日、死ぬことは決まっていたし、僕もわかっていた。

 その日がきても、僕はいつもと変わりなく過ごしていた。だけど、その時は突然やってきた。僕の胸は激しい痛みに襲われ、その場にうずくまった。そして僕は理解した。今から僕は死ぬのだと。

 そして、あっけなく僕は死んでしまった。死ぬ直前、少し悲しい気分になった。

 それから僕はお気に入りの道の空間の一部になっていた。一辺が3mくらいの立方体の空間が僕なのだ。その道の3mの空間がまさに僕自身なのだ。

 この世界を構成している空間の一部になるというのも、なかなか悪くない。

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