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ざっくりunderstand!?  作者: らいのべーる
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9/14

独断と偏見による 年齢なんて関係ない 創作の場合


 さん角帽の特長な喫茶店、閉店間際のお客を送りだしては後片付けを始めている。


 トレーを下げるあじゃがカウンターの棚にしゃがんで補充をしているアメリーに話かけた。



「今帰ったお客さん見た?」


「えっ?。。。あぁ 奥にいた人達?」



 アメリーは店の窓越しに帰るお客を見つけてはあじゃに聞き返した。



「うん。あのお客さんが忘れていったんだけど、、、」



 あじゃはトレーと支える手の間に挟んだ忘れ物の紙をアメリーに見せた。



「なにこれ?」



 アメリーは補充する手を止め、紙を掴み立ち上がった。その紙には鉛筆で書いた絵と、ちょっとした文章が描かれていた。



「これって あのお客が書いたの?」


「たぶん。。。」



 あじゃはトレーを片付け、アメリーの横に並んだ。



「あのさぁ アメリーはこれ見てどう思う?」


「えっ?うん まぁ 上手いんじゃない?」



 アメリーは絵を見て率直な意見を答えた。



「うん。。そうだけど、、、そうじゃなくてぇ、、、」


「じぁ何よ?」



 あじゃはアメリーから紙を受け取り、絵を見ながら話をした。



「あのお客さんってプロなのかなぁって」


「、、、そうなんじゃない? ってどうしたのよ?」



 アメリーはカウンターにもたれ掛かるように背をあずけ、あじゃの話に耳を傾けた。



「もしだよ?もしも 何かでプロになろうってしたら 速い遅いってあるのかな?」


「えっ?何? あじゃは 何か目指してるの?」


「そうじゃなくてぇ もしも もしもの話だよぉ」



 あじゃは顔の前で手を横に振り、聞き返すアメリーに紙を渡した。


 二人で絵を前に話をしていると、F.りかとヨークが奥の倉庫から戻ってきた。F. りかはそのままキッチンの中へ入っていき、ヨークは二人の横に並び立った。



「あれ?その絵ってどうしたの?どっちかが書いたの?」



 ヨークは二人が見ている絵を見つけては問いかけた。



「えっ?アタシらが描けるわけないじゃん ねぇ?」



 アメリーはあじゃの顔を見た。



「そうなの?それじゃ 誰の絵なの?」



 ヨークは不思議に二人に聞いた。



「うん さっきまでいたお客さんの忘れ物だよ あ、、そうだ ヨーク? ヨークはさ、、、」



 あじゃはアメリーに聞いたようにヨークにも聞いてみた。



「そうねぇ、、、目指す事に速いとか遅いとかって無いと思うわよ」



 ヨークは絵を見ながら真面目な顔をして話始めた。



「実際に いつ やり始めたのか いつ 思い立ったのかって事だと思うのよ」


「でもさ 年取ってからだと 難しいって 遅すぎるって 言うじゃん」



 ヨークの言葉を否定するようにあじゃは言い返した。



「それはないんじゃない? むしろスゴイモノだったら 見る人には関係ないんじゃない?」



 アメリーはあじゃの意見に突っかかるように入ってきた。



「ちょっと待って ちょっと待って二人共」



 言い合う二人をなだめるようにヨークは割って入った。



「二人の言いたいことはわかったわ 要はプロを目指す年齢と いつまで目指す事が出来るのかってことよね? それなら ビジネス的な概念と 個 たる作品について考えないといけないわね」


 ヨークは冷静に物事を見つめるように二人に伝えてた。二人は ヨークが言うなら と、高ぶる感情を抑えていった。



「それじゃまずは ビジネス的な事から話すわね ビジネスって考えるとまず思い付くのは 話題性 よね」


「話題性?」


「そう 話題性 それは何か一つでもインパクトがあれば それを出すこともできるし それがなければ 他のもの 例えばそうね、、二人が言い合っていた 年齢的なことよね」


「ほら 年齢ってでてくるじゃん」



 あじゃはほらぁと言わんばかりな顔をしてはアメリーを見た。アメリーは「だから私が言ってるのは」と言い返した。



「まぁまぁ 待って 年齢って言っても それは そこにしかインパクトを残せないってことにもなるのよ 若いから 若い人がってね でも経験も知識も老年の人には敵わないじゃない?だけど あまり経験も知識もないのに ここまで出せるって言えればそれこそ年齢よりも中身で勝負するはず ただ ビジネスとしては 若さ っていうのは武器になるのよね けど 若さだけを武器にすると 年齢によって 若いから とか年取ってるから とか言われるのが 現実よね でも やはり若さってのは強みなわけで 世に出るモノ 選ぶ人達 売る企業には これぞっていう武器なのよ それ故に どんどん若い年齢層に目を向けられていくってことは実際あるわよね」



 黙る二人を見ては続けて話をした。



「けど 最年少 最年長 と言われる武器は ただのきっかけでしかないと思うのよ だってそうでしょ? 手にとって見てもらうための一つの手段であり口実の一つと思うの」


「なら年齢ってなんなの?」


「それはカテゴライズされすぎたってことよ こうしないと こうじゃないと っていわれる 世間体だったり決め付けだったりね それらはあくまでイメージ的な暗黙のようなもので 勝手に作り出された制限みたいなものよね まぁ 確かにそれが条件になってしまってるのもあるけど、、、でも 良いモノなら誰でもいつでも良いのよ どんな人でも目にして何かしらの感情を得るわけで 少数であっても良いものは良いと言われるはずだわ けどそれは 表に出せればの話 それは個として内に閉まっていては 誰の目にも止まらないってこと 作って見せて 個 を表に出さなければ それは趣味 妄想 と同じで 一人遊びよね それで良いとするなら それで良いのだけれど その先のビジネスを見ているのなら表にださないと始まらないわね」



 アメリーとあじゃはヨークに聞いた。



「なら ビジネスとしてやるには年齢は関係ないの?」



 ヨークは笑みを浮かべて答えた。



「そうね さっきアメリーが言ってたように 良いモノは良いモノなの ただ年齢ってことを出されたら 造る人がいなくなると思わない?娯楽と言われるモノ 観賞しようとするモノ 気分や感情を表すモノが 減ってしまうと思うの 作れる人が作り 出せる人が出さないと いずれ何もかも無くなってしまうと思うのよ 年齢っていうものがあるのなら 老若男女 全てが一つとして 良いものを見極める目とならなければ カテゴライズされたモノに消されてしまうわ だからこそ 年齢に縛られず 作れる人が作り 表に出さなければ 娯楽と言われる楽しみは 無くなってしまうわ 素人でも玄人でも 関係ないのよ」



 ヨークは二人の顔を見ては笑みを作り 仕事をするわよと 二人の肩を叩いた。


 それを見ていたF. りかは呟いた。



「比べるものがなければ それはそれで つまらないってことよ」



 今日も四人のアルバイトは、明日の仕込みに腕を奮っている。


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