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【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~  作者: あずももも
24章 11年前と、僕たち

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735/735

735話 無限のタイル

【末っ子のハルちゃんのために、ノーネームちゃんたちが……】


【ぶわっ】

【こんなん泣くわ】

【ハルちゃん……】


【そうだよな  ハルちゃんは最初っからずっと、人助けばっかりしてたんだもんな】


【謎の数年間、ごく一部の始原とかいう奴らしか知らなかった時代も、誰にも見返りを求めないで】

【たくさんの人を、ダンジョンで困ってた人たちを】


【たった今爆誕した説で、もしかしたらどうにかして5年前くらいに生まれ落ちた直後から、本能的に人助けをしてたかもしれないんだよな、そのとき】


【ああ……】

【女神様として、当然のことを……】

【記憶がなんにもない状態で……】


【それなのに、るるちゃんのことも助けてたね】

【自分が吹き飛ばされたのに、くしまさぁんに捕獲されるまで隠れ通そうとしてね】


【リリちゃんのことも助けたね】

【出先でなんにも持ってなかったのに、迷わずくしまさぁんから脱走してね】


【えみちゃんのことは……幼い魅惑のボディでメロメロにして他の幼女への被害を未然に防いだね  あとハルちゃんの知り合いってことで、バレても社会的に抹殺されるのを防いだね  いざとなっても女神様ボディだから、きっとおいたされる前に撃退して懲らしめられたね】


【草】

【草】

【ひでぇ】

【泣いてるときに笑わせないで!!】

【えみちゃん……どうして……】

【とりあえずで被弾するえみちゃん】


【こっちの世界から消えたときも、やっぱりるるちゃんとえみちゃん、リリちゃんにくしまさぁんを守ったね】

【合衆国の新型兵器からね】


【謎ダンジョンでくっころに負けたときも、俺たち地球の人たちが危害を加えられないようにって、自分を差し出したね】


【異世界に飛んでも、子供たちを守り切ったね】

【そこへないないされてきた人たちも、守り切ったね】

【助けたあとに崇められたら絶妙に嫌そうな顔をしてね】

【草】

【そこは本能じゃないのか】

【まぁ性格とかあるだろうし……】


【褒められることを嫌がって、いつもみんなの影から……そうだよね】


【11年前の欧州とうちの国、合衆国とふらふら飛び回っても、ずっとずっと】


【「誰かを助ける」――ただ、それだけをしてたね】


【巨人さんたちを助けるために、自分から捕まったね】

【種族すら違うし、俺たちからすればモンスターだって認識だったのにね】


【でも、ハルちゃんにとってはそんなのは関係ないんだ】

【ただ、ハルちゃんから見て「困ってる」「人」を助けるんだよね】

【だって、「女神様」だから】

【本能で  そして、ハルちゃん自身の気持ちでな】

【ああ】


【いつもいつも魔力か体力、敵の数に負けてピンチになって】

【それでもへっちゃらな顔をして、敵国に囚われたお姫様みたろろろろろ】

【精神が貧弱すぎて草】

【お前!!!】


「……手を、貸してください。姉さん――アル姉さんは嫌がるだろうけども……僕が、そうしたいんです」


「ん」

「おけ」


こくこく、ぶんぶんっ。


2人とたくさんが、うなずいてくれる。


「けども、2人は戦えるんですか?」


「むり」

「だけど」


僕から手を離した彼女たちは、片手でお互いを繋ぎ合う。


2人の輪っかが、後方へ飛んでいく。


2人の羽根が真横まで広がって、


――――――がぱっ。


なにかが、大きく口を開ける。


2人の後ろへ――――――「空間が出現した」。


「えっ」


【!?】

【!?】

【      】

【おろろろろろ】


その開いた口は、唇から周りへ広がっていく。


いや、違う。

規則的に折りたたまれていたなにかが、展開されているんだ。


まるで、閉じていた折り紙をぱたぱたと開いていくように。


その奥にちらりと見えるのは、無数のモニター。


さらには無数の歯車――――いや、違う――――無数の輪っか。


たぶん、ノーネームさんとノームさんの、輪っか。


――――「四角く区切られた、けれども果てしなく広い空間」が、開いていく。


速度を上げて、無限に。


そう錯覚するほどに、それらは僕たちを包み込みながら広がっていく。


【なぁにこれぇ……】

【これは正しい「なぁにこれぇ……」だな】

【草】

【ノーネームちゃんたちのダンジョン魔法?だよ】

【ダンジョンって……ゑっ】

【でも、こんなところでダンジョン魔法なんて使う意味はあるの?】

【あるんだろ?】


「ようやくできた」


「こっそりできた」


2人が、嬉しそうに唱える。


「はるにはひみつ」

「あるにはひみつ」


「ないないのついでで」

「がんばった」


「もしものため」

「もしもはたいせつ」


「ないないのおうよう」

「nai-naiのしんかけい」


【ないない?】

【ないないの進化形……あっ】

【え?】

【どうして急にないないが!?】


ぱた、ぱた。


ぱたぱたぱたぱた。


数え切れない塊が、正方形を作り出す。


それらが平面にくっつき合い――タイルみたいになっていく。


それらは、平べったいけども、とっても硬そう。


硬い。


硬いと言えば、非破壊オブジェクト。


滅多なことでは壊せないし壊れない、あれ。


――――ダンジョンの、壁と天井と、床。


そうだ。


このタイルは、その「素になる素材」なんだ。


つまり、ノーネームさんたちは。


僕たちごと、おじゃるさんたちまでを――――――。



「おうえん」「したの【☆☆☆☆☆】→【★★★★★】」「ぶくま」「おねがい」

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― 新着の感想 ―
模索して可能性が低くても準備していたのはこちらもそうだった・・・?
もしものためで準備していたものを使う展開は王道的で好いぞ好いぞ! ないないの進化系でどんな事象を発生させるのか楽しみです!
ないないが進化だと…こっそりちゃっかりと準備してきたダンジョン魔法とは一体……?
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