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ハルカゼ  作者: 森 翼
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1話 ニリュ編 崩壊への誘い(いざない)

ハゼはサウスクラウンの南東部を車で走っていた。

運転はダンがしている。

ダンいわくハゼが運転すると、車が大破するかららしい。

1時間ほどすると少数ながらテントが見えてきた。

側によってみると小さなベースキャンプだった。

「中に行ってみようぜ。」

「そうしようか。」

二人の意見は合致して、立ち寄ってみることにした。

まず最初に目に入ったのは神秘的なオーラを発する女性だった。

ダンは特別なにかを感じたわけではなかったが、ハゼはこの女性になにかの力を感じた。

しかし、ハゼはそんなことは頭の片隅に置き忘れて気さくに女性に話しかけた。

「よぉ、ここはなんの集落なんだ?」

すると、女性はにこりと微笑みながら、

「ふふっ、こんにちは。ここはあそこに見えるサウスクラウン遺跡の研究拠点なのよ。私はニリュよ。よろしくね」

「おうっ、よろしく!!俺はハゼだっ」

「ダンです」

「せっかくですから明日一緒に遺跡の探検に行きましょうよ」

その一言により、ハゼとダンは遺跡の探検に行ってみることにした。



翌朝、ニリュに迎えに来られて外にでると、ハゼの車は見事に破壊されていた。車体は完全に再起不能状態であった。

「誰が…誰がこんなことをしたんだっ!!」

「さすがに僕もこれは許せないかなぁ」

「あっ、車なら一緒に乗っていきますか?」

「ああ、そうするよ。でもこの先どうしよう」

「まぁ、とりあえず遺跡に行ってから考えよう、ね、ハゼ」

それに対しハゼはてダンにこっそり耳打ちした。

「遺跡にはなんかあるぞ、戦闘準備しておけよ」

「わかった頑張るよ」

こうしてハゼとダンはサウスクラウン遺跡に向かうことになった。はたしてこの遺跡には何があるのか?その真偽を確かめるべくハゼは車に乗り込んだ。

ニリュがその時かすかに悲しそうな顔したのに気付いたのは、ダンだけだった。

<人物紹介>ハゼ…役割リーダー。このチームを創設したリーダー。高い戦闘能力と操風・磁界という二つの精霊力を軸に戦う。決断は早いが思考はやや弱い。

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