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プロローグ
こんにちは。作者です。つまらない文章ですがよろしくお願いします。
「ついに、この日が来たぜ。」
そういって欠伸の一つをかましたこの少年はハゼという。
短い髪をつんつん立てた明るい少年である。
必死に働いて貯めた金でついに車をかったのだ。
二人くらいしか乗れないちゃっちいものだがハゼは大満足。
なぜなら今日から旅に出ようとしているからだ。
「おーい、ダン、車届いたぞー。」
「わかった。今そっちに行くね。」
そういって小さなアパートからでてきたのはダンと呼ばれた弱々しい感じの少年だった。
手にはたくさんの荷物が抱えられている。
「荷物はこれでいいよね?」
「肉さえありゃなんでもいいぜー。」
「そうだね。」
そして車は二人を乗せて町を抜けて行った。