第6本 花咲か爺さん
とある場所に2軒の家が建っていた。
A爺さんと谷口爺さんが住んでいた。
A爺さんの家には可愛い可愛いワンコがペットとして飼われており名前を『クロコダイル・ロンドンブーツ』略して『クロ』と呼ばれていた。
クロは中々賢い犬で二足歩行で休日は近くの川で釣りを楽しむ犬であった。
勿論、釣竿を手で持てないので口で咥えて釣りを行う名犬であった。
A爺さんはこのクロが釣って来た魚をいつも美味しそうに食べて暮らしていたが町からは外れた場所に住んでいた為に貧乏であった。
「金が欲しいのぉ~」
A爺さんのそんな呟きがSNSに書き込まれた。
それを見かけた町に居るとある犬がクロさんの所のお爺さんが金が欲しいと言う情報を得た!
そのままその情報はイヌターネットを通じてクロの元まで届きクロはある日の散歩の最中にA爺さんに遂に言葉をしゃべった!
「ここ掘れワンワン!ここ掘れワンワン!」
「ひぇえええ!クロがしゃべった!」
「いや、そういうのは良いからとりあえずここ掘ってみ」
とても驚いたお爺さんを放置して普通に会話するクロは逆にお爺さんを素に戻しその場所を掘らせた。
お爺さんは道具を持って来ておらず踏み固められた地面を手で掘るのにとても苦労した。
こりゃ駄目だと考えたクロはイヌターネットを通じて次の散歩の最中にOFF会ぬを開催する事にした。
そして翌日・・・
「こ・・・これはなんじゃ?!」
お爺さんがクロの散歩に出かけてその場所に辿り着いたら大量の犬がその場所を一斉に掘っていた!
そして、そこから掘り出された金銀財宝を自宅に持ち帰りお爺さんは一気に大金持ちになった。
その噂を聞きつけた隣に住んでいた谷口爺さんはクロの散歩を変わるとA爺さんに言いクロを連れて散歩に出かけた。
「おい!!ワシにも金銀財宝のある場所を教えろ糞犬!」
「黙れ!我は誰の命令も聞かぬ!我を従わせたいなら我と戦って勝つことだ!」
「良かろう、格闘家として相手してやる・・・来い!」
谷口爺さんとクロの戦いが始まった!
しかし、勝負は一瞬でついた。
クロには首輪が付けられていた為に木に括り付けられていたから反撃が出来なかったのだ!
一方的に攻撃を受けるクロ・・・
「くっやるな、お前がナンバーワンだ・・・」
「さぁ、それでは財宝の場所を教えてもらうぞ」
谷口爺さんはクロを捕まえて問い詰めた。
そして・・・クロは答えた・・・
「離さんか爺さん!」
END




