001●ライバル、あらわる?
部長?!えっ?わたしが部長になるんですか?
どういうことですか、部長!いや、部長はわたしですって、そんなこと、ない、ない?!
副部長には、ジン君をつけるから、って、
えっ?1年生で副部長って、ありなの?
説得は部長がするからって、1年生から3年生全部員の総意だからって、そんなことって、ありなの?
ほんとに、わたしが部長?部長!ちょっと、待ってください!部長ったら、部長ぉ!
ああ、もう、ブチョウ、ブチョウって、訳がわかんなくなってきた!
「と、いうことで、部長は和歌名さん、副部長は高宮くん、それから例年どおり、1年生から、副部長補佐に出てもらうよ。高見さんね!以上で、みんな、いいかな?」
はあ〜い!って全員、手をあげてる。
ひゃあ、これは責任重大だぁ!
できるかな、わたし?どう思う、ジン君?タカミさん?
’だいじょうぶ、何とかなります’、って、キミは事も無げに囁くのね。
いやあ、そう言われると、そう思えてくるのが不思議ね。
う〜ん、秋の作品展までが猶予期間、部長見習いって感じだね。
3年生になったら、早々に予算も生徒会から取ってこなくちゃ。
うまく交渉できるかな?
3人で力を合わせれば、何でもできるよね、うん。
そりゃあ、心愛先輩はかわいいよ。
でも、ちょっとぐらい、こっちも見てくれてもいいんじゃない?
ジン君って、いつも淡々としているけど、先輩はいつも眼でジン君を追っているように思うのよね。
わたしもやってみようかな?
タカミとタカミヤ、いい響きなんだけどなあ。
できるかなあ。うん、まけないぞ!




