決戦テクノジリア⑩
「⋯⋯。」
ラプラスはなにか考えているようだった。
「お前、蘇ってきたのか。なるほど、それなら使えるかもしれんな。」
ラプラスは俺を使ってなにを思いついたのだろうか。
「もう一度殺してみよう。」
「テメエ、
ラプラスがそういった通りにまた俺は殺されてしまった。
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「ざっと10ぐらいか、それで蘇るのなら魂の観測が可能になるかも知れないな。」
「それでどうするつもりなんですか?大罪使徒。」
新也は怒っている。だが表立てそれを出さないようにしている。
圧倒的な理不尽が目の前に広がっている。
しかも、自分が信頼していた人が殺されていっているわけだ。
怒らないほうがおかしい。
だが、感情で動いたところで何も意味がないということを知っている。
「僕の名前は神条新也だ。」
みんなのために僕ができることと言ったら、相手の能力の穴を見つけてもらうことだ。
能力である必要はない、相手の心の弱点や、そういった能力以外にもなにか攻略の鍵があるはずだ。
ラプラスはアストレアの時同様、武器を剣に変えていた。
「ラプラスだ。」
名乗りをあげると必ず返してくれるよな、この大罪使徒は。
今までのとは全く違う。自然や堕天みたいに人格破綻者ではない。
まるで鷹橋海咲のような感じがした。
自分が狂ったのではなく、社会が狂わせたのではないだろうか。
「一つ質問いいでしょうか?」
「どうした。」
「その地位はあなたが望んで?」
「⋯⋯、違うと言ったら。」
「⋯何を言われても戦うしかありませんが。」
「そうか、残念だ。」
一瞬だった。一瞬で新也は殺されてしまった。
「それで、君たちはどうするんだ。」
「「うわああああああああああああ。」」
「戦いを選ぶのか。⋯残念だ。」
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『あなたは死にました』
蘇った松田が最初に目にしたのは
討伐隊が全滅している光景だった。
「おい、嘘だろ。嘘だって言ってくれよ。」
「嘆いたところで変わらない。」
「ふざけるなよ、お前が殺ったんだろ、ラプらすうううううううううううううううううううううう。」
「静かにしてくれ。」
ラプラスはそう言って俺を気絶させた。
「もしかしたら、会えるかもしれないな。」




