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さようならだ

「終わったのか。全て終わったか。」


ラプラスは自身が崩壊し始めているのを感じ取れている。


「ああ、ただ会いたかった。それだけだったが、仕方がないな。」


その時器がひとりでにラプラスの方に動き始めた。

その時


「いろいと、言いたいことはあるけど、お疲れ様、あなた。」


ああ、そんなところにいたのか。


「っふ。ああ、ありがとう。エハ」


その瞬間、テクノジリアも崩壊し始めた。

アスモモーデスも現世を去ったため勇者たちは元に戻っている。


「何が起こっているんだ?」


「でもどうやって。」


「これを使えばいい。」


ラプラスはそう言ってスプリングバードをそばに寄せてきた。


「一体何のつもりで。」


「最後の善意だよ。私だって元は普通の人間なのだよ。では、さようならだ勇者様。」


勇者一行を乗せたスプリングバードは操縦士なしで空を飛び始めた。


「本当にこれ大丈夫なんか?」


「ああ、大丈夫だよ。」


そう言ったのは新也だった。

窓からは崩壊しているテクノジリアが見えた。


───────────────────────────────


「何も成せなかったな。せいぜいしていたのはこの世界に対する八つ当たりだな。本当に無意味だったな。私の人生は本当に無意味だったな。」


「いや、違う。そんなことはない。」


その時黒服の男がラプラスの目の前にいた。


「反転様、何故こんなところに。」


「君はよくやった。」


「褒められるようなことは一切していませんが。」


「そうではない、世界に嫌われてもよく頑張った。世界中の悪意を一心に受けて私たちが狂わせるまで、一切何もしなかったわけだ。君は本当に頑張った。」


「そう言われましてもね。」


「君の犯した過ちは全て私が肩代わりする。」


「は?どういうことですか?」


「君のしたことは全て私がしたことだ、だから君に責任はない。確かに罪という物自体は消えないがな。でもそれは私たちが与えた力のせいだ。だから私がその罪のを肩代わりする。」


「何故こんなことを。」


「君があっちで、幸せに過ごしてほしいからだ。君の暴れた記憶も消しておく。あっちで存分に幸せになってこい。」


「そんなことをして何の特が。」


「これは私たちの責任だ。あの時この世界を変えられなかった私たち使徒の責任だ。それに君を巻き込んでしまったわけだ。勇者には伝えきれなかったかも知れないが、知っていて欲しい、一番狂っているのは世界だと。」


ああ、この人は本当に優しいな。


大罪使徒科学ラプラスの肉体は消え去り、権能が消えたためテクノジリアも消え去っていった。


第二部完

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