これでおしまいだ。
「アスモモーデス、器には誰がいれたのかね。」
「⋯⋯まさか。」
「ああそうだよ。お前を倒すことはできなくとも、現実から引き剥がすことはできる。」
ラプラスは自身でアスモモーデスを掴んだ。
「何のつもりだ。」
「我慢くらべといこう。」
ラプラスはアスモモーデスを器から剥がし初めた。
精神が安定していないため、今のアスモモーデスを器から引き剥がすことは現実的になっている。
本来なら5分5分だった所、ほぼ100%成功するビジョンがラプラスには見えている。
「私の全ての力を器とお前を引き剥がすことに使う。」
「無駄だ無駄。人間ごときが我に勝とうなど。許されない。」
「すまないが、私は誰の許しもいらない。私は大罪使徒だ。」
「大罪使徒、ふざけた名前だ。」
ラプラスはテクノジリア中の全エネルギーをアスモモーデスの器に集中させている。
そのあまりにも膨大なエネルギーが流れ込んできたため、アスモモーデスは自身の力を行使することができなくなっている。
仮に行使しようとすると自身の器が壊れ、一方的に負けてしまう。
今アスモモーデスができることは精一杯耐えることだけだ。
「人ごときが、悪魔と耐久勝負か。勝てると思うな。」
二人は取っ組みあっているだけだが、周囲の建物にヒビが入ったりしている。
「今の貴様を見たら家族はどう思うのだろうな。きっと罵倒されるだろうな。」
「今更そうくるか。私は大罪使徒になった段階で狂ってしまっているんだ。もう誰にも理解されなくていい。」
「違う貴様はそんな人間ではない。」
「ああ、そうだな付け加えよう。自身の行動を拒絶されるのではなく、否定して欲しかったな。ただ大罪使徒だから悪いみたいなレッテルで見られるのは嫌だったな。」
アスモモーデスが器から剥がれそうになってきている。
「まだだ、まだ貴様を不幸にしてやらなければ我は満たされない。」
「お前は十分満たされているだろ。」
「まだ満たされていなああああい。」
「⋯⋯契約、自分の命を使う。アスモモーデスを現世から引き剥がす。」
「貴様ふざけるなああああああ。」
「これでおしまいだ。」
アスモモーデスは器から剥がれいった。




