ステータスとモンスターとジョブ【 1 】
新しく手に入れたスキルの効果を何時もの”勘”では無く、しっかりと”解明魔法に属する鑑定の魔法”で調べ、俺は満足気に頷く。
思った通りの系統のスキルが手に入ったからだ。
「やっぱり一見ネタ職業はガチ職業なのは通例だよなぁ!」
前の職業選びの時はとにかく不測の事態に何時でも対処出来るように強くなる事を優先し過ぎてこうゆうのを諦めて”全職”で付ける職業に自動的に複合された一個の職業として付いたりしてよく分からなかったからなぁ、やっぱりこうゆうのは目で見て楽しむもんだよなぁ…!
今は直ぐに本来のステータスと切り替えれるようにしてあるし、強さは常に求め続け、別のステータスでは育成ゲームのように出来るこの余裕よっ!
昔と比べ成長したなかなぁ! などと調子に乗りつつ、やっぱり嫁さん達や娘達、それに皆のおかげだな、と再確認し感謝の想いを抱きながら、
「さて、次の階層へGOーだな」
俺は亜樹へそう言う
んて、ありゃ? どうした亜樹がなんだかもごもごしとる?
「どした亜樹?」
「…そ、…んやなんでもないぞ汝「他のヤツならまだしも俺にソレは通用せんぞ亜樹さんや」…ふぁま、あにふぉふるふへぇふんあふむふぁま。」
珍しく何かを羨ましげに見ていた亜樹へ、誤魔化そうとした亜樹の頬を揉みしだき、笑みを浮かべる。
さて、会話の脈略、行動、…あぁ、職業か。
さて、エクストラスキルを創るに魔力幾らくらい必要かな?
抵抗を続ける亜樹の行動を抑制しながら頬を揉みしだきながら考える。
んー、神魔種へ落とす、んや却下だな、それじゃ今の亜樹より弱くなってしまう、でも”モンスター”のままだと、……やっぱ”常世”に付与したみたいなのでいいか、今ならアレより完璧に出来るだろうし。
でも毎度毎度スキル創ると名前決めなきゃならんのは名前センスゼロの民としては厳しいものがあるよなぁ……
安直でいいかなぁ、……いいか。
「《創世》”エクストラスキル”」
魔力消費は、っと…ふーん、ざっと”8千9百兆”か、絶妙に多いのか少ないのか、わからんな。
ま、いいや。
さて、コレを《付与or剥奪》の付与の効果で創ったエクストラスキル《職業の法則》を付与する。
ンフッ…、やばっ、少しスキル創世に思考を注ぎ込み過ぎた、揉みしだいてた手に乗っかるモチモチ肌の亜樹がたいそう膨れてる、しかも絶妙に無表情にジト目…!
「満足か汝様…?」
「正直めっっさ、ンフッ…」
「笑うなら声を堪えるな、余計に己──んむっ」
離した舌から何とも淫な銀糸が垂れる。
「……狡いではないのか?」
「ケケケッ、悪い男に捕まった自分を恨むんだな」
あとこの狡い手段を覚えさせたの、皆、狡いやセコいとか言ってくれるけどお前達だからな?
覗き見してる全員に言ってるんだぞ。
《《……》》
2人に関しては隠す努力をしろよと白夜さんは思うのですとよ。
「けけけ、っとは半分冗談で、すまんな、ソレ創っててな。」
「……?」
「自分のステータスを見てみろ、多分面白いのがあるから」
「?うむ、汝様がそう言うなら…ば……は?」
亜樹が白夜から言われ早速と確認したステータス画面にはとてもではないが信じられないモノが映っていた。




