常》ペット枠のNo.1は譲らないよっ! 亜》んや、己は汝様の所有物とさえ成れさえすればペット枠でなくとも……
⚠️下ネタを多分に含みますご注意下さい。
16時32分帰宅、俺は……窮地に陥っていた。
生まれて幾許か、かれこれ色々な化け物と対峙したが、これ程の窮地に陥ったことなど無かった。
てか苦戦した記憶すらねぇ!
そんなこの俺がッ!
「どうか機嫌を直してくれ〜常世〜!」
「わふっん!」
───嫁1人の機嫌すら直せぬとは!
いやマジごめんじゃん、てかこれまで何度かテイムして来たけどあんま怒らなかったやん? え?
これとソレは話が違う? 女心は相変わらずわからんよ……白夜さんは……
「……ふむ、アレが己が打倒せねばならぬお方か」
「ノー、そんな事しなくても常世が拗ねてみたモードを辞めたら普通に話しできますから。」
「それは安心した、己ではどんなハンデを貰おうとも勝てる気がしなかったからな。 ──所で貴女が母様が失礼ないように、と仰った方であろうか。」
「あの妹、念話なんて器用な事できるようになったんですね、イエス、多分その認識であっておりますよ、そうですね、貴女の叔母、と言う立場になるのですかね、私は。」
「汝様は貴女のような”理外”すら屈服させたのか……」
「イエス、毎晩の様に。」
「…………」
「ふーむ、我が君はまだ亜樹くんに手を出していないのかい?」
「叔母様の言う通り、残念な事にな。」
「姉上、まだ我が君へのワイルドヤリ●ン化が生温いのでは? あと次おばさま言ったら10回殺す。」
「訂正する明華様。」
「そうは言われましても、あの優しい旦那様を損なわず、されど倒したメスを性的に蹂躙する、などの調整は難しいのですよ。」
黙って常世の機嫌取りに集中してたけど、なんとおぞましい計画を……! てか発案者出て来い!
「白っくんウチを呼んだかいな?」
「呼ばれましたか白様。」
「しろくんどしたー?」
「お帰りなさいやーくん、それと呼びました?」
「白おっかえりー! あと呼んだか?」「白くんお帰りなさい、あと呼びましたか?」
「漏れなく全員幼馴染!! そして嫁ェ!!」
思い当たる節があるから強く言えねぇ! そしてゆう気もゆう勇気もねぇ!
「うん、ただいま。 ん? どうした常世、機嫌直してくれたか?」
「わふっ?」
「ねぇみんなで打ち合わせでもしてたの? そしてキミもかいなっ」
「わふふふっ」
てか久々の常世のもふもふ、最近は一部分を狼化させる事はあっても全身狼化する事は無かったからなぁ、ちょっと嬉しみ。
……現実逃避してみたけど、いやもふもふは本当に気持ちいいよ? でも違うんだよ、そのワイルドヤリ●ン化、ってなに? 詳細が無いと求められてるモノがわからない、うん……わからない。
「白っくん、必死にわからないフリをしようとしとるなぁ」
「ここは一丁教えてあげる? 僕達で。」
「返り討ちにあうだけじゃね?」
「それは、ご褒美じゃなくて?」
「襲い受け、成程、アリなジャンルです。」
「受難さんは解釈違いじゃなければなんでもありじゃないですか。」
「俺寝取りもしないよ?」
「白夜、大事なのは未亡人かDVを受けてる人妻か、なんだよ。」
「天災の大事部分はわからない。」
このカオスを打開してくれ奈月ぃ!
「呼ばれてまして出てきました貴方のお嫁さん奈月ですよ! そして私、この前のショタ化白夜様に蹂躙されるショタ×おねのジャンルが好きです!!」
「やっぱ帰るんだ残念清楚!!」
「何故……っ!?」
「───やはり我が目に狂いは無かった、奈月オヌシとは嫁友の中でも最大の友と成れる、そう確信したぞワシは!」
「ショタの時の俺の話を出すと高確率でネジがぶっ飛んだお師匠と遭遇するからだよォ!」
「賑やかだな、この場所は。」
「イエス、貴女もその一員となるのですよ、歓迎します私の妹の娘子よ。」
あとちょっとで玄関で喰われる所だったが、我が愛しの娘達が帰って来て大人達が自重してくれて事なきを得た。




