閑話 自業自得
2月分に書けたヤツ、これで最後です!
ではまた!3月末に!
存在48のワイバーン、それも雷風の属性魔力持ちを、死者ゼロで乗り切れたか、紬の援護なしで、やるなぁ、
ギルドの面々だけじゃこうは行かなかっただろうけど、それでも偉業とも言っても良い功績だな。
本来のあのワイバーンの戦い方は、地上に降りず、敵の手が届かない所から、風の刃や、落雷を雨あられと降らせ、その速度でしつこく追い回し、疲弊した敵を最高速度で魔力を纏い叩き潰すのが、あのワイバーンの狩りの仕方。
それを、んー。なんて呼べばいいんだ……? いや仮命だからディラン一行でいいか、交渉ごとはディランくんが請け負ってたみたいだし、よし
ディラン一行が”敵の好きな動きをさせない”ことを重点に置いて、封殺の陣形でギルドの面々を誘導しながら戦ったのが今回の完封に近い勝利の出来た理由だろう。
うちのギルドの面々じゃ、”死ぬまで武技を放てば死ぬぅ!”がデフォだから、こうは行かないな。
それに最後の援護射撃と、トドメを忘れないのが好印象、
”機空戦艦”内部からの砲弾射撃、それだけじゃ、あのワイバーンの鱗を焼くことは出来ても、落とすことは出来なかった、でも”27発”の完全同時発射の砲撃、そして着弾までもが同時、あれが大分効いたと見える、”息を吸っていたワイバーンが”思わず空気を漏らし、絶命一歩手前まで持ってかれたからな、
そんで気を警戒劣らず見ていた人による、トドメの一撃、鱗を叩いても意味がないと感じて、”内部破壊”に、ただアレは打つためには、相当相手に隙がないとダメっぽそうだから、あそこで落ちてて良かったな、
ま、ごちゃごちゃ言ったが、皆が無事で何よりだ、
やっぱりどんな怪しくとも、命の危機になれば互いに手を取り合えるし、それを乗り越えればそれなりとも絆が芽生える。
それが人の良いところなのかもな、
「また、その逆もある、ってことだな。
──────なぁ、ウィントン大臣? あれ? ウィントだっけ?」
ははっ、まぁどっちでもいいか。
『ッ、……わ、私には、君が何を言ってるのか理解が出来ない、それより失礼ではないのかね? いきなり人の部屋に入り、さらには人様の机の上に足を乗っけるとは、』
おお、冷静、さすが
「息子ごとワイバーンに証拠隠滅させようとするだけはある、」
『………』
「おや? どこでそれを、って顔してる、そんな不思議かね?」
んー、言葉に詰まってるフリをして、こちらがどこまで知っていて、どこの組織の者かを考えてる、
でも、冷静なフリをしてるだけで根本は息子のダニなんとかと変わらないな、目はこちらを睨み付けてる。
「じゃーん、そんな考え事が多いウィンなんとか氏の為に謎をさらに増やしてあげる、これ知ってるでしょ? 息子の武装の中に紛れ込ませてたんだから。」
俺がそう言いながら、”黒紫色の鉄”をぷらぷらさせ嗤うと、ウィンなんとかは、それはもう先程の冷静被りは続けれなかった。
『ッッす、捨てろ! それがなんなのか、貴様分かっているのだろ!? ならどれほど危険な物かも、ッ!?』
「しまった、って顔してるけど、もう既に遅しなんて段階はもう等に過ぎてるよ?」
手に持っていた”黒紫色の鉄”をぽい、とウィ?…ウィー? なんとかになげる、
『ひっ……っ!? な、なにが目的だっ、貴様どこの者だっ、』
黒紫色の鉄にひどく怯え、尻を付きながら情けなく後退る、
「どこの者って、決まってんじゃん、てか、自分から喧嘩売ってきてどこの者はないんじゃない?」
あんた一応政治をする人だろ? 少しは考えろよ。
『ぎ、ギルド……』
「正解、本当は最初の言葉にソレが出れば落第点だったんだけどね~、」
『っ、……殺しに来たのか、この私を…っ、』
「そうだね、俺の座右の銘は”殺したきゃ殺せ”だからね」
『っわ、分かっているのか、私はジェイムス・ウィント、この国の政治を──』
「なるほどなるほど、ようは自分が居なきゃこの国は回らないだぞー! 困るのは貴様らギルドが必死に守ってる国民だぞ? だから短気を起こすなよー? て言いたいんだろ? ははっ、なぁ?
───お前らって、皆そんなこと言うけど、さ? 分かってるだろ? お前ら程度で国は回るんだから、別に国を担うのはお前らじゃなくてもいいんだよ、その自称賢い脳ミソでよく考えろ、昔ですら都合の良い後ろ楯がある政治家を用意することが容易かった、じゃあ今は? 考えるまでもなく楽だ、後はてめぇの利益しか目に無いヤツより、てめぇらが必死こいてせかせか潰してきた才能あるヤツに、この国の政治を任せればいい、な? 不可能だと思えるだろ? 現実を見ろと思うだろ? お前らが見ろよ、不可能なのはお前らだけだ、俺じゃない、さて、色々鬱憤も貯まってたから、言いたいことだけ言ったが、最期になんかある? 言いたいこと。」
『ふ、ふざけるな、ガキがッ! そんな世迷言、っ誰かァ!!! 誰か居ないのか!!?』
「呼んでも来ねぇよ、ほら窓見ろよ。」
『ッ?……ッ!? な、なんだ、なんなんだこれは!?!?』
ウなんとかが窓を見て叫ぶ、その声色は絶望一色、目の前には灰色の何時もの風景、
その光景はまるで昔の写真で撮った白黒の世界だろう。
「時間の停止、この銀河系そのものを停止したからナニカのズレでどうのこうのはならんよ、ま、死に行くあんたには関係ないが。」
『ば、ばけもの……』
「あ? まさか人間を相手にしてたつもりだったのか? はははっ! これが常識しか語れなくなったヤツの末路か、お似合いだな。 」
『た、助けっ』
「 イヤだよ 」
トンっと、叩いてなんとか氏の体の機能の大部分を止める、これでなんとか氏の体は動かず、きっかり100日を掛けて死に向かう、それでも意識は100日目覚めっぱなしだけどな、そうゆうふうに打ったから、
せいぜい目の前で遺産の話で争う自称親戚連中を見ながら死んでいけばいい。
「あ、そうそうコレやるよ、息子の形見みたいなもんだろ?」
効果を弱めに弱めた”黒紫色の鉄”を手のひらで溶かし、なんとか氏の胸に沈めた、
「最期には、”何故か襲い掛かってくるモンスター”に殺されるか、それとも衰弱死か、お前の死に様はどうなるんだろうな? ま、家族が必死にお前を守ってくれるなら衰弱死だろうさ、
────出来るといいな? 衰弱死。」
じゃあね、名前も知らない、何処かの誰かさん。
何時もご覧になって下さる皆さん! ありがとうございます!
少し、感想乞食を! この小説、設定とか考えまくってメモしてるのはいいのですが、なにぶん作者の力不足で設定の矛盾と、折角考えたステータスを出せていません! なので気になったキャラの○○のステータスが欲しいと教えて下さると有り難いです! そのキャラが主役の話や登場が多い話、または感想が書かれた話の場所の”あとがき”でその人物のステータスを書きたいと思います! これは小説の進行とは関係なく書けますので感想返し次第書かせて頂ければ、と。
ながながすみません! 作者の描写不足でご迷惑をお掛けしてます! 大変ごめんなさい!
では! ”俺が理不尽です”をご覧になってくださり、感謝を! ありがとうございます!
補足:主人公の白夜とかのステータスは、完全に数字の列がとんでもなくなるので、主要スキルと称号とかになると思います




