ミヨの日常 下
夕御飯時、ラナさんと、王鬼さんが愚痴る、さっきのタコラトゥーンのデス数が気に入らないのだろう。
「まったく、ありないわ、なんなのよ。あの害悪集団、人の事を殺す事しか考えられない殺戮兵器達だわ。」
「うむ、まったくだ、ロングバスターを4人で担ぐとか、頭イカれてるとしか言いようがないぞ、やはり人間は度しがたい。」
う、うーん、確かに我もあれはどうかと思うが。
「クラッシュバスター二人で担いでバカ笑いしているから罰が当たったのだろう。」
自業自得だ、とザックリ切り捨てるのはアンリ母様。
「WHYまったくなに言ってるかわかりませんわ~、いい? ヤツらは四人で担いで来たの、数の暴力よ? 二人の私達より四人のヤツらの方が悪よ。」
「そうだそうだ、断固としてあの絶対悪を赦してはおけぬ。」
「普段は数の暴力を更なる暴力で蹴散らす、個の暴力の象徴みたいなヤツらがゲームでボコられて愚痴ってるんだが、なにこれギャグか? てか二人はボコられたそうだが、白夜、キミとミヨはどうだったのだ?」
そうもうコイツら復讐の鬼と化した二人と会話をしたくないのか、話題反らしにアンリ母様が父様と我の結果を聞きいてくる。
「ん? 皆がパンパンやってたから裏取りしていっぱいキルしたようまうまだった。」
「我はその援護、ちなみにノーデス、ぶい。」
「なるほどな、射程の不利+それなりに上手いロンバス四人とはいえど廃人ゲーマー並みにやり込んでる二人、いい餌になったか。」
「「うん。」」
「私初めて聞いた衝撃の事実!? 仲間よね!? あんた達!?」
「どうりで俺達二人しか前線にいねぇと思ったぞ!?」
あ、創楽母様と蒼夏母様が笑い落ちた、過呼吸気味。
「ふ、二人とも、し、しっかりするですー!? 傷は浅いですよ!? てキサラねぇも!?」
耐えきれなかったのかキサラも撃沈した。
この後、謀反じゃ~!! と新たな仲間を二人集い、ラナさんと王鬼さんがタコラトゥーンを挑んで来たが、父様と蒼夏母様、奏歌母様でチームを再結成して返り討ちにした。
「二人は確かにゲーム廃人、しかし、こちらには恋愛時間をスレ違いで無駄にした時間をゲームに注ぎ込んだ本当の廃人が三人いる、二人が我らチームに勝てる希望は最初からなかったのだ。」
「くっ、くそォ……!!」
「俺らは弱いッ…!!」
ふ、我の勝ち。
「ねぇ、俺らにもフレンドリーファイヤーしたんだけど? なんでいきなり愛しの娘に刺されたの俺達…?」
「うっ、うっ。お、俺はもうダメだ白、あとは、頼む、、、結構ガチ目に効いた……ッ!!」
「ふぐっぅ、、、」
「奏歌ちゃんがガチ目に聞いたことない呻き声を上げてる!!」
後ろが何故か呻き声に溢れてるが、なぜだろう?
「ミヨねぇは恐ろしい魔法の言葉を覚えたです。。。」
「ミヨってあんな天然だったかな……?」
夜には全員同じ部屋で眠る、起きてる人も居るけど、寝る人は寝るって感じだ、我は今日はゲームで疲れたから眠る、こうして我の一日は一端の終わりを迎え、次の日に移ろう。
これが我の大切な今の一日、幸せが溢れてしまいそうになる一日だ。




