ミヨの日常 上
“クラウン・ネシス“
白夜の魔術の師匠、裏世界では知らない者は潜り扱いされる程のよくも悪くも有名人。『ヤりやがったなこのやろう!』にて、詳細登場。
“謎筋肉植物”
大きな植木鉢に植えられた筋肉もりもりの人形、そろそろ放置されて三ヶ月が立つ。『第三席』にて登場? 初登場から比べると不憫属性が付いた。
うっ、相変わらずここはゴミが多い、いや我も人のこと言えないくらいにはゴミを放置はしているが、サラと父様が片付けてくれるため、ここまでの足の踏み場がないくらいになるほど酷くはない。
「おはよう、大師匠様、」
この下着を晒し落ちるように寝ているのは我の師匠の一人、通称大師匠様のネシス母様、少女のような見た目をしているが、大層長生きしているそうだ。
「んんっ? おぉミヨやァ、もう夜かの?」
「いえ、朝の10時位ですよ。」
「早起き過ぎるじゃろ、、、しゃぁなしじゃ。起きてしまったならこの時間から授業を始めようかの?」
「お願いする大師匠様。」
「うむ。」
「『うむ。じゃなくてさぁ……? そろそろ僕をどうにかしてくれなぁイ?』」
この喋る謎筋肉植物は、なんだろう……。我がこの家に来た時から既にあった、なんでも大師匠様の弟子で、父様の姉弟子みたい。
ちなみにこれしか知らない。
「ヒヒヒヒヒッ…! いゃあ、忘れ取った忘れ取った、まぁ愛弟子が来たら相談しようかの? それまでまっちょれ、マッチョだけにヒヒヒヒ!」
「『ウガァ!!! もうそう言って2ヶ月は放置されてんだよォ!!! 弟弟子も僕が寝に入ってる時を狙って掃除しにくるから相談もなにもねぇんだよぉ!!!!』」
「不憫……。」
何をしたのか分からないけど、我は後で父様にどうにか出来ないか相談しようと決めた。
「『ほらァ! 新しく出来た妹弟子にも哀れまれてるよォ!!!?』」
「ミヨをお主みたいな謎生物と一緒にするんじゃない、敬いを持って接せよ。」
「『僕のほうが一応姉弟子なんだけどなァ!?』」
可哀想……。
こんなやり取りをしながら昼御飯まで大師匠様の授業を受ける。
そろそろお昼の時間、なぜだか我の受けてる授業を把握しているサラが突撃してくる時間、本当に何故だろう、何時も色んな所で受けてるのに……?
そんな事を思ってると部屋のドアがばーん! と煩くなく、それでいて何故かコミカルな音と共になり開く。サラだ。
「ミヨねぇネシス母ちゃん、謎筋肉さーん! お昼ごはんだよーー!! 」
「おお、サラや、そうかそうか、ミヨやそろそろ授業を終いにし、お昼としようか。」
「うん、わかった。サラもありがとう。」
「『うわーん! そろそろ僕の本名名乗らせてー!! このままじゃ僕の名前この家で謎筋肉で定着しちゃうよォー!!!!』」
サラ作のお昼ごはんは相変わらず、美味しかった、今日は南蛮焼きだった。マジ美味。
次は、父様に突撃。
昼は休み、ふむ、分身?の父様は忙しい事が多いから、本体本体、はっと、パッと見では見分けつかないけど、これだっ!
どーん。
「うおっ、ミヨか」
「ぅへへ、父様、父様父様父様。」
我はこの2ヶ月関で父様の母性にめろめろにされて、もうダメになってしまった。
責任を取らせねば、と言うことで
「構え父様。」
「はいよ、娘よ。」
「ちなみに何をやっていた?」
「ん? 今日はギルドの方で用事があったからそれに出向いて、終わったから今からゲームでもしようかな、って思ってた所だよ。」
「そうなのか、では我もゲームする。」
「おお、なにやる?」
んむ、スマホ、は今日は朝の授業前に終わらせた、ならば、
「タコラトゥーンを所望する。EX台にのぼりたい。」
「よしきた。やるか。」
「うむ!」
「フルパーティーでやるか?」
うーむ、うむ。そうだな
「あの暇二人の母様達を呼ぼう。」
「暇二人なおっけい、どうせ無限格ゲーやってるから、リビングだな。」
「うむ、リビングだと思う。」
「てな訳だ、暇二人。」
「その括りにはいささか不満がある暇人一号よ。」
「そうだな暇人一号、俺も暇人二号として不満を上げるぞ。」
「満場一致暇人二人だ。」




