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俺が理不尽です  作者: セロリM
ダンジョン問題
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三ヶ月後


式理(しきり) 奈月(なつき)

『許嫁は、押し倒したい!!』にて初登場、白夜の許嫁で、嫁の一人。


式理(しきり) 飛由(ひゆう)

『連携と厳守』にて初登場、白夜の幼馴染みで嫁の一人。


式理(しきり) 創楽(そうら)

『隠密と総統』にて初登場、白夜の幼馴染みで嫁の一人。


式理(しきり) 受難(しゅなん)

『気道衆が頭とメイドさん』にて初登場、白夜の幼馴染みで嫁の一人、今は趣味と性癖を兼ねて、白夜専用のメイドをしている。


”腐れ縁の魔術使い”一体何処のラなんちゃらさん。


”鬼の始祖”はた迷惑の『破壊の理』


 



 結局、我達三人は、“こんな得体の知れない親でわるいけど、ね?”と片目を閉じお茶目に笑みを浮かべる盟友…否、父様の養子になった。


 あの我達の運命を強引に変えられた日から、三ヶ月が早くも立っていた。


 その間で、驚いた事をピックアップしていく。


 先ずは父様の、てか我達の母様の多さだ。


 ざっと10は越える、しかも全員世間と照らし合わせると何処かネジが全損している母様達ばかり。

 いや、構わないのだが、全員本気で愛してくれる人達ばかりではあるのだし。


 次に愛人の多さ、……いや。これは父様は凄く否定していたのだから、一応違うらしい、本人の弁論によれば“『イタしたら必ず婚約、結婚するので愛人はいないとですよッ!』”とのこと。

 いや、それでいいのか…? 父様


 最近、”腐れ縁の魔術使い”と”鬼の始祖”の猛攻を受け流しきれず、見事ゴールインしていた。

 父様……押しに弱すぎないか? と言いたいところだが、あれは周りの母様達が強すぎるな、本来なら止めに入ってくれるべき母様達が常にイケイケ状態だもんな。

 ……ドンマイだ父様。


 次に、父様の戸籍的な年齢について、……まさかの一つしか違わなかった…。

 あの大人な雰囲気、てか里の長の如くの成熟したような雰囲気で…? と驚いたが、あれは”戸籍的な年齢”の話らしい、本来の”特別な修行期間”とかを合わせてしまったら、とんでもない年齢になるんじゃないかな? と笑いながら言った父様の声に嘘はなかったから本当なんだろう。


 そんなこんなで、なかなか驚きの連続の毎日だが、我とサラ、キサラは皆楽しく過ごせている。


 サラは奈月母様の元で料理と、素質のある巫女の修行を積みながら、それ以外はゲーム、勉強、父様に甘え倒し、母様達にも甘え倒している。

 我達にも気軽に抱き付いてくれるようになったのは良い方向に向かってると思う。

 しかし、サラ、抱き付く時全力疾走からはヤメテクレ、父様や母様達は大丈夫だろうが、我はまだ少しキツイ、毎回”再生魔法”を掛けなきゃ受け止められない。


 キサラは前よりも笑みが増えた、それも自分が笑ってなければいけない。そんな笑みじゃない自然な笑みが、よかった。

 そんなキサラは武術にハマっている、ここには絶対強者が多いからな、あの”才能の権化とも言える”キサラが三ヶ月たった未だに子供扱いされている、そんなキサラをよく見てくれる母様は飛由母様だ、飛由母様は薙刀術から始まり他の武術を全て高水準で納めている、それと同時に最低限のマナーを適度に叩き込んでくれるのは飛由母様だけだ、創楽母様は”『そんなこと覚えなくとも生きていけるさ、キサラの実力ならね? それに僕達は死のうとしても死ねない化物の集まり、そんなこと後からでも身に付くさ。』”と放任ではないが、必要ないと考えるお人。

 受難母様は”『私が教えてもいいですが、厳しいですよ?』”と告げたことによりキサラは逃亡、他の母様達も皆そんな感じだが、

 飛由母様は苦笑いしながらも”『わたしもそんな得意、と言うほどではないのですけどね? 最低限のマナーなら教えますよ、友達作りや、相手を油断させるのに便利ですからね。』”と教えてくれる。

 そのスタンスがよかったのか、キサラも逃亡せず学んでいる。


 我はと言うと、魔法関連の母様全員に弟子入りしていた。


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