奉納。
鍛冶を初めて2時間、やはりこうして見ると【スキル】とゆうのは異常だな、と実感する。
本来鍛冶をするのにあたって、一つの器具を作るだけでも相当な時間を使う、しかし【鍛冶術】のスキルを使えば、一つ10分しか掛からない、もちろんそれは小さいもの、こだわらなければ、と言葉に付くが。
しかし、教えて説明を省き1時間半も経っていないけど、みんなもう一人で出来てるな、俺のすることと言えば、みんなが持ってくる器具の品質とかを見ることしかなくなってしまった。
うん? だがそれでいいのか、後々”魔法の武器”の製法も伝授するつもりだから、習得が早くても困らんな。
「お兄ちゃんみてー!」
「お、サラちゃんどしたよ? もう出来たのか?」
サラちゃん、私も鍛冶? やりたーい! と言い出して”鍛冶の才能No.1”のソーラちゃんの後に器具を作るとゆう廃スペックぶりを見せ付けたサラちゃん、今はソーラちゃんと競い合ってその腕を伸ばしている。
そんで、これで11本目だけど、うん。
「すごいな…、これはその年齢で、とかではなく、世界中の武器を見てきた俺から言う、かなりの業物だよ。」
「ほんと?」
「ああ、ほんとに。」
「えへへへへ?」
うん、可愛い。んと? ソーラちゃんもか? もう13本目になるぞ、早いなぁ、しかも12本分しっかり腕が伸びてる。
「 ………みて。」
「はいよ、」
剣身は、薄く青み掛かってる、これは”魔力の親和性が高いのか”素材は普通の鉄とかなんだがな、とゆうことは独自にその製法に行き着いた、ってことか、すげぇな、ようは自分で技術を生み出した。ってことだぞ。
科学を知らないでいきなり科学技術を一世紀進めるのと変わらんぞ。
うん、指を剣身に当て、ゆっくりなぞる、これは……斬れるな、いや斬れすぎる。
この剣一つで戦車を技量に関わらず斬れるぞ、……危険だな、危険。───だが、いい。
別にこの技量が危険でも俺はこの娘の可能性潰す気はないし、なんなら延ばしちゃう!
「むぅ……」
「………ふっ。」
「っ!!……サラもう一本作ってくる!!」
「あ、ありゃ? サラちゃんどうしたんだ。」
とゆうかどうした、ソーラちゃん珍しく分かりやすい表情してるぞ…? ドヤ顔だな?
あ、わかった、なるほど、ふむふむ。
名探偵シロヤさんには全てお見通しさ、ライバル関係、てことだな?
「迷探偵」
「イエス、しかしほんとの事を言ってはいけません妹よ。」
何故か同音でなじられた気がする……。
「ソーラちゃん、マジで凄いな、ここまでとは、もう次のステップに進むか?」
「…………まだ、」
おや、そうかい? まぁ基礎をみっちりやるのも大切だもんな、よし。
「わかった、じゃもうちょい後だな。」
「…………うん。」
そう頷き、ソーラちゃんは鍛冶に戻った、てかこの剣どうするの……? う、うーん飾っとくか。
後でどうするか聞こう。
この性能なら売りに出してもよし、見本とするもよし、自分で使うのもよしだからな。
しかし、この剣、綺麗な色合いだなぁ。
「盟友、出来た。」
「お、ミヨちゃん、どれどれ」
お、おぉ。見た目、ザ・魔王の剣、黒い柄に、左右にコウモリの羽、ってより悪魔の羽かな? 禍々しさがそっちを意識してそう、に赤黒い剣身、浮かぶ魔法紋様、…素の切れ味は普通もいいところだけど、魔法付与によって無理矢理、魔剣化してるな、魔力親和性も良く、属性変換率も高い。
うん、いいね! でもこれ完全に鍛冶じゃなくて、鍛冶1割:魔法9割だね…!?
ミヨちゃん、す、凄いドヤ顔、これにノーを出す選択肢は、俺には無い!
ミヨちゃんに親指を立てる。
「文句無し(?)の合格!」
「魔導に不可能はない。」
ですね!
サラちゃん、ミヨちゃん、二人はいるが次はキサラちゃんじゃないか?って? いやキサラちゃんは振る専門に移ったから、て、誰が帰るかァだよ!? ってツッコミと共に戻ってきて、やる作業が鍛冶(それなりに時間かかる+じっとしてなきゃいけない時間が多い)だと知ると、即座にボク試し斬り専門ね! とフェードアウトしていった。
こうして、一日目の鍛冶習得させよう作戦は大成功で終わった。
てか最終的にサラちゃんとソーラちゃんが競いまくって、剣先が地面に触れるだけで地面を割るとかゆう性能まで上りつめてった。
普通の鉄で。
先生は生徒が優秀で嬉しいです。




