表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺が理不尽です  作者: セロリM
ダンジョン問題

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

302/380

青空の下の食事

 


 じっくりことこと煮詰まれた龍の肉、それを引き立たせるようにブロッコリー、ニンジン、を主とした野菜達、それらに上から、とろ~りととろけたチーズをかける。



「完成です。」


「「「「おおー!!!」」」」


 実に食欲を引き立たせる色合い、さすが最近、料理にハマってる智核作品。


 もう見た目から旨そう!



「おいしそう!!」


「みれば分かる美味しさ。」


「おいしい!!」


「あぁ、めっちゃうまそうだ。」


「さすが我が姉上、何をやらせても一流だな。」


「ふふ。お食べ下さい」


 うん、貰おうか。



「ほら食べていいか迷ってないで、キサラちゃんを見習って食べな二人とも、旨いぞ~頂きます!! 」


 うひょーもう我慢ならん!! うまい!!



「う、うん! って、キサラねぇを見習って……?」


「うまい!!!」


「うおい!? コラ! この年長!! 礼儀もできんのか!!」


いふぁいっ(痛いっ)!? ふぁ(あっ)いふぁふぁまぁす(頂きまぁす)!!」


「遅いわ! ボケナス!!」


「ふっ、賑やかな事だ。」


「だなー、まぁ愉快な賑やかさだけどね。」


「イエス。」


 俺達の子供もこんな感じに元気に育てたいな。


 さて、サラちゃんもミヨちゃんも食べ始めたな。



「ほれ、隠れとらんで出てきなさいな。」


「ッ……!! 申し訳ない、隠れてた…訳で、いやすみません、逃げた手前出にくく。」


「ごめんなさい」「すいません……」


 そう言葉にしながら草場の裏から姿を現す狩りに一緒に来た青年達、てか逃げた……?



「…? あぁ! 気にするなって、あんなの相手じゃしゃーなしだって、ふふ、それに撤退前に皆は声をかけてくれたろ? だから気にするなって! それよりほら皆の分も妻が作ってくれてある、食べろ~旨いぞ。」


「イエス、量はいっぱいあったので。」


「で、ですが……」


「いいから、さすがにこの量を6人では食いきれん手伝え。」


 実のところペロリといけるが、さすがに横幅大テーブル並の大きさ、縦幅タンス以上の大きさの鍋だから、みんなは顔を合わせて迷っている、これが普通の大鍋なら断ってただろうが、だけど、そうさそれでいい、子供が遠慮なんかするもんじゃない。


 それに実際のところみんなに食べさせる為に作ったのに食べてくれないと困るからな。


 迷ってる間に智核と明華の3人で青年達の分もよそっとく。



「ほい。」


「で、ですが……」


「お食べ下さい。」


「う、うまそう……」「やべぇ、腹の虫が鳴り止まない…。」


 この狩の集団のリーダーぽい子に皿を差し出す、ふっふっふ。リーダーさえ堕としてしまえばあとは砂上の城だからな。



「うっ」


「ふっふっふー。」


「い、いただきます……」


「それでいい。」


 リーダーが受け取った事により、他のメンツも受け取り出す。


 中には弟、妹へと持っていこうと我慢しようとした子もいたが、全員の家族分もあると更に鍋を一つ増やしたらやっとの事食べ出した。


 うむ、みんな美味しい美味しいとポツリと一言呟きあとは無言でガツガツと食べてる、嫁さんの作ったものが喜ばれるとこちらまで嬉しくかんじるな。


 さて、食べたらもう少し狩をしていこうか。

















 みんなが食べ終わって、では狩の続きを、てところにおれが待ったをかける。



「よし、みんなここで一つ商売をしたい、商人だからな。」


「あ、そう言えば。そう……でした?ね……。」


 なんだ貴様このやろ~その疑問に満ちた顔はこのやろ~


 てか全員そんな表情してんな、まったく失礼な奴らだぜ。


 無視だ無視!


 取りあえず、えっと、そうこれこれ。



「じゃーん! 武器一式! みんなこれら買わんかー!? ダガーに弓! 槍や剣! なんなら魔法杖もあるぞ!」


 んて、どうした? そんな呆然とした顔をして?



「え、えっと商人様……もしかしてそれらを私達に売って下さる(・・・・・・)、ので…?」


「もちろん? 商人ですから?」


「か、家族を戦士として、引き渡す必要は…「まった。おーけー、すまんかった。」」


 ああ、忘れてた。ここの里と商売してた奴らはそうゆうクソみたいなレートでやってたんだったな。クソが。



「払う物の設定、ルールを先に決めよう。すまないな、遮ってしまって、だが。まず始めにおれは人を対価に商売はしない。」


 ここで全員がホッとした表情を見せる。その表情を見て薬の効果、”警戒阻害”がちゃんと消えて事を確認でき安心した。



「こちらが受け取る物は壊れた武器とかだ、今手持ちになくてもいい、ただその場合はあとで受け取りに行くため少し名前を書いて貰うけどな? それとどうしても欲しい物があれば、後に手に入れる素材、たとえばモンスターの牙や爪、鱗などを狩った後に貰うこと条件に、前渡しとして武器を渡そう、この場合も少し名前を書いてくれ。細やかな疑問は後々聞こう、いまはこれでいいか? 理解できない場合は商売中に話そう」


「「は、はい!!」」


「では商売をはじめよう。」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ