第3話:若手たちの初陣と、小さな足跡
第3話にお越しいただき、ありがとうございます!
自分で「やる」と決めた仕事は楽しいけれど、結果が出なかったときは人一倍落ち込んでしまうもの。
特に若いメンバーが初めての挑戦で壁にぶつかったとき、チームや先輩はどう声をかけるべきでしょうか?
今回は、失敗という名の「宝の山」から、次の一手に繋がる確実なヒント(小さな足跡)をすくい上げるゴジラ流ハックをお届けします。
仕事で落ち込んでいるそこのあなたへ。ぜひ、温かいコーヒーを片手に読んでみてください。
前回の会議と夜の反省会を経て、営業所の空気は確実に変わり始めていた。
何より変わったのは、私よりも下の若手メンバーたちだ。
「僕、この前の会議で言った通り、あの新規ターゲットの開拓、実践してきます!」
2〜3人の若手が、目を輝かせて先陣を切った。自分で発言したからには結果を出したい、という自発性のエンジンがかかったのだ。
しかし、ビジネスの世界は甘くない。
数日後、営業所に戻ってきた若手社員の顔は暗かった。
「だめだった……。結局、契約には結びつかなかったよ。やっぱり僕たちの言うことなんて、現場じゃ響かないのかな」
デスクに突っ伏す若手社員。営業所にどんよりとした「やっぱり無理か」という空気が戻りかける。
その瞬間、私の脳内でアイデアゴジラがピコンと咆哮をあげた。
(待てよ。本当に完全な失敗か?)
私は若手社員が持ってきた訪問記録のメモを借り受け、定例会議のホワイトボードにフローチャートを書き込んでまとめた。
「皆さん、これを見てください。確かにゴール(契約)には届きませんでした。でも、このクライアント、普段は私たちの会社のパンフレットすら受け取らない超頑固なところですよね? なのに、若手が持っていった今回の『現場流の提案』の、この部分の話題にだけは、30分間も食いついて質問してきたって書いてあります!」
会議室の空気がピクリと動いた。
「これって、失敗じゃありません。私たちの仮説が、一部分だけ確実に『核心を突いた』という証明です。次はこの話題にフォーカスして深掘りしていけばいいだけです!」
落ち込んでいた若手の顔に、パッと光が戻る。
失敗の痛みをみんなで共有し、「惜しい!次はここをハックしよう!」という空気へ変わった瞬間、私たちは失敗の恐怖を完全に克服していた。
【ビジネス・自己啓発解説パート】
今日のゴジラ・ハック:【「言葉の責任」がもたらす自己成長のブースター】
自発的な発言には、当然「言葉の責任」が伴います。人任せにできなくなるため、ある意味では「自分の仕事量が増える」というデメリットがあります。
しかし、人間は上から降ってきた「やらされる100の仕事」にはヘトヘトになりますが、自分で「やる」と決めた「プラスアルファの挑戦」には、信じられないほどのエネルギーを注げます。仕事量は増えたはずなのに目が輝いているのは、自己成長のスイッチが完全にONになったからです。
飼育員からの超重要アドバイス
若手が挑戦した時、マネジメントや周囲がやるべきことは「結果の○×」をつけることではありません。「どこに反応があったか」という部分的なヒットを全員で共有し、称賛することです。これが失敗の恐怖をなくし、組織の知見をアップデートします。
明日使えるアクションプラン
同僚や後輩が挑戦して失敗したときは、「ドンマイ」で終わらせず、「どこまで通用したか」のポジティブなファクトを探してあげましょう。「ここまでは通用してたじゃん!」というフィードバックが、明日の輝きを創り出します。
(第3話・完)
第3話をお読みいただき、本当にありがとうございました!
挑戦したプロセスを分解して「次に繋がるファクト」を見つける姿勢は、チームの士気を上げるだけでなく、自分自身のモチベーションを保つためにもすごく大切な技術です。
失敗を恐れず挑戦する若手たち、そしてそれを支える後白くん。
徐々に一丸となっていく営業所ですが、今度はさらに大きくて「お堅い」問題が降りかかってきます。
「このハックは勉強になった!」「若手くんたち、諦めないで!」と思ってくださった方は、ぜひ【ブックマーク登録】や【評価(★マーク)】で応援していただけると、脳内ゴジラが次の話を書き上げるための巨大な原動力になります!
次回、第4話「ルールの罠をハックせよ!三方よしの裏工作」でお会いしましょう。
明日もほどよく肩の力を抜いて、小さな足跡をたくさん残していきましょうね!




