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魂は流転する

 知的生命体――ヒトの脳は、宇宙で最も複雑な構造物であると言われている。


 その脳、あるいは脳を含む身体全体を媒質として宿る魂というエネルギー体は宇宙で最も複雑な情報であるといえる。


 このように複雑なエネルギー体を「肉体に宿らせる」以外の方法で精製に成功した文明は存在しない。このことから、魂は宇宙で最も貴重な情報であるというのが高度に発展した文明間で共通の認識である。


 また、宇宙に存在するすべての情報は保存され、失われることはないと量子論は語る。


 つまり、宇宙で最も貴重な魂というエネルギー体は決して失われることはない。

 これらはどの世界においても不変の法則であった。


 ゆえに、何者かが世界を創造するときもその法則に則らなければならない。創造神とて全知全能ではないのだ。


 貴重であるが失われることのない情報――これをそのまま放置しておく馬鹿者はいない。誰もが再利用を考える。


 仮に、世界を創造するキットがあったとしよう。


 そのキットにはヒトの魂を循環して再活用させる機能が必ず入っているはずだ。


 魂は再利用される。それは、別の世界からやってきてこの世界で命が失われた魂においても例外ではない。

 そこに創造主の意志は存在しない。システムとしてキットにあらかじめ含まれているからだ。


 そして今、命は失われ、その魂は自動的に再利用サイクルに乗せられた。

 魂は流転し、そして新しい肉体へ。新しい歴史へ。


 時は再び動き出す。


 第一部「勇者10歳」編 完

 第二部「魔王17歳」編(https://ncode.syosetu.com/n5707if/)に続く


これにて勇者イリスの冒険はひとまずお休みとなります。

しかし、これで終わりではありません。

新しく第二部「魔王17歳」がスタートしました。

「勇者10歳」では敢えて語らなかった世界の東半分、「帝国」の物語が始まります。

こちらも第一部同様、ご愛顧ください!



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― 新着の感想 ―
[一言] まさかこんな結末になるなんて思いませんでした。まさかの通り魔に殺されての終わり……。
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