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えー…はい。


今、私は思わぬ失態のせいで男の服(・・・)を着て魔法陣らしきものの上で瞑想しています。





……逃げてもいいですか?










事の発端は自分の過失です。

えぇ。凡ミスも凡ミス。

思っていた事をそのまま声に出すと言う凡ミスです。

いつの間にか召喚されていたため起きて何時たったかは正直覚えていませんがこの世界に来て2時間経っていないにも関わらず襲ってきた強い睡魔の事を考えると夜か夕方の学校が終わってからだと思います。

…この時この世界に来てから異様に疲れただけとゆう可能性は無しの方向でいきます。

と、考えるときっと私の体内時計は夜です。

良い子は寝る時間ですよ、きっと。


しかも瞑想させられているので周りは静かです。どれくらい、と聞かれますと少し動いただけで立つ衣擦れの音が部屋に居る全員に聞こえるレベル、と言えば想像がつきやすいですね。それくらいです。

しかも動いたらマントを着ている人達(10人くらいですかね?)が戦闘態勢を取るので動きたくても動けません


慣れない異世界に激しい人違い(美女からの熱烈な抱擁含む)の挙句、この瞑想と言う名の拷問…




これは寝ていいですよね?






かなり眠いです。


さっきから頭の中で考え事をしないと寝落ちするレベルで眠いです


しかもこの瞑想はなんだか甘い匂いがして余計に眠くなります。


この間にもコクリコクリと舟を漕ぐ

そのせいで先程からマント一同は凛に向かってそれぞれおのが武器を向けている。が、ドアに一番近い二人(・・)はただ静かにその様子を見ているようだ







いいですよね?







おやすみなさ、い………























リザイヤside


あの凛って子はかなり零に似ている。


どこが?と聴かれたら分かるわけないじゃない!と答えるくらい似ているのにどこかズレている。


…あーあぁ〜零が帰ってきてたら今頃私と結婚……


そこまで考えて浮かぶのは幸せそうに笑い合う自分と零の姿だ。

それも一瞬で消え去り虚しさが代わりに襲ってきた。


一度シュラには痛い目をみてもらうほうがいいわね


と不吉な事を考えていたせいか隣でマントを被っているシュラは悪寒を感じていた


と、あらいけない。


少し考え事をしすぎたみたいね…


少し反省しつつもまた深い思考に埋もれていった。それもその筈だ。凛がさっきまで居た部屋は零の部屋だ。そこには少し仕掛けがある。

まぁ、よく忍び込んでt…コホン、入っていた私にとっては只の玩具だけど…

その玩具の一つが扉にある。


この扉は術を掛けた本人が許した人、もしくは本人以外には開けられない仕組みになっている。


その為この5年間は清掃の度に呼ばれてはドアを開けていた。


だからあのおやz…コホン、キースがあの子に開けさせた時は驚いたわ


しかもあっさりと開けるんだもの

まるで何も無いかの様に

その時一緒にいたシュラが何か騒いでいたけどそんなの耳に入らなかった




だってその時確かに微弱だけど感じたの。








凛(あの子)の身体から零の魔力を…




自分の感覚を疑ったわよ、えぇ。

一瞬だったしただの気の所為かもと思ったわ



だけど一瞬、



本当に一瞬だけ瞳があの子の瞳が魔術を使っている時の零みたく金色に変わっていたから



もしかしたら、とは…思うわ



零のことなら分かると思っていたのにこんな賭け(・・・・・)をする事になるとはね…



どんな賭けかって?



凛の魔力を解放するのよ



これで分かるわ




気の所為か、そうじゃないかも、ね?




まぁ凛本人からしたら一瞬の魔力解放に零の部屋の魔力による意識操作…簡単に言うと嘘がつけなくなる事。これは全員だから私も告白ばっかりしたわね…それとキースの魔力にも当てられていたわね。その挙句術式の上で思想とは…

災難もいいところね

ちょっとは同情してあげなくもないわよ?



そこで初めて気づいた。

魔力の暴走に備えて連れてきていた魔術師達が臨戦態勢をとっている事と-


「…え、ちょっと?」


「……すぅ……すぅ……」


船を漕ぎつつすやすやと眠る凛の姿を


え…寝た?この状況で?


疲れているのは分かったけどまだ日の中よ?


…無理してたのかしら




まぁ、無理して倒れられても困るし…



〜っ…いいわ、今くらいやすみなさいよ





どうせ大変なのは明日からなんだから!








「おやすみ…凛《れい》」



いつか貴方の名前が家臣の前でも呼べるといいわね









その後…


「シュラ、貴方が運んでおきなさいよ」


「はぁ?「何か文句あるの?」(荒れてんなぁ〜)…分かった……」





ありがとうございました♪(´∇`)

因みにオチはありません!(;・∀・)

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