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リアルが忙しくて話が練れない…
見てる人が居ると信じて更新頑張ります…!
はーい皆さんこんにちはこんばんは〜
はたまたおはようございます、かな?
忘れている人が多いと思うけど魔王やってまーす(キラッ)え?なになに?初めて出てきてるだろ…て?もっちろん分かってるよー?
あ、ちょ、ごめんなさい謝るから石投げないでプラウザバックしないで去らないでー!!
…コホン、えー改めてこの世界の魔王として建国している者だ。
因みに男だぞ?誰だ出だしの口調が女っぽいって言った奴!
全く失礼だな!
…まぁ、こんな俺だが尊敬している人がいる。
その人は若きカリスマ。出来ない事など無いとまで言われた男。
だがそんな彼も5年も前から行方不明になっている。これは由々しき事態だ。
だがしかーしっ!!
とうとうその魔力を感じる事に成功したんだ!ふふふ…長かった、長かったがもう逃がしはしないぞ…!
挨拶がわりに変魔光でも送り付けとくか
これを送っておくと来るのが速いんだよなぁ〜怒ってだけど☆
楽しみだなぁ〜!!
などと思っていた時期が俺にもありました。
えーと、こっそり偵察に行かせていた部下によればセシュバルの殿下と共に居たのは零では無い可能性が高い…らしい。
そして今現在感じ取れる魔力の質だ。
零の魔力を例えるならば澄んだ水。
綺麗な川の湧き水の様に冷たくサラサラと美しく淀みがどこにもない。
それに比べてこの魔力は海の様だ。
荒々しさの中に全てを包み込むかのような強い力。優しさ。そんな物が感じられる。
と、まぁここまで言えば分かるかな?
俺が初めに変魔光を打ったのは人間違いの可能性が高いってこ・と!
うわ〜どーしよ
とりあえず謝りに行ったほうがいいかな?
いいんだろうなぁ〜…はぁ
ゆっくりと立ち上がりつつ身体を伸ばす。
ずっと書類とにらめっこしていたせいで体のあちこちの筋が張っているような気がする
小気味のいいパキパキッとした音を鳴らせつつ魔王と呼ばれたその人間は窓へと近づき一瞬で姿を消した。
まるで初めからその場には誰も居なかったかのように静寂がその場を支配していた。
********************
「ではキースさん。零さんについて知っていることを隠すことなく話すことを誓いますか?」
「…あぁ」
「ね、ねぇ、シュラ?一体これはなによ」
「いや、正直俺にもよく…」
「使えないわね〜この愚兄は」
「うぐ!」
「れ…凛、凛はもしかして」
「リズ、……そっち…危ない」
はい、どうも皆さんお久しぶりです。
え、そんなに久しぶりではない?それは良かったです。
と、それよりも今現在の状況を整理しましょうか。
私は零さんに化けたロウディオに連れられてセシュバルの城壁の外にある小さな湖に行きました。そこで忘夢石と言うものを破壊され、中に入っていた零さんの、兄さんの記憶と意志を引き継ぐ事になりました。
その時に思ったことはなにかおかしいでした。その違和感を突き止めることが出来たのは兄さんの記憶を整理できてからです。
なぜ言葉が通じるのか、なぜ怪しまれないのか、なぜ好意的に受け入れられているのか、
私がこの世界に来てとっていた行動はこの世界の人から見たらありえないことだらけでした。普通、そんな事が目の前で起こったら不審がったり怯えたりする筈です。
地球での事と換算するのならインフルエンザを1日で直し低酸素状態でフルマラソンを完走するようなものです。
超人がやっていたら凄いな〜で済むことも素人がやってのけたらもうその人は化け物の様に扱われるでしょう。
ですからここで先程キースさんに施した魔法が必要なんです。
先程使ったのは【心疑答】という人の深層心理に入り込み警戒心や思考能力を限界まで下げる事ができる魔法です。
主な使用理由は尋問です。
因みに先程からシュラさんがバカの様になっている理由は片足だけ術にハマってしまっているからですね。中途半端にかかってるせいでキースさんの様にはならないけれど思考能力と警戒心が下がっているんでしょうね
…そうでなければ私の他にも別の人が居る可能性に気づくはずなので。
「では、キースさん。貴方はシュラさんの用意した術式にどんな細工をしたんですか」
「…共通語理解の術式、認識阻害の術式を書き加えた」
「は!?」
「へぇ…あのキースがねぇ〜」
「恐らくその書き加えをした事で元の術式が崩れてその崩れた部分が奇跡的に他の術になって私が呼ばれたのでしょうね」
先程"失敗しなければいけなかった"と自分で言ったのに成功、または別の誰かが呼ばれることを想定していたんですね…
まぁ、そうでなければ国王代理など務まらないんでしょうけど
「では、キースさん。認識阻害と言いましたがそれは何についてですか」
もし、もしも私の予想が当たっていたのならばこの召喚は誰が来ても-例え国内の、黒髪でない人でも-零さんだと認識されていたはず
「…他人に零だと認められない限り零に見えるように……例え零でないと分かった後も黒髪黒目に見えるように色彩についての阻害だ」
やはりそうか、と思いながら次の疑問を聞こうとするが疑問を投げかけたのは全く別のところからだった。
そう…扉のすぐ近くでありキースさんの真後ろにいる人
「……なら、魔力の質が同じように感じることについては」
おっとぉー?
シュラさん?私のセリフ取らないで下さいよ
それよりもいつの間に術式から抜け出しているんですか?
投げかけたのは自分の両足てしっかりと立っているシュラさんだった
「魔力の主な感じ方については髪と目、性格によって異なると証明されていた。だから黒髪黒目に見えるようならば上辺だけでも零の魔力に近づける事ができた」
まぁ、片足分ですし1度何が起きているかを理解できれば抜け出すことも簡単にできるでしょうね…
べ、別に簡単に抜けられて悔しいとか思ってませんから。本当ですよ?
「…なんでこんな事をしたんだよ」
「シュラさん…?」
俯きながら拳を握りわなわなと震えている
それが怒りからくるのか悲しみからなのかは分からなかったがなにかを悔いていることは見て取れた。
そのくらい血気迫った物が姿にはあった
「…少しでも、悲しむものを減らしたかった」
ポツリと呟いたその言葉に嘘も誤魔化しもなかった。ただ、悲しみ、諦めが滲んでいた
「なんで関係ない奴を巻き込んでまでそんな事をしようとしたんだよ!こんなふうに零でもお前でもない奴から知らされるくらいなら初めから言ってもらう方がましだ!」
頭に血が登ってしまったのか術式の中にいるキースさんの胸ぐらを掴みあげてしまう
何気なく防御用の結界を張っているあたりは流石魔法騎士団団長といったところだろう
「…零の最期の言葉は"泣くな、笑え、大丈夫、ちょっと神を殴ってくる。それまで頼む"だ。俺だって零が消えたことなど認めたくはねぇさ。初めはただの悪い冗談にしか聞こえねぇしよ。お前達は零が居なくなって凹むし仕事は溜まるし貴族たちは問題をでかくしやがるし-」
「まて、後半が俺達に対する愚痴になってるぞ」
「ンなもん知るか俺は少しでも零が帰ってきたらマシになると思ってこっちに帰れるように術式を用意したらしたで食いかかってくる奴は出てくるわお前らは俺をストレスで殺したいのか」
キースさん、苦労人だったんですね…
いや、それで言うならうちの兄もかなりの苦労人な気がします…何気に異世界行ってから休暇無しですからオーバーワークですよ
訴えたら勝てますよ、多分
「あ、シリアスなところ悪いんですが兄は別に死んでませんよ?」
「は?」
「え?」
え?いや、あの…だって本人が言ってるじゃないですか
「あの…逆に聞きたいんですがあの人が、世界を越えても死ななかった人が大人しく死ぬ所を想像できますか?」
「………」
「ついでに言わせてもらいますが別に私は誰と結婚だろうが婚約だろうがする分には構いませんよ…構いませんが!自由に!束縛なく!のびのびと!暮らしたいんです」
この条件ですと厳しいですかね?
今だって兄さんがいなくなってまた(偽)零が現れてバタバタとしていますし
「凛さまーーー!?何言ってるんすか!?」
「そうですよ!何をサラッと言ってるのです!?」
「あ、ロウディオもアーフェルも出てきちゃダメですよ」
「ちょっと待ちなさいよ零は生きてるの?本当に?」
「おいリザイアそれ以上は危ないぞ!?」
「うるさいわね!愚兄は黙ってなさいよ!」
「零が…生きてる?」
「リズ…」
「あー…もぅ……百聞は一見にしかずです!兄さんを呼ぶので皆さん静かに陣から離れてください!シュラさんはついでにキースさんを連れ出して下さい」
実際この魔法陣は、術式には召喚術が入っています。但し、呼び出せるのは親族のみ。
その代わりに百パーセント呼び出せます。
たとえ何処に居ても存在していると誰かが認めていれば必ず呼び出せます。
この術は犯罪を犯した人を親族が告発する時によく使う物です。ですから誰も思いつかなかったんでしょうね
「【我は求む。優しく強い意思を持ち力溢れる魂をー」
同時に自分の指先を少し噛む
痛い
地味に痛い
これはお風呂入る時辛い奴です
…あれ?そういえば私、この世界に来てからお風呂入ってない!
道理でベタベタする訳ですね!?
…兄さん呼んだら絶対後処理押し付けてお風呂入りましょう。えぇ、それくらいは許されるはずですから
そっと目を閉じて詠唱の終わりを紡ぐ。
「―我と共に生きた尊き兄よ。今ここに参らん】」
寧ろこれで来なければ私が神様とやらを殴りに行きましょう。
思い切り右ストレートを入れるつもりです
どこにか?それは……秘密ですよ
魔法陣が発動する時は基本、強い光を放ちます。その使った魔法が難しいほど強い光を放つようです。
お陰様で目を閉じていたにも関わらず目がチカチカします。
「あーあー…大丈夫そうだな、うん。偶には神もまともに働くのな」
「……兄さん?」
そ〜っと目を開けたらまだ黒いモヤのようなものがかかっていますが陣の中に人影が増えていました。
…無事、成功でいいんでしょうか?
「あ、あー?凛、か?大きくなったなぁ」
「兄さんも、変わった?」
「そこは昔みたいにお兄ちゃんって呼んで欲しいんだけどなぁ」
誰が呼ぶもんですか!!!
「まぁ、成功ならいいです、別に」
「ん?いや、良くないだろ」
何が良くないんですか
別にいいじゃないですか
何だか疲れたんです
休みたいんです
それよりもお風呂に入りたい
ベッドで寝たい
美味しいご飯食べたい
「ちょっと診せろ…あー魔力酔に魔力枯渇か……寝るか?」
「………ん」
もう返事するのも面倒だ
一歩も動きたくない
立っていたくもない
目を開けるのも億劫だ
「シュラー、キース〜?もう目は大丈夫何だろ?凛の部屋何処だ?」
「いやいやおかしいだろ?!お前にはじっっくりしっっかり話してもらわないといけねーからな!?嬢ちゃんはシュラに任せてお前は執務室だ!」
「また俺か!?」
「まーシュラならいいが…ん?なんだこれ認識阻害と共通語理解か?ふーん…」
「おい今サラッと術式変えただろ?何にした何をしたいや今まで何をしていた!?」
「怒ると禿げるぞ、キース」
「特に変わった様子はないが…て!あっぶないな!?」
もう何でもいいよ
術式?知らん
私は寝たい
まともな睡眠を取らせて
朝から襲撃しないで
ゆっくり自由に過ごさせて
別に体の力を抜いたっていいじゃないか
私の自由だし
「はぁ…とりあえず運んでくる……零、逃げるなよ」
「逃がすわけねぇだろ?」
「らしいからな、凛の事もあるし逃げないさ」
「零………本当に本物?」
「あぁ、ー--ー……」
ね
むい
********************
零side
光が収まり目を開けたら真っ白な空間に神様が一人。
「おいてめぇ良くも俺の仲間を泣かせやがったな」
「ちょっと待つんじゃ別にワシは何もしとらんじゃろ!?言いがかりじゃ!!」
「ほぅ、あんなペナルティー付けといてよく言うよな?とりあえず歯ぁ食いしばれ?」
「待て!?そうでもせんと主はここにはこなんだじゃろ!?」
「当たり前だろ?誰が好き好んでこんな所に来るんだ?」
何を言ってるんだこいつは
「じゃから主に選択肢を与えるために呼んでやったんじゃ!」
「……で?」
何胸はって偉そうにしてんだ?このジジイは
長くて白いその立派(笑)な髭を引っ張ってやろうか?
「べ、別に要らないんならいいんじゃぞ?但しその場合は主の妹は死んでしまうがの」
「それを早く言え!!!」
凛
元の世界に残してきた大切な妹
唯一の肉親、家族
俺がトリップを受け入れたのも凛を生かす為だった。
その大切な妹が死ぬ?
巫山戯るなよ
「そう殺気を飛ばすんでない!時は止めてある、慌てんでよい」
「うるさい早く説明しろ」
「ほんに主はワシを敬う気持ちを持っておらんな…まぁ良い。主の妹の凛はの、今その存在が消えかかっておる。それを助けるためには家族であり血を分けた兄弟である主の協力が必要じゃった。じゃがあちらから救ってやっても主がこっちを救えんだらどちらにせよ死ぬことになる。じゃから主に期限を設けたんじゃ。世界を救ったらここに来るようにの」
へぇ、老人でも使う頭は残っていたか
まぁそんなことはどうでもいい。
凛がどうして死ぬ
どうしたら救える
「実はの、凛は、主の妹はあちらの神に好かれておるようでの、その魂を取られかけておる。そのせいで既に記憶も曖昧になってしもうとるが…なんとかこちらに引っ張ることは成功したんじゃ」
…巫山戯るな
「そなたの妹の命を救う方法は1つ。ワシの世界の住人としてこちらの世界に招き欠けた分の記憶を主の記憶で補う事じゃ」
「俺の記憶?いや、それよりも何故凛が神何ぞに気に入られてるんだ」
「それは知らん」
知らん訳無いだろうが
「それでどうするんじゃ?このままあっちに返して死なせるか?それとも」
「死なせるわけないだろ…ただ、こっちの世界は危険すぎる……」
どこか、別の世界に……
そう喉から出かかった言葉は飲み込む
どこか別の世界に、なんてそれこそ危険だ
それならばまだこっちの世界で、俺の手の届く範囲にいてもらう方がずっと安全だ。
「……いや、何でもない。妹を救うにはどうすればいい」
「準備として短くて1日、対価として主と凛の5年を貰えればあの若造を止めて安全にワシの世界に招くことができる」
「5年!?」
「あぁ、凛の方は今は時を止めておるからの、過ぎるわけではないぞぃ」
「そうか…ならいい」
5年…も
いや、
5年で凛を救えるのなら、
俺はそれで構わない。
そして俺とジジイ(神)の計画は動き出した
ありがとうございました(´∇`)




