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魔法を願った少年  作者: 彩音りあ
プロローグ
1/13

前世

昔作った作品をふとどうしても完成させたくなったので個人的メモで載せます。

作ってあるところまでは一気に投稿して、続きはゆっくり投稿します。

執筆は初めてなので内容や表現が拙いかと思いますがご了承下さい。

「もし生まれ変わるなら――今度こそ、魔法を使える人間に……」


思えば、救いのない人生だった。


魔法至上主義の世界で、まともに魔法を使えない人間として生まれた。

その時点で、俺の人生は決まっていたのかもしれない。


親から愛されることはなく、学校へ通うことも許されなかった。

家を追い出された後も、行く先々で差別され、最低限の魔法すら使えない俺に働き口はない。


まともな食事にもありつけず、飢えを耐える日々。


そんなある日、俺たちのような浮浪者はまとめて徴集された。

戦争のために。


もちろん兵士としてではない。

魔法兵の盾――ただの“肉壁”としてだ。


仲間たちは次々と死んでいった。

弔われることもなく、朽ちるか、獣の餌になるだけ。


そして俺もまた、魔法の矢に胸を貫かれた。


急所は外れていた。

だからこそ、すぐに死ねなかった。


冷えていく身体。

流れ続ける血。

長い苦しみの末、薄れていく意識の中で、俺は願った。


――来世では、魔法を。

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