12-1 “強い”とは?①
【12話/B面】Aパート
放課後を告げるビートルズの『イエスタデイ』が校内に流れ出す頃、校舎西側2階の突き当たりにあるその部屋は、静かに目を覚ます。
使い古された大きな机が置かれただけの簡素な部室だが、窓を開ければ柔らかな風が入り込み、午後の光を揺らす。
やがてこの教室で元気な挨拶が重なり、面々が揃う。 机を囲む輪が完成した時、今日という日の『日本文化交流研究部』の時間が動き出す。
部室の扉がガラリと開き、この部活の看板娘である静那が、元気よく入室してきた。
「こんにちは!」
ただ、いつも一番乗りではない。
だいたい先に来ている生一が隅っこの方でマンガを読んでいるのが日常風景だ。
静那は漫画を読んでいる生一の元へ行く。
まずは一声挨拶。
「ボス、もういてはる?」
生一は漫画から目を離すことなく、静かに答えた。
「おう、漫画の邪魔や」
「では換気をさせていただきます」
かみ合ってなさそうでかみ合っている会話を終えてから窓を開け、入り口へと風を通す。
重いアルミサッシをガラガラと開け放つと、澱んでいた空気が一気に外へと吸い出されていく。
窓を開けきったその時、廊下からドカドカと厚かましい足音が近づいてきた。
「静那ちゃん! 酷いよ。俺たち、教室に迎えに行ったのに」
「もう部室に行ってるって聞かされて……」
入ってきたのは、ザ・変態を地で行く小谷野と兼元だ。
「あ……ごめん。そうだった」
静那は申し訳なさそうに眉を下げ、二人に詰め寄る。
客観的に見ても約束もしてないし、別に謝ることでも何でもないのだが。
「その、学校終わって…すぐ本を返しに行かないとって思ってて。
それでそのまま部室に行ってしまって……本当にごめんなさいっ!」
紳士的に頭を下げて謝る静那に対し、しっかりとそれにつけ込もうとする二人。
「じゃあお詫びとして今日は一緒に帰ろう」
「いいですよ。でも確か方角が逆じゃ……」
静那が首を傾げると、兼元がすかさず詰め寄った。
「そこは気にしなくてもいいさ。僕が家までエスコートするから」
「オイコラ! 家まで送るのは俺だっつうの!」
「あんコラ!」
「何がコラじゃコラ!」
二人の間で不毛な言い争いが勃発しようとしたその時、部長の勇一が部室に現れた。
勇一は部室前の廊下で立ち止まり、このバカなやり取りを眺めていた。
静那は喧嘩が激化するのを防ごうと、慌てて両手を広げて提案する。
「じゃあ三人で帰りましょう。三人で仲良く帰りたいな」
「さすが嫁。心が広い」と二人が声を揃えた。
二人の怒気は一瞬で消え去り、恵比寿様のようなだらしない笑顔に変わった。
勇一は、後輩にここまで気を遣わせる先輩の姿に、情けなさを禁じ得なかった。
「(……こいつら、しれっと静那の自宅を突き止めようとしてるよな)」
生一は『ブレてない』って一目置いていた勇一だったが、改めてこの二人ヤバくないか……と危機感を抱いた。
改めて危機感を抱いた。
* * * * *
続いて部室に到着した椎原さんと仁科さん。
いきなり部活ルールに待ったがかかる。
「あのさ、この前の自己紹介を聞いててあんたらは危なっかしいって感じた」
仁科さんは腰に手を当て、小谷野と兼元を射抜くような目で見据えた。
「だから静ちゃんと話すなら、一応私たちも話の輪に加わることにする。変な情報吹き込むのは止めてほしいから」
「なんで俺らが変な情報吹き込む前提なんだよ。吹き込むなら愛だよ愛!」
「なんで俺も含まれてんだよ」
生一が不満そうな顔をする。
「あんただってトンデモ教材作ったり、危ない話どさくさにねじこんだりして油断も隙もないのよ!静ちゃんに変な事教えないでよね!」
そっぽを向く生一。
「けっ、まったく俺らを害虫みたいに言いやがって。……フン! 良いもんね。俺はもっと凄いお楽しみがあるから」
勇一が不思議そうに生一を見た。
「おい、なんだよ生一、何をお楽しみにしてるって?」
「何って……来月高速バス使って見に行くねん! 東京! 日本武道館!
6月9日。全日のチケット取ったもんね」
「全日? ……プロレスか?」
「せやで。メインのカードがまぁ~ええねん。
三沢光晴&小橋健太VS田上明&川田利明。どうよ!」
「おお……高知から見に行くだけの価値はあるな~」
女性陣には何のことかさっぱり分からないが、小谷野と兼元は分かるようだ。
「それってすごいの?」
静那が純粋な好奇心から質問した。
「まぁ全日本プロレスを知らんなら無理も無いな。日本武道館満員になるでコレ」
「前言ってた三沢選手ってのが生一のお気に入りか」
「まぁな。もう三沢さんより強い人間なんてこの世におらへんで」
生一が断言したその瞬間、兼元が鼻で笑った。
「それはどうかな」
「何ィ!」
「お前は本当に『強い』ってことの何たるかを分かってないな」
「なんで変態共にそんなん言われなあかんのよ」
「うるせえよ。俺だって強いヤツってのには興味あんだよ。まだ話してなかったけど俺も格闘技やプロレスはよう見てたし」
「おまえ、だったらあのマニアックな趣味を話す時にそれちゃんと言えよ。下着マニアとか馬鹿な事言ってないで」
「それは兼元の方や! 俺は違う」
小谷野が否定すると、兼元が不敵な笑みを浮かべた。
「い~や違わんね。おい仁科!」
仁科さんは、椎原さんと静那とで別の話を始めようとしていたが、不審そうに振り返った。
「何よ。なんか話あるの?」
「お前のスリーサイズって今、89・58・83よな?」
「なッ! 何で知ってんのよ」
仁科さんは顔を真っ赤にして、咄嗟に自分の胸を隠すように腕を組んだ。
「コイツからの情報。俺マジで知らんかったんやで」
「この変態! 信じらんない!」
「お前の目はどうなってんだよ。スカウターみたいにスリーサイズの数値見事に当てやがって」
「そりゃあ……プロだから」
「……なんのプロだよ」
「やっぱり変態やんか!」
ここで仁科さん……あまりに低能な話に我慢できず、ついに突っ込んできた。
「っていうかさっきからくだらない話してんじゃないわよ!
そんなスリーサイズとかの話するんだったらどこか外でやってよ! もう! マジ変態」
「まぁまぁ、俺ら『強い』っていうのがどういう事かって話しようとしてたんだよ。ちょっと脱線しかけただけで」
勇一が宥めるように割って入った。
「フン、バカバカしい! 格闘技とかで誰が最強だとか強いかの話してるんでしょ。 そういうの私分かんないから!」
「え? 私興味ありますよ。話したい!」
ここでなぜか静那が食いついた。
「ちょっと静ちゃん本気? 格闘技とか見た経験はある? それともやった事とか……」
「いえ……無いですけど、単純に『強い』ってどういうことなんだろうっていうのは気になりましたんで」
「“強い”ねぇ……」
「ホラそない言うてるやん。試しに話してみようぜ」
「でも私……そのプロレスの格闘技やってる人の名前とか知らないから。 ジャッキー・チェンさんくらいしか」
「あんな! ジャッキーさんは香港の俳優や。あと、格闘技とプロレスは別モノやからな! 一緒くたにすな。『プロレスの格闘技』っていう言い方がそもそもおかしいねんぞ」
生一の容赦ない突っ込みに、静那は少し困ったように頬を掻いた。
「だからそんな知識無いんだってば。静ちゃん本当に話に参加してみる。できそう?」
「うん。分からない場合は、分からないって正直に言えば大丈夫だよ」
勇一が司会の席に着き、一同を見渡した。
「じゃあ……『強い』っていうのはどういうイメージか、みんなですり合わせしてみよう」
「おお、ええやん」
「でも生一さ。さっきの三沢さんの話とか、女性陣は多分分からないと思うから個別の人の名前を出すのは禁止な。 あくまで『強い』って事に対する皆の主観を聞きたいだけだから」
「おう。了解。それで異議ないで」
「小谷野と兼元もそれでいいな?」
「まぁええで」
「そんな釘を刺すような言い方せんでもちゃんと話せるし」
椎原さんも無言で頷き、議論の開始を待った。
勇一は、(小谷野と兼元の存在が濃すぎて椎原さんの影が薄くなっていないか……皆にバランスよく話してもらわないと)と内心で危惧しながらも、口を開いた。
「じゃあ……まずは、ええと……」
「じゃ、提案した私から言うね」
静那が真っ先に手を挙げた。
「私の昔の友達の話なんだけど……」
「ちょっと待ったァ!」
勢いよく小谷野が手を挙げて遮った。
「静那ちゃんっ! その友達っていうのは、ま…すぅわ…か…彼氏だった人とか?
今もお付き合いとか…まさか……」
「いいえ、違いますっ」
静那は泣きそうな小谷野に対して即座に否定した。
静那は少し声のトーンを落とし、二人を宥めるように視線を向けた。
「彼氏じゃないですから……話、進めていいかな? 旦那様」
「旦那様」という言葉で大人しくなった小谷野と兼元を見て、勇一は「もう扱いを心得ているのか」とその適応力に驚いた。
まぁ、このテーマでとにかく話をしたかったのだろう。
「その……友達がですね。よく『弱い自分が嫌だ』って自分を責めてたんです」
少し沈みがちなトーンで静那は前振りをする。
「弱い自分がどうしても許せないみたいで……
でも私は弱いのがそんなにダメな事なのかなってずっと思ってて…… どうしても強くならないと……強くなきゃいけないのかなって思ってた。
だから他の人は強いってことに関してどう感じてるのかなって……気になってたんです」
部室に、静かな沈黙が流れた。
「そうだったんだ……静ちゃんはそんな友達に何て言ってあげたの?」
椎原さんが、包み込むような優しい声で問いかけた。
「うん……何も言えなかったな。
弱い自分が嫌いで嫌いでたまらなかったみたいだから、きっと何を言っても言葉が届かなかったんだと思う」
静那は自分の胸元をぎゅっと握りしめた。
「これから先、弱い自分が嫌で苦しんでいる人がいたら、私……どんな言葉をかけてあげたらいいんだろうかな……って考えてた。 だから逆に強いっていうのはどういう事なんだろうって」
「なるほどな……弱いのがダメだって思うなら、逆に強いって……強さってどういう事なのか知りたいって事か」
勇一が納得したように頷いた。
「強いいう意味って意外とざっくりしてるよな……深く考えた事無かったなぁ」
椎原さんが静かに口を開いた。
「私は……参考になるかどうか分からないけど……」
「いいですよ。さお先輩、何でも」
「あの…… どんなに力が強くても人間歳を取ればいずれは力は衰えてくる。だから強さを誇示できるのって、20代から30代くらいまでじゃないかなって思うんだ」
「うん……」
「どんなに強い人でもピークはあるでしょう。なのに強くなろうとするのは私はあまり理解できないな……
もちろん女性だからっていう視点もあるよ。
それでも男の人は強さを誇示したいのかな……」
椎原さんは少し首を傾げた。
「あと……政治家さんはいくつになってもやたらと権力を誇示して強がってるよね。
あれも一つの強さの誇示、証明なのかな。
おじいさんになっていずれは死んでしまうのにね」
「まぁ権力的な強さは分からないけどさ、『強い』って言うのは手っ取り早くて分かりやすい力の示し方だよな」
小谷野が、真面目な顔で議論に参加した。
「日本じゃ今やってるのか分からんけどアームレスリングの大会……アメリカじゃ有名なんやろ。 老若男女、誰が見ても分かりやすい優劣を示せるんだから」
兼元が続く。
「大昔は強さが権力の象徴だった時代が続いたみたいじゃんか。
その時代が何千年も続いたんだから俺らもそのDNAがどこかに染みついてるんじゃねえのか? だから理屈抜きにして『強さが正義』みたいな刷り込みは生まれた時から備わってると思う」
「DNAって……」
「実際にさ、格闘技やプロレスなんかは人気だし、漫画だって少年誌はバトルモノが多いだろ。 そのうえでちゃんと人気になってる。
女子でも知ってるだろ。大人気の漫画『ドラゴンボール』
あれもやっぱバトルモノなんだよな。
次から次へと強い敵が出てきて、それを倒すみたいな構図。
スポーツも根っこの部分はそういうとこあると思うんだよな」
「(あの変態、まともな事を言うな……ちゃんと喋れんじゃん。元は頭良いんだっけ)」
二人の意見からそう感じた仁科さん。
「でもあれは漫画とかで、そういう闘いのジャンルが人気出るように会社やメディアが誘導してるだけじゃないの?」
仁科さんの問いに、兼元は即座に首を振った。
「いいや。その後、どの漫画雑誌も競うようにバトルモノ出してる。
気合だとか剣だとか銃だとか妖気だとか趣向を色々変えて……だからまだ10代の俺らでも人間の本質はやっぱ戦う事なんじゃないかって感じたりする。
感じさせられている部分……もあるけど、本能で感じてると認めてしまう部分もある。
バトル漫画は実際興奮するし。それに勝つためには手段を選ばねえやつっているじゃん。
あれって勝ちたいからだろ。
自分の方が強いって証明したいからだろ?
『勝ったやつが強い』みたいな?」
「確かにスポーツの世界でもお金や権力にモノを言わせてる事例は知ってるから何となく感じるよ」
勇一が言葉を添えると、静那が不安げに呟いた。
「負けた人間は悔しいよね。力が無かった、弱かったからって思うだろうし、強いモノにはかなわないって思い知らされたら自分がみじめになるだろうし」
「本当に惨めになるのかな……」
椎原さんの呟きに、勇一が聞き返した。
「何でそう思う?」
「だっていずれは人は衰えるってさっき話してたから……衰えてしまったらどうしても勝てなくなるよね」
「だから肉体的な力以外の強さ……権力とかを代用として求めるんじゃないかな。
何にしても人は死ぬまで強さを誇示し続けたいのかも」
椎原さんの分析に、勇一は「歳とってからも尚強さを誇示したいって……今の自分じゃ理由がよく分からないな……」と首を捻った。
「私は女性の視点から見て、あの考え方がなんだか回りまわって戦争や紛争をひき起こしてるんじゃないかって思うよ。
人間の感情とかDNAに備わったものだとか結論付ければ楽だけど、それだけじゃ納得いかないよね」
仁科さんの意見に、皆がそれぞれの思いを巡らせた。
何か正解が出たわけではないのだが静那が話し出した。
「私は……弱くてもいいと思う……
負けてもお互い真剣だったら…… でもそれじゃ駄目なんだっていう意見もある。
結果が全てだっていう世界があるんだよね。
プロの選手とか……お金を儲けていく為なら」
「そうね……勝負事に名声やお金が絡むとね……生活と直結するわけだし」
勇一は一度、話を整理することにした。
「ちょっと待って。皆の意見は一通り分かったけど、こんがらがってる部分もあるんだ。
『強い』ってのが力的なものか権力的なもので、また見え方や考え方も違うしさ。
一度強いっていうのがどんな人物像なのか書き出してみない?」
「だったらまずは」
黒板に書きだしたのは静那だ。
彼女は『上には上がいる』『右に出る者はいない』と大きく書いた。
「上に書いたのは日本のことわざだそうで、その下の言葉は中国の故事成語だそうです。
強いって意味をあらわす言葉なんだけど……」
「なるほど……じゃあ」
生一がなぜか世界史の教科書を広げ、世界地図のページを見せた。
「地図上で言うと、上には上っていうことだから、ズバリ北! 強い人物は北に居る!」
「北?」
「それで『右に出るものはいない』やんな。じゃあ……」
生一は地図の右上、グリーンランドあたりを指さした。
「強い人物はおそらくこの辺に居るんじゃね?」
「そんなトンデモ理論で納得するかよ!てかここ氷の島、北極地帯だぞ!」
勇一が突っ込むと、生一は不敵に笑った。
「でもよ……そんな溶けた北極の中に……恐竜がいたら……」
「玉乗り……仕込みたいね♪」
「コラコラ!(やっぱり話が逸れてしまったか……)」
* * * * *
「ボス、一旦話をニュートラルコーナーに戻しましょうか」
静那が苦笑交じりに言うと、椎原さんも頷いた。
「白都君。一度話戻そう。
白都君の言う通り、『強さ』っていってもかなり抽象的で難しいと思うんだ。
今皆に一通り意見を聞いてみたけど、みんな考え方はもちろん見てる方向も違ってた。
これを一まとめにするのはすぐには厳しいよ」
「でも静那に何か掴んでほしいから、もっと深堀り出来たらしたいかなって……」
静那は穏やかに微笑んだ。
「あ、勇一。その……もとはと言えば私が言い出したことだから気を使わなくてもいいよ。
それに私も急に話を振った上に、確かにテーマがざっくりしてたと思う。
今振り返って気づいたんだけどね。
私……答えっていうか、こういう考え方をすればいいっていうのを求めてたんじゃないよ。
ただ、みんなはどう感じてるのかなって思ったから聞いてみたかった」
「静ちゃん」
「多分さっきのボスの世界地図の話は、ちょっとテーマが壮大過ぎて分からなくなったから出た話だと思ってる。だから、また機会があればこのテーマに関して話ができればいいな。
もちろん結論を出すことありきじゃなくて、その時に感じた事を共有出来たらいいかなって」
静那の言葉に、部室の空気がふわりと軽くなった。
「静那……」
「静ちゃん……」
「嫁……」とハモる二人。
「だからまた話しよう。ボスも今まさに強い旬の人とかを具体的に出して話す方が分かりやすいよね。 『全日』だったっけ」
「お、そこしっかり聞いとったな。誉めてつかわす」
生一が満足げに頷くと、椎原さんも同意した。
「まぁ抽象的なことよりも具体化したものの方が話はしやすいよね。
静ちゃん、またこのテーマで感じた事があったら話しよう」
「はい!さお先輩、ありがとうございます」
「静ちゃん本当にこんな感じの終わり方で良かったの?」
仁科さんが心配そうに尋ねた。
「うん、私も引き続き考えてみる。『強い』ってこと。
弱いって辛そうにしている人に、どう声をかければよかったのか……」
「弱さ・強さか…… さすがにその本質をとらえるのは難しいかもな……
でもその本質が分かって世界中で共有できれば、意外と世の中はシンプルにうまく行くんじゃないのかな……なんて」
勇一と静那は、それぞれの胸に去来する思いを噛み締めていた。
『B面』では、主人公達が立ち上げた部活「日本文化交流研究部」の様子を描いています。
各話完結型ですので、お気軽にお楽しみください。
尚、本編のストーリーとB面の話数は所々リンクしています。こちらを読んでから本編を読み進めていくとより楽しめます。
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